都知事選を終えて

さて、都知事選も終わり、蓋を開ければテレビメディアが報じた4人が上位独占だった選挙戦。
公選法違反の小池百合子氏は、街頭演説でも「辞めろ」コールで騒然とする演説だった。

「小池百合子都知事 新宿で街頭演説 「辞めろ」VS「百合子」コール」

得票数は
小池百合子氏:291万票
石丸伸二氏:165万票
蓮舫氏:128万票
田母神氏:26万票

これだけ公約を果たさない、幾多の公選法違反でも咎められない現職知事が大差で圧勝するのだから気持ち悪い。
まさに民主主義が崩壊した日本ですね。

小池百合子氏への街頭演説では、「蓮舫赤軍」のプラカードを掲げるものまで現れた。
検挙されてもおかしくない事態も何も起こらず。

結局、石丸伸二氏も蓮舫氏も小池百合子氏を勝たせるための分散投票を狙った策略だった感もあります。
石丸伸二氏は何も政策を言っていない。
ただただ「動け」と言っているだけ。

街頭演説が228回。
一日13回ペース。
一カ所にどれだけ留まって演説したのかというと1時間も居ない。
他の弁士も登場するとなると、本人は数十分の演説。
雑談が多いので政策の話はほとんどしていない。
それで多くの都民に政策を訴えられるわけがない。

小池陣営(自民党など)からサクラが動員をかけていた可能性も高い。
「石丸伸二は東京を変えてくれる」といった流れで浮動票を蓮舫氏から奪うため、小細工をすれば出来ないことはない。
結果として、2位3位の得票数は合計293万票。

つまり、メディアや自民党側は小池氏に勝ってほしかった。
悪評が尽きない小池氏に勝たせるために何が必要かということです。
都知事選はいつ始まるか分かっています。準備が出来ます。
石丸伸二氏は裁判で連敗していたし、安芸高田市長を辞めるタイミングでもあった。

蓮舫氏は告示前に事前運動をすることで、ネットで公選法違反で叩かれることも想定し、抜けた存在にはならない。
枝野氏は弁護士です。
事前運動に当たるかどうかなんて知っているはず。
だから最初から勝つ気はない。

反小池票を分散させるには、蓮舫と誰かが票を奪い合わなければならなかったのです。
そこで石丸伸二登場です。

小池氏も蓮舫氏も公選法違反で告発されています。
それをメディアは全く報道しない。
ある意味で見事な戦略。
これが金にものを言わせた利権選挙。

以前、参政党から離脱した3人と日本保守党結党でネット界を騒がせた事件。
日本保守党の街頭演説は結党したての割に盛り上がっていた。
東京15区参院補選でも盛り上がりを見せていた。
しかし、彼らは今回の立候補を見送った。
理由は「国政政党を目指しているから都知事選には出ない」という。
あの意気込みは何だったのか?
普段の活動からは全く見えてきません。

日本保守党は人材をどれだけ集めて、どれだけ活動しているのか。
参政党には遠く及ばない活動量。
いや、ほとんど政治活動なんてしていない。
その場その場の瞬間だけだ。

国政政党になれば政党交付金がもらえます。
参政党はそれでも苦しい運営をしているが、N国党のような小さな活動量であればお金が余るほどあるでしょう。
だからこそ、都知事選に大量の人員を投入できた。
日本保守党もその口かもしれない。

百田氏のYouTube動画の中身は相変わらずエンタメ中心なので専ら儲けることしか考えていないでしょう。

詰まるところ、参政党という反グローバリズムを掲げる政党は潰したいのです。
見えないように、分からないように分断工作を持ちかけ、メディアを使って一定方向へ国民を煽動する。
歴史を知らない学ばない日本国民はその場その場の演出に騙されて投票する。

欧米は既に転換出来る勢力図に変わりつつあります。
日本人だけがまだまだ気付いていない。


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