2023年11月のジミーソウルラジオ

Jimmie Soul Radio、通称ジミソラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに素晴らしい楽曲を幅広く、心地いいお話とともに届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな大好きな番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を文字にしてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日の夜11:00~11:30に放送(2024年4月からは土曜日の19:00~19:30で再放送も始まりました)してますが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴取可能です。気になった方はぜひ聞いてみてください。


11月1週目(2023.11.2)  CHICK-Dさんインタビュー

1.CHIBA-CHIIBA / Get It Pt.1 feat.MED
2.CHICK-D feat. 椎名純平 / カフェインの女王
3.CHICK-D feat. 椎名純平 / Blow Your Mind
4.CHIBA-CHIIBA / Get It Pt.2 feat.MED

今週も楽曲からスタートです。以前も番組で紹介していたビートメイカーのCHIBA-CHIIBAさん。前回はGuilty Simpsonさんをフィーチャリングしていましたが今回はLootpackやQuasimoto作品に参加しているラッパーのMED(旧Medaphoar)さんをフィーチャーして素晴らしい7inch「Get It」をリリースしています。こちらPt.1,Pt.2とありますが楽曲はビートも違い、1枚で2度楽しめるようになっています。
ここでA面のCHIBA-CHIIBA 「Get It Pt.1 feat.MED」(楽曲1)をオンエア。

今回のリリースにあたり長野のマザー・ムーン・ミュージックというレコード店のWebサイトでCHIBA-CHIIBAさんのインタビューが読めます。

ここからは9月にもご出演したCHICK-Dさんのインタビューをお届け。11月3日のレコードの日に「カフェインの女王」がリリースされます。

ジミーさん:はい、という訳で今日はですね9月の第2週のこもさんの週のときに特別ゲストとしてお越しいただきましたプロデューサーのCHICK-Dさんの以前ですねアナウンスした通り明日11月3日レコードの日に、出ますね。
CHICK-Dさん:はい、ついに。
ジミーさん:という訳で今日はですねニギニギしくお送りしたいと思うんですけど、私の左からCHICK-Dさん、なんとこもさんもいます。
こも:お邪魔しています。よろしくお願いします。
ジミーさん:そして世界のナカバコタジマもいます。
ナカバさん:(笑)よろしくお願いします。
ジミーさん:という訳で今日はですねCHICK-Dフィーチャリング椎名純平 「カフェインの女王」の話をしていきたいんですけど。まずはですね楽曲を聴いてもらいましょうか。それではご本人からご紹介のほうよろしくお願いします。
CHICK-Dさん:はい、CHICK-D feat.椎名純平で 「カフェインの女王」(楽曲2)

ジミーさん:いよいよ明日リリースという訳ですけども心境のほういかがでしょうか。
CHICK-Dさん:心境…まぁ、いろんなことをあんまり言いにくいんですけど乗り越えてやってきたという感じです。
ジミーさん:予想外のアクシデントが。
CHICK-Dさん:いろんなアクシデントがありましたが、はい。
ジミーさん:こちらがですねCHICK-Dさんが今ですねちょうど書かれているnoteですねnoteのほうで何回にかけてライナー書いていくんでしたっけ。
CHICK-Dさん:6回にかけてライナーを毎日、地獄でしたけど頑張って書ききりました。
ジミーさん:これがですね大変すごく面白いのでまずですねリスナーの方は放送後このnoteのほうですね見ていただきたいんですけども。今日はそのnoteの内容と重複するところは当然あるんですが、ご本人のお口から語っていただけたらと思うんですけど。もう今回のですねリリースの発端。なんでこの7inchを出そうとおもったかその辺りをお聞かせ願いますか。
CHICK-Dさん:そうですね。まぁ1番最初、細かいところはnote読んでもらえたらとは思うんですけど、結局コロナがあっていろんな周りのミュージシャンだったり今年で言うとYMOのお二人が亡くなられたり、直近でいうとBUCK-TICKの方だったりとか、やっぱいろんな訃報を聞くことが多くってですね。
ジミーさん:はい。
CHICK-Dさん:これは自分が今まで過去に20数年、音楽絡みの仕事してますけど、20数年絡んできたアーティストの方々と何か作品を残さないともしかしたらもう2度と会わないとか、何かしらモノを残すってことをコロナをきっかけにやったほうがいいんじゃないかっていう思いになったというのが率直なところですね。で、元々僕は椎名純平さんのマネージャーを20年ほど前にやっていたので、椎名君はやっぱり今はCDで作品は出されてますけどレコードでは作品を出されていないと。
ジミーさん:意外とないんですよね。
CHICK-Dさん:ということなので椎名君 作品作りませんかっていう話をメジャーデビュー20周年を機に、まぁちょっとそういう話をしていったところトントン拍子で作ることになったという流れでございます。
ジミーさん:そう言われてみたら椎名さんの7inchとかないですからね。
CHICK-Dさん:ないですねー。PLAYAっていうバンドというかグループの中でDeBargeの「I Like It」のカバーをしたっていうのが3年くらい前にリイシュー的な感じで7inch出たり、それのリミックスが出たりってうのはありましたけどまぁ即完でしたね。
ジミーさん:それはアレですか、それこそRYUHEI THE MAN、リュウヘイ君のレーベルからですかね。7inchが出てるってやつですよね。
CHICK-Dさん:そうですそうです、はい。

