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この令和にMOTHERとMOTHER2を遊んだ感想

ふと思い立ってMOTHER無印と2を突然この令和に遊びました。毎月任天堂に課金してるんだからせっかくだし遊ばなくちゃね。
さてこれまで「MOTHERに影響を受けて~」みたいなゲーム開発の話を小耳に挟んだり、とにかく名作ではあるんやろなあ…と思いつつ遊んでこなかったゲーム。感想を書いていきますよ。

前提として私のMOTHER知識は
・スマブラのネス(およびフィギュアの仲間たち)
・なんかペンシルロケットが強い
・ゲップー

以上!

「MOTHER」

まずOPからすごい。突然電気スタンドに襲われる。
自分がどんなスペックなのかも知らないまま戦わされるの、昔ながらのゲームという感じ。
よくわからないまま冒険の旅にほっぽり出されるぼくこと、キヨスケ。
昔ながらのエンカウント率に苦しめられながら進んでいく感じ~~~!レトロだ。

「MOTHER」、とにかく手探りの冒険です。
なんとなく行く先々の町で事件が起きているので、なんとなく解決していく。町の人の話であっちにあの町があってとか、こんな事件があってとかを聞きながら進んでいくのだけれど、とぼけたテキストが面白くて露骨に情報収集をしているという感覚がないのがとてもよかった。もう世の中で尽くした感想だろうけど、やっぱりこのテキストがいい味を出しているんですよね。
ぼくは誰に命じられるでもなく(いやなんかパパはお前が世界を救うんだぞ!的なテンションで電話をしてくるんだけど)世界を救う旅をしているわけだけど、町の人々から見たら別に勇者でも何でもないただの子どもが話しかけてくる構図なのでとにかくナメたことをよく言われる。これがむしろ、いい意味で重苦しさ、深刻さがない。押しつけがましくない物語なのがいい。これは2にも通ずる部分かなと。

それでもってこの押しつけがましくない旅、物語の縦糸ですらそんな感じ。仲間たちとの出会いは別にドラマチックではなく、旅先で出会って少しイベントをこなしたら仲間になってくれる。仲間になった後に親睦を深めるようなイベントの描写もなく、物語の後半で唐突とも言えるような展開で仲間たちの自我が見えてくる。
今の、魅力的なNPCが物語の随所で関わってきて絆を深めるイベントがあって……みたいなゲームとは全然違う。そういったのに慣れた人たちは物足りないと感じるかもしれないし、実際私も後半のみんなが自我を出してきたイベントは結構唐突だな……と感じたんです。
でも、語られなくてもマップを移動している時、戦闘中、きっと彼らはメッセージウインドウに表示されないような物語の縦糸に関係ない些細なやり取りをしているはずで、その積み重ねがホーリーローリーマウンテンでの一連のイベントにゲームから提示される『旅で築いてきた絆』のかたちなんだろうな……と解釈しています。
それでもって、その過程についてはプレイヤーが自由に想像を膨らませることができる。そこがこのゲームの良い余白なんだろうな、と思っています。

次は各キャラについての感想。

・ぼく(ニンテン) ※プレイ時はキヨスケ
喘息持ちで何回マッドトラックに轢殺されたろうか。
状態異常でこういう、持病があるというのがわかるのが面白いところですよね。
ゲーム開始時なんか家族構成がわかるのと、なんとなく生まれつき超能力が使えるらしい……ということしかわからないけれども、ゲームを進めていく中で実は喘息持ちだとか、そういうプロフィールがわかるのが良い。まったく喋らないのもどんなキャラクターなのか自分で考えながら遊べるのがいいところだよね。喋らないゲーム主人公すべてに言えることなんだけれども、私はそういう主人公が好きです。

悪口だろうが

・アナ ※プレイ時はトモヨ 由来はXのリプライで決まった(大道寺知世らしい)
山小屋のイベントロマンチックすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
MOTHER無印、2とやってきてこのイベントが一番好きだし、一番ドキドキしたかもしれない。いや、「そばにいて」→「踊りましょう」→「私のこと好き?」は好きになっちゃうに決まってるだろ。ガキの頃にプレイしてたら初恋だったねこりゃ。
アナ、セリフ回しがとにかくかわいいというか、『素敵な女の子』でいいよね。2のポーラもなんだけど、MOTHERの「おんなのこ」の話し方すごく好きなんだ。
こんな僧侶系ヒロインみたいな言動する上に家も教会なのに使えるPSIがバリバリ攻撃系なの良いですよね。

