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<超>野球のルール(応用編)<分かりやすく>

 今回は、予告していたとおり野球のルール(基本編)に続き、野球のルール(応用編)を書いていこう。確か、前回は点数の入れ方と流れまで書いたはずだから、そこの続きから書いていこう。

応用

道具

 では、まず道具を一つづつ説明していこう。
バット
 バットはボールを打つ用具で、木製のものや金属製のものなどがある。高校野球などでは耐久性や使いやすさから金属バットを用いることが多いが、社会人・プロ野球では木製バットが基本的に使われる。形の規定としては最も太い部分の直径を6.6cm以下、長さを106.7cm以下にすることと定められているが、細かな形や重さ、重心の位置などは様々で、選手が愛用している形のバットは、それぞれの選手名がついたモデルとして販売されている。

上から高機能複合バット、金属バット、木製バットボール

ボール
 野球で使うボールには硬式球、軟式球、準硬式球の三種類がある。一般的に野球で用いられるものは硬式球であり、コルクやゴムなどの芯に糸を巻きつけ、牛皮で覆うことで作られている。ボールにはなんと、108個もの縫い目がある。材質によって飛びやすいものや飛びにくいボールがあり、ホームランの出やすさや点数の入り方などに大きくかかわってくる。

グローブ(グラブ)、ミット
 
グローブ、ミットは、ボールを捕球するために使用する皮製の用具で、利き手の逆の手にはめて使用する。守るポジションごとに作りが多少異なっており、各ポジション特有の工夫が施されている。また、大きさや色について規定があり、例えば、高校野球ではプロ野球でみられるカラーグラブは禁止されている。

バッティンググローブ
 
バッティンググローブは、バッドのすべりを低減し、バッターのグリップを向上させるために使用するグローブだ。また、他にも怪我防止や防寒の目的でも役に立っている。本皮や合皮で作られており、片手あるいは両手にはめて使用されるが、最近では両手にはめる選手が増えてきている。試合に用いるだけではなく、素振りなどの練習を行なう際にマメができたり潰れたりしないようにするためにもよく使用される。これと似たように、守備の時に使う守備グローブというのもあるが、文字数の都合により割愛させていただく。

バッティンググローブの例

ヘルメット
 
ヘルメットは、攻撃側であるバッターやランナーの頭を守るために使用する用具で、非常に硬く力が分散されやすい形状となっている。また、緩衝材などの素材が用いられているため、投球や打球が当たった際の衝撃を和らげることもできる。右バッターには左に、左バッターには右に耳を守る耳あて部分が付けられていますが、両耳に付けられているものが多い。また、攻撃側の選手だけではなく守備側の捕手やベースコーチなども安全のため着用しなければならない。

両耳ヘルメット

ユニフォーム、キャップ、サングラス
  ユニフォーム、キャップはひとつのチームの監督やコーチ、選手が同色・同形の物を着用しなければならず、チームの名称や選手名、背番号などが記載される。サングラスは紫外線から目を守り、光が目に入って的確な状況判断ができなくなることを防ぐために使用され、度つきのものも販売されている。

スパイク 
 
野球はサッカーなどと並び、地面を直接蹴って走ったり動いたりする競技なので、着地面とのグリップ性や運動能力を高める目的で、シューズのソール部分にスパイクを取り付ける。スパイクの種類は、金属や合成樹脂などがあり、グラウンドの状態や大会規定などによって決めることになる。日本においては、プロ・アマ問わず、軟式野球・硬式野球問わず、スパイクを装備したシューズを使用することと、ルールで明文化されている。

野球用スパイク

プロテクター
 
捕手はその衝撃から身を守るためにプロテクターを着用する。顔を守るためのマスクと、帽子の代わりにマスクを着用し易くするための専用ヘルメットがある。また、足を守るためのレガースと、体全身と肩を守るチェストプロテクターがあり、プロテクターはユニフォームの上から着用する。

プロテクター

選手交代

 世界にはさまざまなスポーツがあるが、サッカーなどほとんどのスポーツには選手交代に制限がある。しかし野球では攻撃側も守備側も何人でも選手を替えることができる。もちろん交代によって退いた選手は再び試合には参加できない。ただし、投手については交替した選手が最低1人の打者と対戦しなければ交替することができない。守備のときに交替した選手が攻撃側になったときは、退いた選手の打順にそのまま入ることになる。

バント 

 攻撃時にはバントという有名な戦術がある。投手の投球に対して、意識的にボールの勢いを殺すようにバットを当てて転がす。これにより、アウトを一つ取られる代わりに、塁に出ている走者は進塁できるようになる。このように打者自身はアウトになるので犠牲バントとも呼ばれる。また、走者を進塁させているので送りバントとも言われている。一塁、二塁以外でも三塁にいる走者を本塁に還す時のバントはスクイズという。これは、送りバントと比べて難易度が高い。他にも、打者自身が一塁に出ることを目的に行うバントはセーフティバントという。