ジミーさん:ではですね続いてこのA面ですよ「カフェインの女王」。どういった楽曲になりますか。
CHICK-Dさん:えっとコレはまさに、まぁA面もB面もカバー曲なんですけれども、シャカゾンビのTSUTCHIEさんが20年前に出された『THANKS FOR LISTENING』っていうソロアルバムですね。ちょうどこれも20周年イヤーに当たるんですけど、そこのタイミングでまさに僕は椎名純平のマネージャーをやっていて、この曲いいなーっていう風に思っていたのが20年前、で「カフェインの女王」って曲、ソウルクエリアンズの音で、で椎名純平も「世界」でデビュー、「世界」って曲でデビューしたんですけどD’Angeloでソウルクエリアンズな世界観でみたいなところだったんですけど、まさにその時代の音像みたいなものをしっかりと出していたビートで2002年にリリースされた作品の中からこの曲、ずーとこの20年耳に残っていて。
ジミーさん:はい。
CHICK-Dさん:今回企画するにあたって、あっこの曲椎名君に歌ってもらったらちょっといいかもっていうのがひとつと、僕ずーっと好きなリズムでCurtis Mayfieldの「Tripping Out」、“テッテ、ツテッテ、ウーン、テッテ、ツテッテテ”ていうリズムとこのソウルクエリアンズな音をマッシュアップじゃないですけどリミックス的にバンドで演奏してみたらコレいけんじゃないっていうアイディアがまず出てきたと。いうとこからスタートしております。そっからバンドメンバーを集めてみたいな感じで僕このままずっと喋っちゃうんで。ちょっとこんな感じです。
ジミーさん:いやいや、行っちゃいましょう。なるほどね。元々はTSUTCHIEさんの。
CHICK-Dさん:はい、シャカゾンビのTSUTCHIEさんですね。

ジミーさん:はい。とはいえですね、まぁ今音源聴いていただいた皆さん印象もそのいわゆるソウルクエリアンズのJ Dilla的なビート感でもないですよね。ド直球そっちって感じでもなく、2023年の今の音像かなという印象があるんですけどそのあたりの狙いはいかがでしょうか。
CHICK-Dさん:そうですね僕、椎名純平さんってもの凄い綺麗なR&Bを歌う人ではないと思っていて、ソウルとブルースの中間くらいだと思ってるんですよ。声質的なところ含めてもの凄いブルージーに歌うっていうところでもないし、ソウルフルすぎるっていうところでもなく1番独特なラインの声を持ってる人だなと思っていて。そうすると多分作品として作るにはコレ僕の勝手な想いですけどソウルミュージックとシティポップのちょうど間。あんまりR&B・ソウルの今のハイファイな音まで行き過ぎるとちょっと違う。でもかといって凄いブルージーになっちゃうのも違う。でそこの間っていうところでバンドのザラついた感じみたいなものだったり、ダイナミズムみたいなものをしっかりと出したもの。ハイファイな音にしない、バンドで一発録りするっていうのを割と最初から考えていたアイディアだった感じですね。
ジミーさん:じゃあその辺をディレクションなさって。
CHICK-Dさん:はい。
ジミーさん:いいですね。
CHICK-Dさん:バンドでスタジオ全員で入ってまぁ歌は最終的に別録はしてはいるものの基本的には全員で“せーの“で挑んで、今回編成をお伝えするとドラム、パーカッション、ギター、ベース、ローズ・鍵盤ですね、でトランペット、でボーカル椎名君っていう形で録りましたんでその7人で一斉にやる形になりました。
ジミーさん:いや、結構ライブ感ある生々しさもありつつ、でも本当ウェルメイドなミックスに仕上がってるなって感じなんですけど。
CHICK-Dさん:ありがとうございます。

ジミーさん:ミックス自体はTSUTCHIEさんがしたんですか?
CHICK-Dさん:池袋のSTUDIO DE DEっていう所で収録したんですけど、まぁいわゆるヴィンテージ機材のマニアの方が運営しているスタジオで。
全員:へー。
CHICK-Dさん:もう分かる人が行ったら何このノイマン?とかそういう。このローズいいねとかこのアンプもいいねみたいなちょっと僕も細かくは言いませんけどいわゆるヴィンテージ機材だらけの凄いスタジオなんですよ。で最近バンドで“せーの”で録るってなかなかやっぱりないことだったりするんですけどそういう所でスタジオの中身のことを理解されているヨシカワさんっていう現地のエンジニアの方に収録に関してはお手伝いしてもらって、録って、でそれも録り方も1回テープに落とすアナログ録音でテープに落として、テープからPro Toolsっていう形でやりまして、でそっからの先のミックスとマスタリングをTSUTCHIEさんが委託されたという流れで収録しました。

