9年前の石原慎太郎氏の考察力がすごい!

2024/2/2にYouTubeで放送されていた日テレNEWSチャンネルの動画です。
2015/4/7に石原慎太郎氏が出演したものを再放映したようです。

【石原氏を偲ぶ】「石原慎太郎が日本に喝!」(2015年4月7日放送)【深層NEWSアーカイブス】




概要


支那(中国の別名)と呼ぶと差別用語と言われるが、インターネットではsina.com」と中国人自体が使っているのになぜ遠慮するのか。

AIIB参加の是非


アジアインフラ投資銀行(AIIB)について、支那の世界制覇のために日本が支那の片棒を担ぐことはない。
結局、安物買いの銭失いとなる。

ヨーロッパは衰退しつつある。
ヨーロッパのインフラのためのどういう技術があり、どういうルールとなっているか考えたほうが良い。
日本のシビルエンジニアリングは世界一の水準です。

インフラ整備は真似事で出来ない


例えば、日本の真似をして作った新幹線はどういった体たらくだったか。
馬鹿な事故を起こして彼らは管理能力がないわけです。
非常にずさん極まりなしだ。

支那の指導でインフラを作って、きっと大きな迷惑を被ると思う。
支那の材料はおそらく粗悪なものだと思う。

原発もインフラだが、フランスは日本に並んで原発先進国だから、フランス以外のヨーロッパの国が原発に関して先進して持っている国がどこにあるのか?
どこにもない。

支那は人民元をドルに匹敵する通貨にしたいと思っている。
その魂胆は見え見えで、支那のその後の体制が持つのかどうかの危惧を感じる。
汚職と幹部が腐敗している。
妊娠している人をアメリカに送り、街まで作って移住を考える馬鹿な富裕層をたくさん持っているのは世界で支那だけだと思う。

日本への盗聴活動


日本の情報収集能力は知れている。
日本の情報はどんどん盗まれており、三沢基地は米空軍の大事な基地であり、エシュロンという機械があるが日本の公官庁の電話はすべて盗聴されている。
こんな馬鹿なことを放置している国は他にない。

支那の人が知らないスキャンダルはたくさんある。
例えば妊婦村みたいな話もどんどん日本から情報として送ったら良いではないか。
そういうことを日本の政府はやらない。何をオドオドしているのか知らないが。

L.A.郊外が中国高官の愛人村化 地価は10年前の2倍に上昇

イギリスもフランスも主体性があり、総じてヨーロッパそのものがどういったトレンドにあるかを考えれば、ヨーロッパのインフラ整備に関してもポテンシャルは落ちていると思う。
ヨーロッパはもうじき解消して瓦解すると思っている。
だいたいが統一通貨を作ったことが間違い。

中国の未来は衰退


中国の経済がいったいどれだけの持続性があるのでしょうか?
あの国はそのうち崩壊すると思っている。
今までのユーラシア大陸全体の歴史を見ても、覇権主義を全体に広げようと思っても無理な話。
支那はそのうち3つくらいに分断すると思う。
中国共産党は保たないと思う。
これだけの情報社会で、国民が中国共産党の支配がいかに矛盾しているかを分かれば、中国崩壊は大都市から始まると思う。
若い中産階級や学生たち世代、農村から離脱して大都市に働きに来て、結局はあぶれてしまっている。
そういう不満はいいつか爆発すると思う。

アメリカの危機


黒人が大統領になったのはアメリカにとってアメージングなことで、白人のおごりで世界を支配してきたが、アメリカ超大国のトップになったことの意識がずいぶん違うと思う。
次の大統領にクリントンの奥さんがなると思うが、サッチャーとかドイツのメルケル首相を意識したりすると国の指針は大きく変わってくると思う。
アメリカは非常に乱暴なことをしかねない国になる懸念がある。