・ロイド ※プレイ時はイシダ 由来はBLEACHの石田雨竜が初めて好きになったメガネキャラだから
長い一人旅を経てようやく仲間になってくれたおともだち。
そして、アナが加入し旅を続けていくうちに薄々彼について考えることがある……そう、弱くないか!?と……。
彼と比較すると2における同ポジションのジェフが強くなりすぎてて笑ってしまったくらいには、弱い。専用攻撃アイテムも使い切りだし、MOTHERのシステム上大量所持もできない。強いと聞いていたペンシルロケットは2で無印のペンシルロケットはまったくそんなことはない。
正直テディとチェンジした時に、よっしゃ戦闘が楽になった!!と思った……んだけど、でも初登場時、いじめられっ子でバケツに隠れていたようなロイドがホーリーローリーマウンテンで助けに来てくれるのアツいよね。
正直そこで負傷したテディとチェンジした時も「これ……山越えてラスボスに勝てるのか!?」と不安にはなったものの、せっかく来てくれたなら活躍してほしいという一心でブラブラ団をしばきまくって火炎放射器を大量に仕入れ持たせましたよ。おかげさまで雑魚戦では助かった。
活躍してもらうのも一苦労だったけど、なんかそういうところも含めて愛着が湧いたキャラクターです。
でも6個火炎放射器背負わせてたのはさすがに異常者。ごめんな。

2個くらいしか使わなかった

・テディ ※プレイ時はカジタ サングラスしてたのでマフィア梶田氏から
タイマンで仲間になってくれるとはね……。正直ロイドに力不足を感じていた頃合いで仲間になってくれたのでかなり戦闘が楽になって助かった思い出。
テディのキャラクターとしてのいいところは、10代前半のぼくたちに比べて年齢不詳だけどちょっとお兄さんの彼と「おともだち」として冒険ができたところだなと思います。なんていうか、テディの感じはあれなんですよね。小さい頃、なぜか仲良くしてくれた年上の人。小学1年生の時の6年生の人とか、なんかそういう距離感。
そんな頼もしい彼がホーリーローリーマウンテンで負傷により離脱して、お前弱いだろと無理やりチェンジしたロイドに後を託すという図が良い。
幼い頃の年上の人って本人が未成年だとしてもほとんど大人に感じると思うんだけど、ぼくたちから見たら「ほとんど大人」のテディが抜けてぼく、アナ、ロイドの『ぼくたち』が世界を救うのがまさに少年の冒険だなーと。
と、きれいごとを書いたけれど本当はずっと一緒に旅してほしかったよ。だってロイド弱いんだもん……。

粋な男

・フライングマン
勝手に俺を守って死ぬな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フライングマンが死んだあと、兄弟に話しかけた時のテキストすごく好き。
兄は美しく倒れたと聞きます。

2人ほど犠牲にした

・ギーグ
また会おうと言われたので、2も主人公はキヨスケにしたよ。

また会ったな。

各キャラクターへはおおよそこんな感じ。
やっぱり加入時と決戦直前くらいしかパーティーのキャラクターとのやりとりがないのが良い味出しているなと思います。
アドバンスのリメイク版はエンディングの描写が追加されているようなのでそちらも気にはなりましたが、オリジナルのその後を委ねる終わり方もいいなと思います。旅の終わりを自由に思い描けるからね。

そういえばMOTHERでいい味出しているのはシステムメッセージもですよね。
「はなす」を誰もいないところに向けた時とか。「たべる」を絶対食い物じゃねえ……ってものに選択した時とか笑いました。こういうところが好きなんだよなあ!

「MOTHER2」

プレイし始めて最初に思ったのは、「進化しすぎている!!!」でした。
ファミコンからスーファミへランクアップしたことによる操作性とグラフィックの進化がすごい…と思っていたのですが、それだけじゃない。
とにかくご配慮が行き届いている。序盤の戦闘はソロだからもちろんしんどいのだけれど、なによりシンボルエンカウントになっているのが……えらい!革命!!
そう、前作MOTHERの異常エンカウントに頭を悩まされながら進んだ身としては、マップ上に敵が何体いて何体倒せばいいかが目算できるのがありがたい。
他にもPSIの説明にアクセスしやすいとか、おそらく絶賛され尽くしているであろうドラムロール式HPとか、町の人がとにかく懇切丁寧にシステムを教えてくれるとか、細やかな配慮でかなりストレスフリーの冒険になっていた。
これも言及尽くされている話題だと思うけれど、「大人も、子どもも、おねーさんも」は伊達じゃない。そりゃシステムはわかりやすければわかりやすいほど……いいよ!