ジミーさん:なるほど。いやはや。こだわり抜いた作品ってトコロなんですけど、じゃあ続いてB面なんですけどじゃあまずまたね、ここでね楽曲紹介のほうよろしくお願いいたします。
CHICK-Dさん:はい。同じくCHICK-D feat. 椎名純平で「Blow Your Mind」(楽曲3)

ジミーさん:B面はまさかのジャミロクワイですよね。
CHICK-Dさん:そうなんですよ。さっきTSUTCHIEさんのアルバムが20周年イヤーという風にお伝えしましたけど、ジャミロクワイは1stアルバム「Emergency on Planet Earth」から30年!なんですよ。
ジミーさん:てことは我々、私たぶん同世代だと思うんですけど高校生から30年経っちゃいましたか。
CHICK-Dさん:そうですね(笑)。いやさらに言うと20周年イヤー、30周年、で僕が45歳。なのでそういう3つの数字をカッコよく並べてみました。
ジミーさん:へー。でも意外とこの曲のカバーって…
CHICK-Dさん:そうなんですよ。あんまりなくて。
ジミーさん:ありそでない。
CHICK-Dさん:はい。「Virtual Insanity」だったりとかまぁそこはベタ過ぎるとしても例えば「Too Young To Die」とか、ファーストアルバムから何曲か選んでっていうところだと、言い方悪いですけど「Blow Your Mind」って4番手くらいなんですよね。
ジミーさん:あーはい。
CHICK-Dさん:この辺だとやってないっしょ!みたいなところと、元曲って8分あるんですよ。
ジミーさん:あれね、途中とかマジカッコいいっすよね。
CHICK-Dさん:カッコいいです。で、ソウルでよくあるA面・B面でPart1・Part2。
ジミーさん:7inchだと。
CHICK-Dさん:はい、7inchだと。アレすごいいいなぁと憧れがあって、でさすがに自分のこのシングル盤でPart1・Part2でA面・B面はちょっとできないので。
ジミーさん:思い切りすぎだろっていう(笑)。
CHICK-Dさん:思い切りすぎなんでこの「Blow Your Mind」の内のPart1にあたる前半のパート。歌があってセッションっぽくなるのが後半4分って感じなんですけどその前の前半パートを切り取って。でBPMも元曲が103くらいなんですけどやっぱり踊れるようにしたいので107まで上げて。
ジミーさん:ちょっと上げちゃって。
CHICK-Dさん:はい。で、割とストレートなカバーに今回はさせていただきました。というのも許諾の都合であんまり改変すると許可でねーよってソニーから言われて。
ジミーさん:そういうのがあるんだ。
CHICK-Dさん:いや、要はリミックス扱いにされちゃうとかそういう風にならないようにある程度ストレートカバーにしますっていうのを条件に許諾を取ったりもしたんで。
ジミーさん:ではですね、リスナーというかファンからしたら後半の言ったらアンサンブルパートというかインストパートはひょっとしたらライブで聴けるかもしれないですね。
CHICK-Dさん:あーやりたいですね。
ジミーさん:リリパの予定とかはまだ?
CHICK-Dさん:まぁちょっと予定はしてあるっちゃあるんですけど、どういう形態になるかバンドメンバーが皆さん多忙で集めるのがなかなかしんどいメンバーだったりするんで。ひとりひとりがみんなプロデューサーみたいな立ち位置の方々を揃えてしまったので。
ジミーさん:分かりました。ではせっかくなんで最後に参加ミュージシャンをご紹介いただいて。
CHICK-Dさん:はい。そうですね「カフェインの女王」に関しては椎名純平さんとペトロールズ長岡亮介さんの二人がツインボーカルみたいな形で歌っております。キーボードにウチのこのMy Favorite Soulっていうレーベルなんですけども「My Favorite Soul」のイベントの方のオーガナイズをしてくれているSWING-Oさん、ベースに関してはROOT SOULさん。割とファンキーなアルバムを近年出されてますけど。大好きなベーシストで。元々ROCKAKONGSっていうヒップホップバンドで僕はその当時マネージャーというかディレクターやってみたいな時代がちょっとだけあったんですけど、そういう関りもあったりとか。で今申し上げたギターは長岡亮介さん。パーカッションもこの「My Favorite Soul」ってイベントで長年一緒にやっていてライムスターだとか結構名だたるアーティストさんのところでパーカッションを叩いているNELLOさん。ドラムはみどりん。でタブゾンビさんSOIL&"PIMP"SESSIONSっていうような形の布陣で今回やっております。
ジミーさん:いわば日本のソウルユージックシーンのここ20年の集大成のような気さえしますよね。
CHICK-Dさん:そうですね。個人的にはそういうメンバーを集めたっていう感じです。
ジミーさん:分かりました。そんな訳でですね今日はお忙しい中ありがとうございました。いよいよ明日11月3日レコードの日にリリースされますCHICK-D feat. 椎名純平「カフェインの女王」ということで。皆さんぜひぜひお手に取ってみてください。今日は皆さんありがとうございました。
全員:ありがとうございました。

