ミスチルと浜田省吾の違い(≠優劣)

初めて浜田省吾のコンサートに行ったりして感じたことをざっと書いてます。ミスチルと浜田省吾のファンなので比較する対象がそこになりますが、優劣とかではなくあくまで「違い」についてです。

浜田省吾を形容する際に「社会派」って言葉が使われてるのを目にして、庶民的って意味ではミスチルと同じなのかなって思ってたら、歌詞などの雰囲気が結構中身違ってました。

浜田省吾って、広島出身で大学から上京してし成功した、いわゆる成り上がりの雑草魂みたいな感じがある(≒長渕剛・矢沢永吉)。
また彼は時代もあるかもやけど学生時代から学生運動とか社会運動にかなり関心持ってたらしい。

だから歌詞も結構当時の社会・日本を皮肉ったりするものもあるのでしょう。

浜田省吾『詩人の鐘』(https://www.uta-net.com/song/11684/)
浜田省吾『詩人の鐘』(https://www.uta-net.com/song/11684/)
浜田省吾『J Boy』(https://www.uta-net.com/song/2385/)



それに対してミスチルからは、東京生まれ東京育ちの都会人・品の良さみたいなものを感じる気ががします。社会についても「彩り」とか、批判というよりはそこで一つの歯車となる人を応援するし、何気ない日常での幸せな瞬間を見つけて行こうみたいな感じなのかなあって。

どっちも庶民派なんやろうけど内容は結構違って面白かったです。

また、浜田省吾はステージに立つとゆるがぬハマショー像をいくつになっても演じてる気がしました。
僕が行ったライブのセトリは23〜33歳の時に書いた曲だけで構成してましたし、それを70過ぎてもかつての変わらぬパワフルなパフォーマンスと共に披露していました。
50代が中心の観客も曲が始まると青春に戻っているようでした。
コールが「省吾〜‼︎」だったのもその例です。
別に曲の持つ良さは永遠なのかもしれないし、ライブにきてた20代のファンとかは昔の曲を好きになって来たのでしょう。そのぶん後でいうミスチルと違って長年追う熱心な固定ファンが増えやすいのもあるのかもしれません。

曲の話なんだけど、ミスチルはその時代や桜井さんの変化にあわせて曲を作ってると感じます。最近のアルバムとかも特にそうです。だからコンスタントに新曲は出続けるし、観客もそれに合わせて新たな年齢層がどんどん追加されていく。しかしその分曲調は変わっていくのでしょう。
ちなみにコールは「桜井さん」です。

かといってもミスチルの桜井さんは浜田省吾さんにかなり影響を受けているので共通点はあると思います。それは大衆の心を掴むってことなのかもしれませんね、、、


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