また、画面作りがすばらしい。これも言及され尽くしていると思うけれど現実世界のアメリカだった前作とは毛色の違うファンシーな「現代ファンタジー」感が良い。
それから画面内のキャラクターの細かいモーションは見ていて楽しいし、街並みが毎度毎度違ったテイストは冒険をしている感覚に浸らせてくれる。
個人的にスゲー!と思ったのはトンズラブラザーズのステージ。本当のパフォーマンスを見ているようなライブシーンをファミコン画面で再現してるのすごいよ!またおしゃれなんだよねこれが……。
とにかく、あらゆる場面で目で耳で楽しませようという気概を感じました。

お話は前作よりも縦糸がわかりやすく、けれど不思議なところは相変わらず……という、安定した面白さでした。個人的にはお話は前作の方が等身大という感じで好きなのだけれど、2は2で少年少女の世界の命運を掛けた大冒険!というテイストが強く、エンターテイメントとしてはこちらの方に軍配が上がる印象。
自由度は前作より下がったけど、次に何をすればいいのかがわかりやすいというのはゲームとして大切だよね、という感じも。システムもだけど、お話も遊びやすさの一助になっていると思います。
また、前作もたびたびホラーっぽいところはあったんだけど今作は今作で怖い!!っていうか、方向性がかなりサイケデリック寄りで子供のころにやってたらたしかにトラウマになるわな……というシーンは多々。私はハッピーハッピー村が怖かったよ!ミッドサマー!?MOTHER2先にやってたらたぶんミッドサマーでハッピーハッピー村!?と言っていた気もするが。
あとはかの有名なムーンサイドとかね。ムーンサイドは私は普通に画面に酔って連続で遊べませんでした。テレビを見る時は部屋を明るくして離れてみてね、すぎる。スリークもなんかゾンビパニックだし。怖いよ~……。
MOTHERシリーズにおける怖い描写の好きなところ、「子どもの頃に感じる、万物へ感じた不安感」を想起させるところなんですよね。大人になると俯瞰して、ちょっと可笑しいなと思いながら見れるものが、子どもである主人公一行の目で見たらすごく怖い、というかね。
MOTHERシリーズは子どもが主人公であることを大切にしているな~と2本遊んで思いました。
それでいて、人の優しさや温かみはダイレクトに伝わってくる。事件を解決したら町の人たちが感謝してくれるとかね。一戦交えたあとのフランクさまが親身になってくれるとか。フランクさまはテディのリバイバル的な要素なのかな?
私はマジカントの回想シーンでガチ泣きした口です。みんな泣くでしょ?あんなの……。

では次は各キャラへの感想。
今回の旅はみんなスマブラで名前はかなり認知していたからネス以外はデフォルトネーム。

・ネス ※プレイ時はキヨスケ
次のぼく!!!スマブラでおなじみ、サイキッカー少年ネス!
前作遊んだ時から薄々思ってはいたんですが、PKフラッシュ以外全部ポーラのPSIなの何!?どうやらスマブラ参戦にあたって教えてもらったらしいと聞いてほっこりしました。かわいいね。
前作ニンテンくんとは打って変わって、シナリオの都合上意外と自我が出る機会が多くも、しっかり自己投影するためのギミックがある主人公で面白かったです。
「かっこいいと思うもの」とかね。私は仮面ライダーシリーズで一番仮面ライダー555が好きなので固有PSIは「PK555」になりました。Standing by complete……
内面世界としてマジカントがあるのが一番個性的なんじゃないかな?という印象です。なんといっても、彼の中のポーキーはなんとなく殊勝なんです。
私はポーキーのこと嫌いじゃないですがカスはカス!と思っています。で、ネスもこれまで人攫いしたりカルトを焚きつけたりと彼の悪行三昧を目の当たりにしている筈ですが、彼の中では腐れ縁の”悪友”であることは変わらない……ポーキーにどう思われているかはともかく、ネスの認識としてはおそらく本気であんな悪行をする人間とは思っていないのだろうな、というのが感じられるところがよかったです。
心の中に「あくま」がいるなど、前作ニンテンくんより人間味を感じる機会が多かったところが印象深いですねやっぱり。