送りバントの例

牽制

 牽制は、ピッチャーが塁にいるランナーに対して送球をし、タッチアウトを狙うプレーだ。通常、ランナーは塁から少し離れて”リード”をとっている。これは、その方が次の塁を狙いやすくなるからだ。しかし、そのリードが大きすぎる場合や、ランナーのリードを小さくしたい場合に、ピッチャーはランナーがいる塁に送球を行う。

牽制

盗塁

 「牽制」で書いた「次の塁を狙いやすくなるからだ」とはなんだろうか。それは盗塁だ。盗塁は、簡単に言うと、ピッチャーが投げている間にランナーが次の塁に進むこと(塁を陥れる=盗塁)となる。ランナーはピッチャーが投球動作に入ったと判断したら、次の塁に向けてスタートし、キャッチャーなどからの送球に対して、タッチアウトにならなければ盗塁成功となる

盗塁

犠牲フライ

 先ほど、バントを説明したが、犠牲フライはバントのスクイズとほとんど同じだ。犠牲フライの場合、打球が飛んだ瞬間に、ランナーは進塁することはできない。逆に、元いた塁に戻らなければいけない。もしランナーが塁に戻る前に、タッチされればアウトになってしまいます。しかし、一度、ランナーが塁に戻り、かつ、打球が捕球された後も、”インプレイ”といって、プレイは続けていいのだ。
 外野は内野から距離があります。だから、打球が捕球される前にランナーが塁に戻り、捕球された瞬間にスタートして次の塁を狙うことが『タッチアップ』と呼ばれ、そのような打球のことを『犠牲フライ』と呼ぶ。


各打順の役割と適正

 前回、サラッと打順について説明したはずなので今回は1ー9番の役割と適している打者を説明していく。下の表にまとめてみたので見てほしい。

各打順の役割と適正

 一番打者の役割は、出塁して盗塁することだ。またチームを勢いづける役割も持つ。二番打者は、出塁した一番打者を進塁させたり返したりする役割を持っている。三〜六番は、安打、長打を打つことが仕事だ。七番は、安打も打て走者も進塁させることのできる人。八、九番は、右打ちやバントなど小技をする役割がある。また、九番は上位に繋ぐ役割も持つ。    
 一番〜六番は、まずヒット(安打)を打てなければならない。また、一番打者は盗塁のための足、二番打者はバントや走者の進塁を助けるための器用さが必要となる。三番は、ミート力もパワーもある人。四番はパワー。五番もミート力よりかはパワー重視の打者。また、走者がいることが多いため勝負強い打者を置く方がいいだろう。六番は、安定感。七番は、面白そうな選手。八番は、遊撃手や二塁手など守備が大事な守備重視の選手。そして、九番は上位に繋げるなんでもできる選手が大事だ。

ボーク

 ここからは、上級になるので興味がある人だけ見てほしい。ボークは投手の投球や牽制球に関する反則行為だ。投手が投げる途中で動作を止めた時にボークとみなされ、塁上の走者は一つずつ進塁できる。とても細かく、難しいルールなので気になることがあれば、是非、他のサイトなどで見てほしい。実際にボークのシーンを動画で見てみても良いと思う。

振り逃げ

 打者が三振したとき、キャッチャーが捕れなかった、もしくは 投球がワンバウンドだった場合、打者は一塁に走ることができる。これが振り逃げだ。ノーアウト、1アウトで一塁にランナーがいる時はできない。2アウトなら一塁にランナーがいても振り逃げできる。ただし打者はランナーになるので、一塁到達前にタッチされたらアウトになる。

インフィールドフライ

 インフィールドフライは、ノーアウトもしくは1アウトで、ランナーが一・二塁または満塁の時、打者が内野フライを打ち上げた状況で起こりえる。
この時審判が、内野手が普通なら捕球できると判断したら、実際に捕球されるかどうかは関係なく、その時点で打者をアウトにする。
内野手がわざと捕球せずに、走者をまとめてアウトにすることを防ぐことが目的だ。

まとめ 

 今回は、野球の応用的なルールをまとめてみたがどうだっただろうか。ある程度理解できた方は、是非野球を実際にやってみたり、観戦したりしてほしい。読んだ感想やアドバイス、スポーツ関連で記事にしてほしいことなどあったら是非コメントに書き込んでください。また、土水23(スポーツ)と同時に社会についての記事、土水23(社会)も運営しておりますので、そちらの方もよろしくお願い致します。また、新しくTwitterの方も開設いたしましたのでそちらの方もよろしくお願いいたします。

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