名目GDPと実質GDP・・・って??

GDPとはGross Domestic Productの略語です。

ん??って感じですよね。
日本語では国内総生産と呼ばれるものである。

例えば、パン屋は小麦粉を仕入れそれをもとにパンを製造しているが、この最終的にできあがったパンの値段をすべて金額で評価、合計し中間投入額 (原材料、光熱燃料、間接費等) を控除したものがGDPだ。

なんか、わかるようでわからない。。。

要は、1個パンを作るときに
小麦粉(原価)⇒パン(製品)
5円⇒200円

パンをたくさん売れれば売れるほど、、
金額が増えれば増えるほど、

GDPが拡大という認識。
=経済成長率はプラス
となる。

ここまでいいですかね??


ここで!!本題の。
「名目GDP」と「実質GDP」の2つがあるという点!!

名目GDPとは、GDPをその時の市場価格で評価したものである。単純にパンの価格などをすべて合計したものと思えばよいでしょう。
これが、先ほど話をした内容です。
物価の変動を反映した数値はこの名目GDPが該当する。


実質GDP

名目GDPから物価の変動による影響を差し引いたものである。

一つの簡単な事例として、パン屋の売り上げで。
1年目に1個200円のパンを1万個販売したとする。
この場合1年目の売り上げは200万円となる。そして2年目にはパンの価格が上昇し、1個220円で販売したとしよう。お店の人気もでてきたことから、値上げしたにもかかわらず売れ行きもよく、1年間で1万2,000個販売できたとする。この場合、2年目の売上は264万円となる。

売上を例にGDPについて考えてみてください!!
1年目を基準にすると、1年目の名目GDP、実質GDPはいずれも200万円で変わらない。しかしながら2年目においては、名目GDPは264万円の評価となるが、実質GDPは物価変動分を取り除いて計算するため、200円×1万2,000個=240万円となる (200円は、物価上昇分の20円を除いた額)。このようにして名目GDPと実質GDPは計算される。

ですので、

名目GDPは物価変動の影響を受けることから、物価変動の影響を取り除いた状況を確認したい場合には実質GDPを用いることになる。

例えば、経済成長率を見たい時には、消費がどのぐらい増えているのかなどを確認することになるため、実質GDPで評価することになる。

つまり、名目は金額ベースでの評価、実質は数量ベースによる評価となる。


頭の中が整理しにくい部分があると思いますが、結果的には
上に書いてある

名目は金額ベースでの評価

実質は数量ベースによる評価


ということになります。

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