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7月

日傘をささずに陽の下にいれば、皮膚が炎症を起こすほどの強い紫外線が降り注いだ。
こんなにも強い日差しと高温の中で植物は生きている。


すぅーっと伸び、私の目が届かないてっぺんで花弁をべろんと垂らす、高嶺の花、カンナ。


名を知ってからは、その名を覚えるため、目にする度に心の中で叫んだ、デュランタ!


ヤノネボンテンカ
花の中心部をみつめると驚くような造形がある、花弁の裏がこんなふうになっていたのを初めて知った。


ゼラニウム
花が開いたあとの平坦な姿よりも、ひとつひとつの花の花柄や萼がみえるこの姿の方が形態的に美しく奥行きがあって好きだ。


今月最も目を惹きつけられたのは、沢山のトマトが枝に連続して実り、枝の根元の実から順に薄緑から赤へ熟れていき、トマトたちが自然のグラデーションとなっている姿だ。
スーパーに陳列されたトマトには連続性がない。
たくさんの美しいトマトたちを見たが、写真はほとんど撮れなかった、もっと美しいトマトの連続性があるので自分の目で見てほしい。


掲載者 山本

葉光が、樹木、植物をつぶさにみつめる者達の、それぞれの独特な視点を表現する場、新たな魅力を知る場となるよう、ここに自分の視点を載せたい方を求む。
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