エネルギーと軍産複合体、日本はATM


アメリカとの付き合い方はいろいろある。
湾岸戦争みたいなブッシュがレーガンの時代から画策してフセインにダミー会社を作って、金や武器を供給してあの戦争を起こしたわけです。
日本は小沢と金丸が支配している自民党が馬鹿な話で、130億ドルもの拠金をした。
結局、アメリカが石油利権のためにやった戦争で、アランフリードマンという作家の著書「だれがサダムを育てたか」では戦争の実態を書いている
これをブッシュが嫌っていて、本人の命が危ないということで数年間ガードマンを雇っていたという有名な本もある。
そういう戦争に日本が拠金して付き合い、結局兵隊を送らなかったということで謝ったり、そういう馬鹿な付き合いはすべきではない。

日本は日本の国益を重層的に考える政治家はなかなか現れにくいが、日本の政治がしっかりするべきだと思う。

沖縄基地問題


沖縄米軍を一番嫌っているのは支那だと思う。
支那とどう付き合っていくか。
戦後70年で戦争に対する賛否はいろいろある。
平和を望まない人間はいないと思う。
ただ、平和にはいろいろあり、奴隷の平和と囲われの平和はご免だ。
沖縄というのはそういう問題の焦点になっている。
沖縄の人は気の毒。
アメリカは地政学的に本土決戦の前の兵端として沖縄を攻撃したわけです。
沖縄の県民が多く亡くなり、生々しい記憶だと思う。
そういうものに対する懸念、おそれが沖縄の人たちに色濃くあるのがよく分かる。
ただ、沖縄が独立するという話もあるが、米軍がいてどうやって独立するのか?
どこの国に属するのか?
支那の属国となって、奴隷的な平和で沖縄県民は安住できるのでしょうか?
そういうことを考えないといけない。

海兵隊は飛車角のような存在で、海兵隊なくして離島の奪回は出来ない。
これから先の最悪の事態を考えたとき、不可欠な問題となるはず。

辺野古の問題でも支那の影がチラチラする。
例えば反対する住民が増えている。
思い出すのはかつて成田空港を開こうとしたとき、日中友好協会の会長がやってきて反対している過激派に金をばらまいて、多くの警官が殉職した。
成田が出来たら台湾の飛行機を入れるな、中国の飛行機を真っ先に使うようになった。
辺野古でも支那がチラチラしているのは気がかり。

国家というものを考え、沖縄の存在というものを考えたら支那の影響力を無視できない。
冷静に踏まえて説得力を持つ必要が政府にはある。

支那の覇権主義


東西冷戦構造が終わったことは大きなことだが、その跳ね返りで中国の覇権主義が露骨になってきた。
皆さんはチベットのことを忘れているが、チベットという国は完全に消滅したんです。
あれだけ長い文化と教養を持ち、独特の文化を持った民族は消滅してしまった。
今はインドの一部に仮住まいしているわけです。
沖縄にその轍は踏ませたくない。

戦後の日本について


戦後の日本についてあまり評価できない。
屈辱的なものを感じている。
要するに日本はアメリカのお妾さんできたわけです。
一種の奴隷的平和に安住してきた。
民族の主体性はどこに行ったのか。

東京裁判を傍聴したが、内容は一方的でA級戦犯という国際裁判で存在しない罪名で処刑された。
処刑宣告もNHKラジオで聴いた。
そういう原体験があるので率直に納得できないとこころがある。

占領憲法の破棄


吉田茂の側近である白洲次郎がよく言っていたが、「吉田はなかなかの政治家だったが決定的な間違いをした。サンフランシスコ講和条約締結後になぜ日本国憲法を破棄しなかったのか。破棄すれば済む話だった。それをしなかったのが一番の失敗。」と言っていた。
その通りだと思いますね。

吉田がしっかりしていれば良かった話で、安倍氏にも言ったが、「あなたが改憲を言うんであれば国家のリーダーとして憲法の破棄を言ったら良いじゃないか?」と。
ただなかなか出来ないでしょうね。難しいことだが。

