iPhoneが監視マシーンと化す!
みんな大好きiPhone。
iPhoneにAI搭載で監視マシーンと化す可能性が出てきました。
スパイチャンネルの山田敏弘氏が動画を作ってくれました。
「chatGPT がiPhoneに入る!イーロンマスクが激怒のワケは」
概要
iPhoneとChatGPTが仲良くなるのをイーロン・マスクが反対しているが、イーロン・マスクが浮かれた話を現実に引き戻してくれている。
「OpenAI adds former NSA chief to its board」
https://www.axios.com/2024/06/13/open-ai-security-nakasone-nsa
記事翻訳
「OpenAIは木曜日(6/13)、元NSA長官で退役したポール・ナカソネ元帥(退役陸軍大将)を取締役に加え、新たに安全・セキュリティ委員会を設置すると発表した。」
「ポール・ナカソネ」
ポール・ナカソネ氏は日系3世の元軍人。
韓国、イラク、アフガニスタンで勤務。
イスラム国やイランに対するサイバー戦の責任者もやっていたので、だからNSA長官になっていた。
NSAは米軍の組織ですが、戦争時代から日本の電話や連絡の通信も全部傍受したり、インターネット通信も傍受している。
NSAはハッカーだらけの組織。
スノーデンが暴露した内容がまさにそれ。
世界中のインターネット監視をしていると言われ、どこにでもハッキングできると言われているのがNSA。
世界で最も優れている数学者やいろんな人たち何千人もNSAに勤めているところ。
世界一優れたハッカー集団の親玉をやっていたのがポール・ナカソネ。
NSA長官はアメリカサイバー軍のトップと兼任するというのが決まっている。
NSAが技術を提供し、サイバー軍が戦略を提供する。
それをポール・ナカソネ氏が全部まとめて攻撃に変えていく。
そんな監視の権化がAppleに行くのはどうなんだということ。
NSAがやってきたこと
① XKEYSCOREというオペレーションを使うと検索できる。
世界中の米軍と提携している基地の衛星とかから得る情報のデータベースにアクセスできて、いろんなことが調べられる。
協力しているのがファイブアイズや同盟国。日本も入っている。
日本の使っているデータも集まっている。
② PRISMというオペレーション。
Microsoft:2007/9/11
Yahoo:2008/3/12
Google:2009/1/14
Facebook:2009/6/3
Pal Talk:2009/12/7
YouTube:2010/9/24
Skype:2011/2/6
AOL:2011/3/31
Apple:2012/9
これらの企業のIDとパスワード、Emailを全部NSAが検索できる。
これらの日付は、いつからNSAに協力し始めたかというもの。
最初はMicrosoftだった。
Outlookの内容やメールの内容、メタデータを全部NSAは検索できる。
Appleは一番遅くに提供したが、これがバレて一番早く抜けた。
今はどこまでやっているかはグレーな部分。
③ 電話有線を迂回させて、先にはNSAのシステムが置いてあり、これで検索できる。
盗聴ではないので全く気づかない。
全部調べることが出来るのがNSA。
Appleのデータ
そんなナカソネ氏が加わるApple。
Apple製品を使っているユーザーのデータが、全部吸い上げられることも可能。
イーロン・マスクが言っているのはまさにそこ。
イーロン・マスク
ChatGPTが米政府の大規模な監視活動に使われる。
AI搭載で何をするのか。
何かの仕事で、岸田周辺、政府高官、現場のスパイとやりとりがあった場合、「あの情報を出した奴は誰だ?」となったときに、調べることが可能になる。
今まで盗聴していたものを、データとして抜けるようになる。
直接無理でも周りの人物(iPhone)から検索も出来る。
ChatGPTがアプリとつながっていき、Siriにつながっていく。
便利になるが、凄まじい代償が待っている可能性もある。
少なくともアメリカ国内のアメリカ人には干渉しない。国内ルールがあるから。
アメリカ以外の外国人には、何をしてもOK。
テロが起きたあとに出来た法律。FISAというものを復活させろという考えの人がナカソネ氏。
「外国情報監視法」
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まとめ
山田敏弘氏は世界中のスパイ関係の専門家であり、公安の人物とも情報交換している方です。
石原慎太郎氏という歴史や日米関係の裏を知る人物も言及しています。
もはや陰謀論でも何でもありません。
AIの情報収集能力は、基本的にデータベースから超高速で結果を導く能力が優れているところです。
リアルタイムで答えを出してくれているようでも、超高速でデータ分析して答えを返しているに過ぎない。
したがって、AIが答えを出せるのはデータベース内の情報が全てです。
Appleがデータベースを保持しないなんてことはあり得ない。
イーロン・マスク氏がiPhoneを禁止するというのは、社員の蓄積されたスマホデータを抜き取られる行為が企業にとって致命的と考えるからですね。
「「国外指導者の盗聴は情報活動の基本」 開き直った米国」
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