この後は番組冒頭で紹介したCHIBA-CHIIBAさんの「Get It」(楽曲4)のパート2をかけながら連絡、メール募集の呼びかけなどを行い番組は終了となりました。


11月2週目(2023.11.9) CHICK-Dさん、ナカバさん、こも出演回

1.Swish Jaguar / Sierra Moon
2.Ella Thompson / Never Fight The Way You Feel
3.Karate Boogaloo & Danielle Ponder / Little Bit
4.Robson Jorge & Lincoin Olivetti / Suspira
5.Pike / Good Feelings
6.Your Song is Good, Joelene / You're Young
7.桑名晴子 / You're Young

今週も楽曲紹介からスタートです。TuxedoをMayer Hawthorneと一緒にやっているJake Oneの7inchでフィーチャーされているSwish Jaguarさん。こちらの値段がとんでもないことになっていましたが、今度はEPが出るそうです。そんな謎に包まれているシンガー、マルチインストゥルメンタリストであるSwish Jaguarさんの楽曲をここでご紹介。Swish Jaguarで「Sierra Moon」(楽曲1)

どうですか、めちゃくちゃ良くないですか。またZOOMか何かでお話を聞いてみたいですねとジミーさん。

ここからは11月2週目の私(こも)出演回ということで3曲選んでいます。そのアンサーとして先週11月3日にリリースされたCHICK-D feat. 椎名純平「カフェインの女王」の特集回で集まった皆さんが引き続き選曲をしてくださいました。

私(こも)の1曲目はElla Thompson「Never Fight The Way You Feel」(楽曲2)
オーストラリアのシンガーさん。この曲の入ったアルバムが放送時にリリースされています。

続いてはジミーさんからの選曲。選んだのは同じくオーストラリア、メルボルンのバンドKarate Boogalooが2020年に出した曲。名前ほど勇ましくないことでお馴染みなのだそう(笑)ニューヨークのシンガーDanielle Ponderさんをフィーチャーしたシングルになっています。「Little Bit」(楽曲3)をオンエア。

私(こも)の2曲目はRobson Jorge & Lincoln Olivetti「Suspira」(楽曲4)
これは新譜ですか?とジミーさん。
こちらは9月にアルバムが出たばかりなので新譜ではあるのですが過去の未発表曲となっています。

この曲に対してナカバさんからのアンサーはPike「Good Feelings」(楽曲5)
「Suspira」(楽曲4)のイントロを聴いた瞬間に思いついたとのこと。いわゆるブギーだとかモダンソウルと言われる中では昔から有名なレアな12inchだそうです。
この後、放送ではジミーさんから"Pikeいい話"がありました(笑)。

私(こも)の3曲目はYOUR SONG IS GOOD ,Joelene 「You're Young」(楽曲6)
こちらはYOUR SONG IS GOODとハワイのレーベルAloha Got Soulとの交流から生まれた楽曲。ボーカルのJoeleneさんもハワイの方です。この曲はマッキー・フェアリー・バンドのカバーになります。

この楽曲6を受けてCHICK-Dさんからの選曲です。
あれコレは…

なんと同じ曲でした。桑名正博さんの妹さん桑名晴子さんが1978年に出した「You're Young」(楽曲7)。こちらはカラパナのマッキー・フェアリーがプロデュースをしています。2023年と45年前の1978年を聴き比べようという意図で選んでくださいました。

CHICK-Dさん、ナカバさん、ジミーさん素晴らしい選曲をありがとうございました。

11月3週目(2023.11.16) Swish Jaguarさんインタビュー

1.Halo / Let Me Do It
2.Swish Jaguar / Morning Sunrise
3.Swish Jaguar / Gambler's Paradise
4.Swish Jaguar / Heaven's a World Away
5.G.Robert G / But That Was Then

先週は選曲じゃんけんの回でしたが、その際に私(こも)とナカバさんが選んだものがいわゆる“モダンソウル“、“ブギー“などとカテゴライズされる曲でした。それを受けてジミーさんの中で聴きたくなった楽曲が出てきたそう。曲はHaloというグループの「Let Me Do」(楽曲1)。西海岸ハリウッドのMarshallというレーベルからの1981年の作品です。こちらはThe FuturesのJames Kingなどがいたグループとのこと。ここで楽曲1をオンエア。

ここから強引に繋げますよとジミーさん。Marshallは西海岸のレーベルですが、このあとは西海岸在住のSwish JaguarさんとのZOOMインタビューをお届けします。

(インタビュー音源、自己紹介)
少し前に番組内で「Sierra Moon」が紹介されたSwish Jaguarさんの特集になります。
ヒップホップ好きな方にはご存知、Mayer HawthorneとのユニットTuxedoでもお馴染みのJake Oneが自分でGeneral Principleというレーベルをいきなり立ち上げ、そこから7inchを出しました。A面が「Morning Sunrise」B面が「Sierra Moon」。「Morning Sunrise」と聞いてピンとくる方も多いと思いますがこちらはWeldon Irvineのバージョンが有名な曲で、Jay ZやMemphis Bleekの曲の楽曲でサンプリングもされています。その「Morning Sunrise」のカバーがむちゃくちゃ良くて7inchは瞬く間に売れてしまいました。
まずは彼にその7inchが出た経緯について聞いています。