全裸に帽子はな…

・ポーラ
まだ未就学児ってマ!!!!!????覚悟がキマりすぎではございませんこと……。
MOTHERから続く、「おんなのこ」の彼女ですが、アナよりもさらに武闘派になっているのが印象的です。わりとフライパンで戦える。えらい。いちいち戦っているとPPバカ食いするからね……。
年齢もあってかアナに比べるとロマンス成分は薄めですが、エンディングはやっぱりヒロインムーブを全開にしてくれます。
私はもちろん二つ返事で家に送ってあげたのですが、RTA動画で見た「家に送ってあげる」と彼女に言ってもらうパターンも素敵だなぁと思いました。
”おとこのことおんなのこ”の構図が美しい、かわいい、愛おしいのがMOTHERの好きなところです。そんなの好きになっちゃうだろみたいなやりとりがお出しされる。初々しいラブというより、ロマンスっぽい感じなんだよね……ロマンチック、が一番表現として適切かな、とは常思います。
彼女がエンディング中に送り届けた後話しかけた時に喋ってくれる、「普通の子どもに戻らなきゃ」みたいな言葉がすごく好きです。世界を救った後に、彼らの日常はこれからも続いていくし、それはあくまで英雄ではなく普通の子どもとしての人生なんだなというのが。

ヒロインタスク

・ジェフ
有能すぎ!!!!ポーラがちょくちょくさらわれることもあって、発明品が揃ってきたころにはもう……一生一緒にいてくれや……!というくらいには、有能。ロイドはなんだったんだよ……!いじめられっ子設定に忠実と言われたらまあそうなんだが。脱線。
ジェフですが、まずポーラのテレパシーを受け取って寮から飛び出すアグレッシブさにびっくりしたよね。全然臆病じゃねえよ!!勇気ありすぎだよ!!!
そんなジェフのある意味の無鉄砲に、何も聞かず手を貸してくれるトニーやガウス先輩の存在も胸が熱くなる。様子がおかしい台詞やホラーめいた演出の一方で、彼らみたいな優しさ、真心を向けてくれる人々が胸に来るのがMOTHER2。いや、トニーの手紙をエンディングで読んでしまった時は動揺したけど……違、そんなつもりじゃ……。
バトル面ではペンシルロケットは言わずもがな、バズーカがよ、バズーカが強ええんだ……。もうジェフなしじゃ雑魚戦を突破できない!好き!でもトニーのところに帰ってやってくれ。
ネスの友人関係が縦糸で描かれるの、パーティーのメンバーかポーキーかというところなので、ジェフ視点で学友や真っ当な親友という関係を描いているのは巧みだなあと思います。ネスは自己投影の対象になるので、そのあたりの明確な友情描写はぼかしてジェフで描いているという図なのかな。
唯一PSI能力を持たないジェフですが、ジェフの存在抜きにギーグたちに立ち向かえないというのはとてもいいよね。運命に導かれているのはあるとしても、ジェフや父アンドーナッツ博士の科学力あっての最終決戦というところが、地球人も負けてないぞ!という感じで。
ところでトニーの好意についてわりと茶を濁すようなことを言っているのが結構好きです。手紙読んじゃった時のね……。