日本人の責任


ニュルンベルク裁判以降、ドイツ人はナチスの残党を裁判して追放もした。
日本はそれをやらなかった。
例えば、辻政信というとんでもない馬鹿者がいたが、関東軍の参謀でノモンハン事件をやった人間です。
この人間が全く糾弾されず国会議員になっている。
後に行方不明となったが、こういう人間を野放図に放置していたことが日本人の国民前の責任だと思う。
政治と言うよりは国民の責任でもある。

白人支配の終わり


白人の世界支配が終わった。
その終わらしめたのは日本の戦争だった。
坂井三郎というエース級零戦パイロットのスピーチを聴きに行った。
「私の片目は義眼です。でも戦争を悔いてはいません。実に素晴らしい戦争だった。」と。
白人のメンバーがしらけていたのを察して、「だってそうでしょう。すべての有色人種は独立を果たした。植民地は国連に参加し、世界全体の命運を決める1票を持つようになった。素晴らしい結果であり、あの戦争がなかったらこれはない。」と。

私は拍手した。
前に座っていたアメリカの若いジャーナリストが振り返り、私を睨みつけ何やら紙を書いて渡してきた。
「石原、極右の気狂い。」と書いていた。
私は苦笑いして握りつぶした。
坂井さんが言ったことは正しいと思います。
日本の戦争によって有色人種は解放されたんです。

若い頃、エジプトの大統領ナーセルやインドネシアのスカルノ大統領と会うことが出来たが、二人とも不思議な同じことを言っています。
「私たちが第三次世界大戦を勝つことが出来たのは日本のおかげだ」と。
第三次世界大戦とは(彼らの)独立戦争です。
「私たちが白人の世界をはねのけたのは日本の存在のおかげだ」と、二人のリーダーが言った。

歴史をもっと大づかみして、安倍総理は歴史認識の談話をやってもらいたい。

北岡といういい加減な学者が座長をやってるらしいが、(安倍総理に対して)「『日本が侵略戦争をやった』と言ってくれ」という、歴史認識を欠いた人間が学者で通る日本社会はおかしいと思う。

欧米の支配の仕方

アメリカ一極が終わるというよりヨーロッパも含めての話。
オリンピック招致運動でいろいろやって熟々感じたのは、オリンピックというフェアでなくてはいけないスポーツを支配しているのはヨーロッパの白人です。
どんどんルールを変える。
スポーツの世界でそんなことをやっている。
日本のスキージャンパーが優秀だとスキーの規格を変える。
東洋人が背が低くて卓球が得意だと「卓球台をもっと高くしろ」と。
F1では日本のホンダエンジンが良いと、ホンダエンジンを規制するためにルールを変える。

日本の自主防衛力と日米外交


尖閣を日本が守るのは当たり前。
自分を守るために最低限の装備を確保しないといけない。
支那も覇権主義の象徴になっている尖閣を武力で占有するための戦争をするほど馬鹿ではないと思う。
第2位の経済大国になってシーレーンも確保できない国がどうやって保つのか。

世界で一番のタスクフォースは第7艦隊。
広範囲の海上を確保するために重要なのは対潜能力です。
これを一番持っているのは日本の海上自衛隊です。
この協力がなければ第7艦隊は機能しない。

こういうことを知った上でアメリカには言うことを言えばいい。
責任を果たさせればいいわけです。

平和を唱えることは結構だが、いろんな平和の形があるわけで、私たちは決して奴隷の平和を望んではいけない。
戦後の日本の歴史はアメリカに隷属して生きてきた。


感想


9年前はオバマ政権。
極左政策に火がつき始めた頃か。
まさか2016年にトランプが勝つとは思ってもいなかったのでしょう。

日本の技術力が世界でどういった位置にあるのか。
隷属主義の平和ではいけない、独立を目指すべきだという愛国主義の立場です。

コロナショック以降、欧米で急拡大した極左政策。
西側のやり方が、まさかまさかの全体主義とは石原慎太郎氏でも想像できない。
このタイミングで気づいた日本人も多いでしょう。

日本を守るのは日本人しかいない。
日本の政治家ではないということです。
正しい歴史認識、日本の国益とは何か、未来を作るとは何かを考えるのは日本人自身。

売国奴を見極め、日本を取り戻す!

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