本籍と住民票の違いは???

よく、引っ越しされたりすると

本籍の変更や住所変更などの手続きをすると思います。


ま・さ・か・・・・

住民票と同時に本籍も変えていませんか・・・???


引っ越しをしても、

結論:住民票だけでいいです。

※結婚したら、必要です。

理由は、後ほど話をしますが、

そもそも本籍は、日本において、戸籍の所在場所をいいます。
これは、土地の地番として存在する所であれば、日本のどこに定めても自由で、また他の場所に移すことも可能です。

なお、本籍が変わらなければ、戸籍に入っている人の住所の履歴は「戸籍の附表」で確認することができます。

・証明書:戸籍謄本など各戸籍証明
・根拠法:戸籍法
・変更:転籍届、戸籍関係の届出(婚姻届・離婚届等)

以上が、本籍の話です。

重要なのが、

「日本のどこに定めても自由」


というところです。


では、住所って何なのか。

住所は、住んでいる所であり、行政上では、法律関係を処理する場合の基準となる場所をいいます。これは、正確には、住民登録がされている場所を指し、日常生活においては、住んでいる自治体に住民税を支払い、その地区の選挙に対して選挙権を持つことになります。


まとめると

◎本籍が戸籍の所在場所であるのに対して、住所は住民登録がされている(住んでいる)場所である。

◎本籍は、生活の実態や住民登録の要件とは関係なく、日本全国の実在する地番であれば、どこに定めても自由であるのに対して、住所は、生活の本拠地を指すものであり、実際に住んでいる場所となる。

本籍は、戸籍を作った時の住所なので、未婚の場合、親から世帯を分けて、戸籍上の住所を変更しない限り、親と同じままになっている。また、住所変更の届出をしただけでは、本籍は変更されない。


という理由から、
引っ越しをするからと言って本籍まで変更する必要もありません。


では、本籍を変更するうえで逆にデメリットをお伝えします。


それは、あなた、もしくは親が亡くなった時です!


もし、亡くなった時に「預金が凍結」となります。
それを銀行に行って、解約をするときに

被相続人が生まれたから亡くなるまでの戸籍謄本が必要

になります。

ってことはですよ???

例えば、親が亡くなった時に親が
福岡⇒東京⇒秋田⇒東京⇒北海道⇒大阪
という順で引っ越しをしてたとしたら、

全都道府県の市区町村に、連絡して取り寄せないといけません。
書類の往復の手数料を考えると、

結構な金額になります!

それが住民票の変更と戸籍の変更の違いになります


なので、結婚や離婚や養子を受け入れるとき以外は、戸籍謄本を変更する必要はありません!!


以上が、今日のお話になります!




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