臆病なヤツがこんなノリノリなワケないだろ

・プー
なんか……ケーキでトリップしてたらいつの間にか現れて仲間になった……(???)こんなによくわからん加入されたのがはじめてで度肝を抜いてしまったのと同時、初対面で「キヨスケの下僕」とか言ってくるのでドキドキしちゃったよね。フライングマンみたいなことを言うな!!!!!!という意味で……。
戦闘では装備品でわりとピーキーな扱いになる一方、足が速かったから助かった。
ネス、ポーラ、ジェフが前作パーティーキャラのリバイバルである一方、絶対にテディの系譜ではないプーの参戦は”MOTHER2”らしさだな、と感じます。
かなり現実的な作風の前作に比べてファンタジックなテイストが強くなった2を象徴するキャラクターというか……だって現代に謎の修行してる一国の王子とかおらんでしょ。プーという存在の面白さはそこだよな、と思います。
国では結構モテてるの、いいよね。性格も勇ましいし、モテると思う。でも運命に導かれているからと言って初対面から下僕って一国の王子がパンピーの少年に言い放つのは……どうかな!?
真面目で遊びのないキャラクターかな、と思いきや、エンディングで去り際にPKサヨナラをしてくれるのが粋な部分もあるんだなと感じられて良いな、と思います。
あと、システム面で面白いのは普通の装備だとステータスが下がったり、ランマ産じゃない食べ物は回復量が落ちるというところ。まぁ、面倒っちゃ面倒なんだけどこの仕様を目の当たりにした時の「ど、どういうこと!?」という感覚、王者シリーズの装備を見つけて専用装備だ!!となった時の見つけた!という感覚や何で回復するのが有効なんだ?と考えさせられる部分がゲームとしての手探りの面白さに繋がっているなぁと感嘆しましたね。キャラの個性のつけ方としても。

自主性を持ってもろて…

・ポーキー
まぁ……コイツについても一応……。嫌いじゃないですよ!
なんというか、カスはカスだな……と思うキャラクターなんですが、彼の垣間見える家庭事情を鑑みるとこのようになるか、という納得感もあるんですよね。
また、最初は本当に単なる悪ガキ程度だったんだなぁという風にも感じ、なんだかんだネスとも腐れ縁の悪友であることには間違いなかったのかなぁなんて考えてしまいます。先述した内容ですが、マジカントでのネス視点のポーキーが殊勝なのがね……。
ファンブックとかですでに語られていることかもしれませんが、個人的には元来家庭環境由来の『歪みの才能』がマニマニ……というかギーグとの接触によって引き出されて行って、エスカレート、増長して戻れなくなったのだろうか……と考えています。可哀想といえば可哀想なのだろうか。いやでも……カス……!!!!
彼は3でも活躍()があるそうなので、またそれを経たら印象が変わるかもですね。

カスがよ…

・ママ
ママ抜きにMOTHER2が語れるかァ!?
先述もしましたが、マジカントの回想シーンでボロ泣きしたんですよ私は。
前作と比べるとかなりお気楽で適当なママなんですが、心から子どもを信じて、愛してくれるのがよくわかるんですよ。それでいて、ネスの冒険はジャマをしない。送り出してくれる。
マジカントの回想を見てからのママとのやりとりがさ~、ママはいつも通りなのにこっちの見方が変わるんですよ……。ネス……いやぼくの誕生を祝福して、お金持ちにならなくてもいいから優しい子にと願ってこんにちまで育てて、今冒険へ送り出していると思った時の愛おしさですよ。
もちろんいつも電話で気遣ってくれるパパも、アイテム管理がかなりシビアなMOTHERシリーズにおいてかなり実益的に冒険を手伝ってくれる妹トレーシーもありがたいんですが。ママだよ……!!!!
ママの元に帰って、エンディング。アルバムを見ながら冒険の話を……というのがね、MOTHERというタイトルが相応しすぎるね……と思いました。

適当すぎ母、大好き

メインキャラクターはもちろん、出会うみんなが愛おしくなる温かさ、面白さのあるゲームでした。MOTHER2。MOTHERも。
色んなゲームに影響を与える、それだけの魅力を確かに感じられました。この令和に遊べてよかった。

さて、ゲームの物語とシステムなどについてのいいところをいっぱい語りましたがとにかくBGMが良すぎる!!!!もう言われ尽くしている話だと思いますが、良すぎる!!!!
MOTHER→MOTHER2と遊んできて嬉しかったのはMOTHERの曲のアレンジが随所で使われていることでしたね。シリーズ物のこういうのに弱いんだ……。
ちなみに好きな曲はMOTHERのタイトル画面と、一人の時のフィールド。鉄板。2はオネットが好きです。
久しぶりにゲームのサントラを買ってしまうくらいには……。

感じたことの備忘録として久しぶりに長い感想などを書いてみました。
MOTHER3もSwitchオンラインで遊べるようになっているので、原稿が落ち着いたころにまた遊んでみたいと思います。
それではまた、気が向いたら何か書きます。

PKサヨナラ!

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