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階段を一段上ると精神年齢が一歳下がる

薫です。
最近アイコンの子がまた夢に出てきました。薄暗い室内プールの底から真っ赤な目を光らせてこちらを見つめていました。怖かった。

さて、今回の課題は「大学の〇〇な場所を撮影して紹介する」というもの。
薫は普段あまり写真を撮らないんだけど、分からないなりに頑張って撮ってきました。

突然ですが薫、『階段』が好きです。

3号館

階段。
いいですよね、階段。
いかにも人工物です、というような整った形状はもちろん、上った先に何があるんだろうって考えたら思わず足が動いちゃう。
一段、一段と上って、たまに踊り場から下を覗いてはその高さにびくびくして、また上る。
やがて一番上にたどり着いて、「結局なにもなかったじゃん」なんてため息をつきながら、来た道を引き返す。
そんな不毛な時間がとても好きです。

10号館と体育館の間

これも階段。
改めてみるとうちの大学、校舎綺麗ですね。

でも、薫はちょっと汚れている方が好きかな。

2号館


そうそう、こういうの。
ここ、上っていいところだったのかな。別に塞がれているわけでもなかったし、多分大丈夫だと思うんだけど。
朝早かったこともあって、辺りに人の気配は全くなく、酷く静かで、なんだかいけないことをしているような気分になりながら撮りました。
右に映っているはしご的なやつも好きです。

でも本当、いいと思うんですよね、階段。多分あまり理解もされないし、うまく説明できないけど。
階段を上ったその先。そこから見た景色って、きっと今いるここから見えるものとは全く違って。自身のうちに眠る好奇心の手を引いて、まだ知らない場所、見たことのない世界へ導いてくれるのが階段だと思うんです。
まるで階段を一段上ると精神年齢が一歳下がるような。見るもの全てが新鮮だったあの頃に戻らせてくれるような。そんな魔力が階段にはあるように思えます。

……みたいなことを軽く家族に話したら「ハァ?」みたいな反応が返ってきたので、もうこの話は二度としない。