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鷲羽山ハイランドとスカイサイクル

 昨日ラヴィットを見ていたら鷲羽山ハイランドが特集されてて、恒例のスカイサイクルが出てたのでその体験を思い出し書き。
 鷲羽山ハイランドの話題が出ると必ずスカイサイクルが出てくる。それくらいに有名。いろんな意味で。


 鷲羽山ハイランドは5年程前くらいに1回行っただけで、記憶がおぼろげなところはあるのでご了承ください。

 スカイサイクルは2人まで乗れます。私は友人と2人で乗りました。レールの上を自転車のようなものを漕いで進んでコースを1周するというもの。

 まず、錆がちらつくスカイサイクルを見て若干の不安を感じる。ただ、これは事前に聞いていた。オーケーオーケー。まだあわてるような時間じゃない。もちつけ。
 次。落下防止?がベルトで装着時に「コイツに私の命を預けてええんか?」という不安に駆られる。その先の恐怖に対してベルトの心もとなさの印象が強かった。不安の等価交換ができていない。とりあえず結構に不安な状態でスタート。

 漕ぎ始めはまだなんとなく大丈夫だったけれど、少し進んで陸から離れた感が出た瞬間怖さも出てきた。事前情報あったにも関わらず思った以上に怖かった。
 よく高所で言われる「下は見ない方が良い」がもちろん当てはまる。進んでいくと景色は良くなるのだが、その景色が本来の仕事と別に恐怖をあおるという兼業でコンボしてくる。むしろ兼業の方が徐々に本気出してくる。

 しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。そう、コイツは漕がないと進まない。完全人力によって漕がないと終わることができないのだ。
 「ここで止まると渋滞してしまう。迷惑をかけるわけにはいかない。」という一種の義務感で私は漕げた。テーマパークのアトラクションで抱く気持ちではない気がする。
 あと隣の友人が平然としてたのでその安心感と友人に臆病を悟られたくないという見栄も手伝った。自分1人がチキンしてバディがピンピンしている場合の安心感は半端ないことを学んだ。足が進まなくても頼れる相方が何とかしてくれる。足がすくんだら他力本願でGO。

 タイムアウトもなければ慈悲もないスカイサイクルだが、もし動くことができなくなってしまったらどうなるんだろうと気になって簡単に調べてみた。すると、天下のTwitterに「後ろの人が押して帰る」という、やはり慈悲もない話で笑ってしまった。
 怖くて動けないにもかかわらず他人の力で前に進んでいく方が恐怖じゃなかろうか。すべてを人が解決するスタイル。とても強い。

 とりあえず恐怖との戦いをこなしながら景色も少しは楽しめました。景色はきれい。きれい。うん。1周して楽しかったかと言われるとやりがいと終わった安心感の方が私は高かった。地に足つけるってスバラシイネ。
 ちなみに今もかはわかりませんが夜はレールが虹色に光るらしい。ゲーミングスカイサイクル。

 そんなこんなの味わいは恐怖が強かったスカイサイクル体験記でした。スカイサイクルのカテゴリは絶叫系。これだけは覚えて帰ってほしい。
 余談ですがラヴィット見た時も岡山出身の芸人さんが出てて、最近出てきてるお笑いの方って意外と岡山出身者を見かける気がします。気のせいでしょうか?

ではでは。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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