(インタビュー音源)
こちらのSwish Jaguarというプロジェクトはパンデミックが始まった頃にスタートしたプロジェクトなんだけど、昔からStudio OneやKing Tubby、Lee "Scratch" Perryのようなレゲエミュージックが大好きでかつLamont DozierやMizell Brothers(Donald Byrdのプロデュースで有名)のようなプロダクション、Herbie Hancockといったソウルミュージックが好きでそれらを1つにブレンドしようと思ったんだ。
今回の7inchを出したJake OneとはSwish Jaguarさんが17歳くらいの時に出会ったそう。
Jake Oneがインスピレーションの1つとして曲を紹介してくれたのがWeldon Irvineの『The Sisters』というアルバムに収録されているこの「Morning Sunrise」という曲でした。その曲は当時は知らなかったし、Jay ZやMemphis Bleekの曲も知らなかったんだけどその曲を聴いた時にすごく心に響きました。何年も前の曲なのに何故かすごく好きになったんだ。

そしてこのパンデミックになって自由な時間が重なり様々な実験ができるように。その中で自分が満足できるサウンドを見つけることができました。曲はレコーディングしてから1年、短くても半年くらい彼のパソコンの中に放置していたそうです。
それでJake Oneに電話をかけて(仲がいいので週に1回くらいは電話しているそうです)会話の流れでこの「Morning Sunrise」の話から「この曲のカバーを作ったんだよ。」と伝えると「送ってよ」と。
そうするとJake Oneが大絶賛し、彼の周りの友達やDJの知人に曲を聴かせると皆ヤバい、ヤバいということになり今回の7inchリリースに至ったそうです。

その後に急いでB面を作らなきゃということに。彼はキャンプが好きらしくカリフォルニア州のシエラネバダ山脈にキャンプへ行った時に月の下で歌詞を書きロスに戻って曲を完成させました。
これを世の中に送り出すことができて、その反響は本当に素晴らしいものでした。
ここでその楽曲をご紹介。Swish Jaguarで「Morning Sunrise」(楽曲2)になります。

続いて楽曲から分かる通りボコーダー、もしくはトークボックスを使って彼が歌っていますがそのことについて聞いています。

(インタビュー音源)
トークボックスではあるのだけれども実際のモノではなくていわゆるプラグイン、DTM上のソフトを使っているそう。だからこうして全体をまとめることができたんだとも話していました。
他のパートは作っていたけどトークボックスを使いたかったし、新しいトークボックスのプラグインはEDMサウンド用だったり必ずしもオールドスクールなトークボックスサウンドを備えていませんでした。それで調べてみると90年代、80年代どちらかの古いプラグインを見つけて、それがすごくいい音でこれならいけると思いました。
ただ、そのタイミングで彼のパソコンがアップデートしてプラグインが使えなくなってしまうというハプニングもあったそうです。そこでパソコンに明るい友達に電話してアップデートしたパソコンでも使えるようにプラグインを作り直してくもらい、そのおかげもあって今回のEPが完成しました。
ここでもう1曲挟みます。Swish Jaguarさんに選んでもらいました。
(曲紹介に続き楽曲3 「Gambler's Paradise」をオンエア)

この曲も含んだ彼のEP『The Darker Side Of Love』について次に聞いています。

(インタビュー音源)
今回のEP『The Darker Side Of Love』の制作過程では最初に思いついたアイディアをそのまま形にしていったそうです。
普段アルバムを作る時には20曲とか10曲とかを書いてその中から曲を選んで、EPの場合は10曲からベストを5、6曲と選んでいくと思うのだけども今回はただ作ったものをそのまま出すというカタチにしました。リビングルームに座ってピアノを弾いたりギターを弾いたりして、十分であればもうその曲はそこで完成とあまり深く考えないようにして。そのようにして楽曲を制作していくとハッピーアクシデントを発見しやすくなることがあるんだ。
そうやってできたこちらの素晴らしいEPはサブスクでも聴くことができます。

ここでもう1曲選んでもらいました。
(インタビュー音源に続き楽曲4 「Heaven's a World Away」をオンエア)

お聴きの通りいいメロディーを書くSwish Jaguarさんは主に鍵盤を弾くそうなのですが、それもさもありなんということがこの後わかりました。

(インタビュー音源)
なんとJake OneとMayer HawthorneのTuxedoのバンドメンバーでキーボードを弾いているそうです。
そう言われてみればと後で思えばそうなんですけど私もびっくりしましたとジミーさん。
ということで日本にも何度も来たことがあるそうです。YouTubeでTuxedoがNPRのTiny Desk Concertに出演した回でもSwish Jaguarさんは鍵盤を弾いています。

