Anton Webern


ヴェーベルンが持ち合わせていた情緒性を捨て去ったのはなぜだろうか。
疑問を挙げる意義はあろう。
本質的にはロマン派であり、その権化とも言うべきマーラーを崇拝者のうえ、指揮者としてマーラーの解釈は卓逸していたのに。
そしてあの美しい初期の歌曲・・。
もしくはヴェーベルンが音楽学で 卒論を書いていることも関係しているのか?
それが古代ギリシアの音楽論と結び付くからか。
自然学のこともあるのだろうか。
登山を愛したヴェーベルン。息子との印象的な写真。
プイッツナーに師事しようとして、友人のヤロベッツと訪ねたさいアイドルのマーラーについて非難めいたことを言い出したので、ヤロベッツの腕をひいてそそくさと帰っていたというエピソード。

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