見出し画像

「ChatGPT×教師の仕事」を読んで

2024.6.3.
#40
「ChatCPT×教師の仕事」は、南部久貴先生による著書である。
「プロンプト」というChatGPTへの命令指示書が紹介されているので、それをマネするだけで簡単にchatGPTを使える。
この記事はこの本を使って私が試した結果を記事にしようと思う。
ちなみに私は無料版を使っている。


読みながら使ってみる

この本は読んでから使うというよりも、辞書的に使った。
自分で興味がある箇所から片っ端にchatGPTに入力して試した。

「プロンプト」を使ってみる

総合的な学習の時間のアイデア出しにはかなり有効

#命令書

どんな役割なのか、どの立場からアイデアを出してもらうのかを明確にする必要がある。
役割を限定してあげることでその役割に関連するデータからアイデアを出してくれる。
例えば、料理についても家庭料理なのか、レストランのシェフなのかではきっと返答が違ってくる。

#制約条件

条件を明確にすることでその条件の中で出力しようと働く。
これはテンプレートがあるおかげでかなり助かった。
また、返答に対しても、
「さらにアイデアを10個出して」
「①のアイデアをさらに詳しく説明して」
など壁打ち(キャッチボール)を繰り返すことでよりこちらの思いに寄り添った内容になる。

#入力文

お願いしたいことやこちらが返答してほしいこと、知りたいことを入力する。

最初から完璧でなくてよい。壁打ち(キャッチボール)をしているうちに精度が上がっていく。

試していないがやってみたいこと

アンケート結果の分析

データは集計できそうだと思っていたが、なんと自由記述を要約することも得意らしい。今はニーズがないので試していないが、今後、データ分析の機会があれば、データ分析を試し、どういうことが言えるのか出力をしてみたいと思った。

Excel関数の勉強

今までパソコンを使う作業をしてきて、
「もっと楽に簡単に速くできるのではないか」
と思うことは多々あった。
しかし、時間の制限と勉強にかける時間を天秤にかけた結果、勉強を疎かにしてきた。
長期休みなどを利用して勉強をしたいと思った。
勉強って、やらされるとめちゃくちゃつまらないんだけれど、自分から必要に迫られてやると面白いんだよね。
これって授業でも同じだろうな。

感想

「主人は人間である」ということを忘れてはいけない

写真で掲載した「プロンプト」。
それ通りにやれば授業が上手にできるのか。
そんなに甘い話ではない。

・授業のねらいは何か。
・どんな地域でどんな背景で子どもが育っているのか。
・子どもはどんなことに興味をもち、どんな授業だと楽しめるのか。
教師が頭に汗をかかなくなったら、教師の仕事は将来必要なくなってくるだろう。

授業も子どももリアルなので、そこはchatGPTに任せてはいけない。
強力な仲間を伴走者として利用することはあっても、利用されてはいけない。
あくまで、「主人は人間」なのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?