そんな彼ですが、なんとなんと…

(インタビュー音源)
彼は自転車に乗って10日ほど日本を旅行した際にしまなみ街道からなんと高松も来たことがあるそう。またこの後ジミーさんはLAに来るくることがあったら連絡してくれと言われたそうです。
Swish Jaguarさんのインタビューはここまで。彼のEP全曲素晴らしいのでぜひぜひ皆さんサブスクの方で聞いてくださいとジミーさん。

最後は直接コンタクトを取っている中で提供してもらった音源のご紹介。以前番組でも取り上げたテキサスはサンアントニオのソウルミュージックの歴史を調べていて彼自身スーパーレコードコレクターのRae CabelloさんがPecosレコーズというレコードレーベルをこのたびローンチしました。Pecosというのもテキサスの地名で、ニューメキシコに隣接するエリアだそうです。現在2枚の7inchが出ていますが今週はG.Robert Gの「But That Was Then」(楽曲5)をオンエア。この方はThe Eptonesというグループのメンバーです。
ジミーさんはThe Eptonesの「No One Else But You」という7inchがずっと欲しいので譲ってくれる方は連絡くださいとのこと。
レーベルはThe Royal Jestersのリリースでもお馴染みの元はClownの正規再発ということになります。ここで楽曲5をオンエア。

今回一緒に出ているThe Justifiersの7inchも素晴らしいのでチェツクしてみてくださいとのこと。番組はここで終了となりました。


11月4週目(2023.11.23)

1.Mayer Hawthorne / On The Floor
2.BJ The Chicagokid / Never Change Ft. Philip Bailey
3.Silent Majority / Something New About You
4.El Shobey & Co / Never Missed What You Got
5.Wesley Bright / Six Minute Mile
6.Alanna Royale / Run Around
7.Night Owls / Ain't That Loving You
8.Jack Page / Slowly

この週は時間の許す限り楽曲を紹介していく回になりました。

先週お届けしたSwish Jaguraさんのインタビューでも名前が出たTuxedoのMayer Hawthorne。アルバム『For All Time』が9月にリリースされており、こちらは今回も素晴らしいアルバムになっています。その中で最近モダンソウルといった曲をかけているのでこの曲からいきましょうかとMayer Hawthorneで「On The Floor」(楽曲1)をオンエア。

続いてはBJ The Chicagokid。彼をこの番組で取り上げるのは初めてかもしれません。先ごろ『Gravy』というアルバムを出しましだが、このアルバムが本当に素晴らしいソウルアルバムとなっています。今回紹介する楽曲はあのEarth, Wind & FireのPhilip Baileyをフィーチャリングしている「Never Change Ft. Philip Bailey」(楽曲2)。

まさにシカゴソウルといった趣ですねとジミーさん。

続いてご紹介する楽曲はいよいよ11月29日に発売となります世界のナカバさんのThank you, Soulプロジェクト第二弾。ジミーさんが選曲したデトロイトの知られざる名門グループSilent Majority。HOTWAXから2枚ある7inchをスペシャルカップリングにしてリリースします。その「Something New About You」(楽曲3)をもう1度ご紹介。

この楽曲を聴いてジミーさんが連想する曲があるそうです。その曲を今からかけるので何繋がりか予想をツイートをしてくださいとのこと。El Shobey & Coで「Never Missed What You Got」(楽曲4)

こちらのEl Shobey & CoはShoutというレーベルからのリリースになっております。この曲のパーカッションが"トゥン、トゥン、トゥントゥン、トゥーン"と言っているのが似ているとのこと。「気になった方はラジコのタイムフリーで確認してみてください。」

この後はBPMをグッと抑えていきます。ColemineからWesley Brightの「Six Minute Mile」(楽曲5)になります。

この楽曲はニューヨークのBen Piraniと作っています。こちらはもちろん7inchのリリースも予定されております。

続いては女性シンガーをご紹介。Alanna Royaleさん。アルバムが先ごろリリースされており、そこからの楽曲。Alanna Royale「Run Around」(楽曲6)

今度はF - SpotレコードからNight Owlsです。今回も例によってカバーで元はJohnnie TaylorがStaxで出した「Ain't That Loving You」(楽曲7)。こちらはすでにレゲエカバーが存在していてAlton Ellisなどもカバーしていますが、そんなある種のクラシックチューンにNight Owlsが今回挑戦しています。楽曲7をオンエア。

今週最後に紹介する楽曲は以前番組でも1曲オンエアしているニュージーランド出身で今はロンドンベースに活動しているシンガーソングライターのJack Pageさんの新しい楽曲です。Jack Pageで「Slowly」(楽曲8)。

このあとはメール募集などの呼びかけを行い番組は終了となりました。

11月5週目(2023.11.30) Dan Ubickさんインタビュー

1.Jonathan Kirby / Running Away
2.Night Owls / Ain't That Loving You (Feat. Chris Murray)
3.Dan Ubick / Sayonara
4.Dan Ubick / Sayonara
5.Soul Sugar Feat. Shniece / Top of My List

