マスタとトランザクションについて

梅田弘行さんの『グラス片手にデータベース設計第2版』を読んでいる。

パート1の2章を時折メモ📝しながら、改めてマスタデータとトランザクションデータについて理解したことをまとめる。

マスタデータは静的な固定情報のことで、部門や商品などのこと。頻繁に更新せず、固定したデータのイメージ。

トランザクションデータは、売上や日報など日常業務で増えていくデータのことを指す。

だが、マスタかトランザクション、どちらの位置づけにもなるデータ(ここでは、在庫マスタが記載されている)があいまいなものがある。そのため、システム的にはマスタもトランザクションも違いがないとのこと。

ちなみに、トランザクション(Transaction)とは、商品取引のことを言い、ITでは、ソフトウェアの処理方式のことを言うらしい。
トランザクション処理で、データが完全実行するか、完全実行されないかのどちらかの結果になるため、データの欠損(一部の値は表示されているが、他の値は表示されてない)などは起こらない。

トランザクションデータってよく聞くけどそういう意味だったのね。理解してきた。

また、マスタの主キーはなんらかの意味を持たせた値(商品コードや顧客番号など)が使われ、トランザクションデータは、No.などの意味を持たない自動採番などの番号が主キーになる。

そして、マスタデータやトランザクションデータでは、更新日や更新者項目があり、誰がいつデータを更新したか追跡や探索ができるように項目を作っている。
筆者はSalesforce製品のSalesCloudを触ったことがあるが、今までなぜ更新日や新規作成日、更新者や新規作成者欄がデフォルトで作られているのか不明だった。
この項目があることで、データの不具合が発生した時に値を確認し、原因を探索できるために設けられていたとは、なるほど!と思った。
システムは複数人で更新することもあるため、データを確認したいときは、更新者に確認取れば解決しやすい。
よくできている!

そではまた別の記事で👋

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