「Spring Is Here」ミリー・ヴァーノン/向田邦子が愛した水羊羹

脚本家、小説家、エッセイストである「向田邦子」さんをご存知だろうか。私たち世代は、ドラマ「寺内貫太郎一家」といえば、知らない人はいない。
今から、43年前の8月、台湾旅行中に飛行機事故で亡くなった。学生時代から彼女の本を手にしていた。昭和の時代の「厳格な古いしきたり」と「日本人の細やかな精神性」「男と女の本音の心模様」を巧みな文章の中に垣間見ることができて、いつもドキドキしていた。
エッセイ集「眠る盃」の中で、『水羊羹』について語っている。
その中で「水羊羹に一番合う」とされたのが、このジャスシンガーミリーヴァーノンの「Spring Is Here」♪

「冷たいような 甘いような、けだるいような、なまぬくいような」と表現されたその歌声。

向田邦子さんの「感性」と「センス」を感じてしまう。
それにしても水羊羹にジャズ♪とは。。なるほど〜🤔

ちなみにこの水羊羹とは、青山にある、通称骨董通りの菓匠「菊家」の銘菓である。

それではお聴きください♫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?