11月22日に広島へ行って来たというジミーさん。その日は音楽食堂ONDOでシカゴをベースに世界で1番のいわゆるアーカイブ、数々の素晴らしい傑作コンピレーションアルバムを出しているあのNumeroレコード主宰の1人Jon KirbyさんがDJをされていたそうです。
ちなみに音楽食堂ONDOというお店をされているサトシさんとその相棒のオキトさんは毎週月曜日の夜19時から広島FMの『月曜日の盤』のパーソナリティをしており、ジミソラジオにも過去出演しています。
「英語を始めてよかったなと思ったのはジョンさんともばっちり話ができましてすごいいろんな話が聞けたし20年30年前の話なんかもして、彼はノースカロライナの人なんですけどノースカロライナのレコードを高松から買っていた高校生と当時ノースカロライナでレコードを買っていた高校生の話をしましてその辺りの話がすごい面白かったので今回はですね今日11月30日と12月7日にわたってその辺のジョンさんの話もしつつ、まずはですね彼自身がDJ、アーカイヴィストでもありながら彼自身も近年は楽曲をリリースしてましてスイスのSecond Thoughtsというレーベルから『Safe To Disconnect』というアルバムを出しましてこのⅡの方が近頃リリースされましたのでそちらを彼自身のナレーションとともにお聞きください。ご紹介する楽曲は『Running Away』(楽曲1)になります。」
(ジョンさんの紹介に続き楽曲1をオンエア)

ここからはDan UbickさんとのZOOMをお届けです。
「今日はですねまたスゴイ方と先日話をしたんですよ。ちょっとね昔話ばっかになっちゃうんですけど30年前に渡るBreakestraですね。Breakestraの「Getcho Soul Together」という曲がですね、出まして、STONES THROWかなぁ、本当に衝撃的だったんですよね。これがいわゆる新譜のファンクか!ってこう本当にびっくりしたんですけども。その楽曲でもギターを弾いてます、現在はですねあのF - Spotレコードから精力的にレコードをリリースしておりますDan Ubickさんとまた例によってZOOMでお話を伺いましたのでそちらをご紹介していきます。」

(インタビュー音源、自己紹介)
まずは、先ほども触れた今のバンドNight Owlsの結成の経緯を聴いています。

(インタビュー音源)
こちらのNight OwlsのDave Wilderさん(ベース)、Blake Colieさん(ドラム)はダンさんと長い間LAを代表するロックスタディ、レゲエのグループのThe Lionsのメンバーとして一緒に演奏をしていました。またLAで別の人気のあるThe Aggrolitesというバンドのキーボードプレイヤーのロジャーさんとも仲良くやっていてその3人とイギリス出身の歌手Hollie Cookさんのバックアップをする機会がありました。そのレコーディングはThe Lionsのキーボードプレイヤー、ダスティンさんに参加を要請する予定でしたが都合がつかなかったためこのロジャーさんにお願いしたそう。そのセッションがすごくいい感じだったのでそのままNight Owls結成に至ったそうです。
Night Owlsは今回リリースする7inch「Ain't That Loving You」、元はJohnnie Taylorの楽曲(Alton EllisやDennis Brownなどレゲエサイドからのカバーもあります)で、ずっとカバー楽曲をリリースしています。

そんなカバー楽曲をする際の彼らなりのこだわりや基準について聞いています。

(インタビュー音源)
いい質問ですねとダンさん。彼もレコードを集め始めたのは15歳の頃からでその後Breakestraで活動していく中で周りのDJ達と常に一緒にいました。
ここから挙がる名前が凄いです。Cut ChemistやJ.Rocc、Peanut Butter Wolf、Nu-Markといった方々。日本のDJで言えばムロさんや他の素晴らしいDJ達と一緒に活動をしてきました。
今ではKOCOさん。よくインスタグラムで超絶2枚使いをNight Owlsのレコードでしております。
ダンさんはいつもDJがレコードを回している時にダンスフロアがどのように反応するのかを見るのが好きで彼自身もDJを15年くらいしているそうです。
自分が好きな曲なんだけどもオリジナルバージョンがテンポがちょっと遅かったりダンスフロアにあまり適してないかもというものを選ぶようにしています。そちらのテンポを上げていわゆるダンスフロアフレンドリーなバージョンにします。

ここでもう1度彼自身の紹介でNight Owlsの新しい7inchをお届けします。
(紹介に続き楽曲2 Night Owls「Ain't That Loving You (Feat. Chris Murray)」をオンエア)

この曲にはたくさんのバージョンがありますが、Johnnie Taylorのバージョンは当然知っているのですがDennis Brownのバージョンも美しいです。Alton Ellisも素晴らしいバージョンを作りました。たくさんのバージョンがあります。オリジナル楽曲はホーンがメロディをリードしていくけども、これをオルガンでロジャーさんに弾いてもらったら面白いんじゃないかと思って。そのアイディアを採用して実際の作業はすごく楽しかいものでした。

