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「叱らない」が子どもを苦しめる①

2024.5.27.
#37

いじめ、不登校は社会問題となっている。
社会的に「褒めて伸ばす教育」の大切さが一般化している。
現場でも「褒めて伸ばす指導」がスタンダードとなっているが、適切に叱ることの大切さについても考えさせられる本だった。


「世界から押し返される」

褒めて伸ばす教育は、叱らない教育ではないということ。
子どもの課題と向き合い、時には叱り、止め、諫めることも大切である。
「世界から押し返される」とは、叱られる、止められる、諫められること。ダメなものはダメ。ならぬものはならぬ。

会津藩「什の掟」ならぬことはならぬものです

ネガティブな一面を示さないことで「思い通りでないと耐えられない心」を生んでいる。
これは、家庭の問題でも学校の問題でもあるが、社会全体の問題でもある。

社会全体の「子どもを不快にさせる」禁忌感、嫌悪感の広がり

子どもが体験すべき不快と不要な不快が世の中にはある。
・不要な不快
 いじめられる、暴力を受ける、人権を軽んじられるなど
・成長のための不快
 悪いことを指摘される、自分の限界に気付かされる、他者との意見の違いを経験するなど

現代の社会では個人主義、個性尊重、オンリーワンの思考が強くなってはいないか?
①子どもが不快の主張をする
②保護者の学校批判によって学校が環境を変える
③子どもは誤学習
④否定的な側面から目をそらす、思い通りでないと耐えられない
このことで一番困るのは、誰なのだろうか?

時間の都合で今日はここまで。
次回は、もう少し掘り下げていき、解決策や自分の考えを書いていきたい。

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