彼はBreakestraの後にConnie Price & The Keystonesという自分のバンドもやって、その後The Lionsをやり今のNight Owls。このレゲエとソウルファンクサイドどちらでも素晴らしいリリースをたくさんしています。
両方の音楽を聴くのは自然なのですかと質問すると、彼自身15,16歳の頃からレゲエも聴いていたそうです。
友達が学校に2人いて1人はThe Specialsや2 ToneのMadnessといったスカが好きで、もう1人がMighty DiamondsやWailersといったジャマイカのグループを教えてくれた同級生がいました。そして高校の最後の年にレコード店で働いていたのですがそこに素晴らしいレゲエのバイヤーがいて彼から本当にたくさんのレコードを教えてもらいました。
その後ヒップホップやソウルにハマったそうで、彼の中でレゲエを聴くこととソウル、ファンク、ヒップホップを聴くことは全く垣根がないとのこと。

続いてダンさんは近頃Madlib Invazion Music Libraryというシリーズからアルバムを出しています。タイトルが『Magnetic Fields』という短いインストが多く収録されたアルバムになっています。ただ情報が少なくて… 
まずはプロジェクトの背景について聞きました。

(インタビュー音源)
今回のプロジェクトにまず出てくる人はEgonですね。Stones Throw、Now Again、Rappcatsの。彼とはBreakestraがStones Throwに所属していた時に会いました。そしてずっと友達でいました。
EgonはConnie Price & The Keystonesでダンさんが自身のレコーディングをする最初のチャンスをくれたそうです。
そのEgonとMadlibがこのライブラリーシリーズを始めるというアイディアを持ってきた時にダンさんやドラマーのMalcolm Cattoさん,Poets of RhythmのギターJJ Whitefieldさんといった周りにいる人に声をかけ、このパンデミック下でレコーディングがスタートしました。彼ら皆KPMなどの60年代や70年代の素晴らしいライブラリーレコーディングスが好きですし特にダンさんはラロ・シフリンやエンニオ・モリコーネの音楽がとても好きとのこと。
当時のサウンドトラックや素晴らしいスコアに興味があったのでそれをベースに自分のライブラリーレコードを作る挑戦をしてみました。
シリーズとしては12作リリースが予定されています。彼自身の『Magnetic Fields』は4番目の作品で残り2枚分のリリースも予定されています。

ここでジミーさんからライブラリーというのは映画やテレビのサンプリングに使いやすいような音源という認識であってますかと確認をすると、さらに今回のこの企画の裏側の話をしてくれました。

(インタビュー音源)
今回のMadlib Invazion Music Libraryの音源は簡単に購入できるようになっています。さらにもしあなたがヒップホップのプロデューサーで何らかのビートを作りたいならばレーベルにアプローするとレコーディングのそれぞれパートに別れた音源も送ってくれます。ダンさんのレコードに収録されている曲は全てベース、ドラム、ギターパーカッションその他諸々のスタッフが個別に手に入るそうです。

ここでジミーさんから日本のビートメイカーの皆さんに『Magnetic Fields』の音源を使ってサンプリングでビートを作ったらダンさんにお届けしますよと呼びかけ、それをダンさんに伝えます。

(インタビュー音源)
ダンさんにもご快諾いただきました。楽曲にするにあたって最終的にはお金が発生することになるのでその点を確認中とのこと。
その『Magnetic Fields』から彼に2曲選んでもらいました。

(ダンさん本人から曲紹介に続き楽曲3、4「Magnetic Fields」、「Sayonara」をオンエア)

シーンのリビングレジェンドである彼に現在のソウルミュージック、ファンクミュージック、レゲエミュージックシーンについてどう思いますかと最後に質問しています。

(インタビュー音源)
今日のソウルシーンについてですが、まぁかなり変わりましたね。私(ダンさん)が最も好きなのはもっとヘビーなものです。ロックやジャズ出身ですからアップテンポでファンキーなドラム、Eddie Bo、The Meters、James Brownのような力強いものが好きです。今人気があるのは正直甘いスィートソウルのものですよね。それはもちろん美しいです。ただ私自身はナスティでファズが効いたギターのようなものが好きです。Monophonicsはファズギターや力強いドラムでそういうことを少しやっていますがね。

彼のConnie Price & The Keystonesのファーストアルバム『Wildflowers』が2004年に出てから20周年を記念してLPが発売されるそうです。

今週最後に紹介するナンバーはフランスのキーボード奏者Soul Sugarさんが女性シンガーShnieceさんをフィーチャリングして11月3日のレコードの日に7inchレコードをリリースしています。ご本人から音源を送ってもらったそうなのでそのナンバーをお届けです。
「Top of My List」(楽曲5)

この後はメール募集の呼びかけを行い、そのあとジミーさんからこんなお知らせがありました。
「あ、なんとですね今日の放送が297回目らしいですよ。ディレクターさんのカウントが間違ってなければ。そんな訳でですねなんと12月の21日の放送で当番組300回を迎えるそうです。300回当日はもうね、ひとえにリスナーの皆様のおかげですから積極的に少しでも多くメールを紹介していきたいと思っておりますので私への質問があればあと番組へのご要望もちろんリクエストなんでもメール大歓迎でありますのでぜひぜひじゃんじゃんメールの方よろしくお願いいたします。それでは来週12月7日の夜11時にお会いしましょうジミーソウルでした。」

11月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。

・アップルミュージック

・スポティファイ





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