2022年7月のジミーソウルラジオ

ジミソラジオことジミーソウルラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに幅広い選曲と心地いいお話を届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな最高な番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を書いてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日夜11:00~11:30放送ですが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴くことができます。気になった方はぜひ聴いてみてください。


7月1(2022.7.7)   Maria Sanchezさんインタビュー

1.Maria Sanchez / Hey Love
2.Thee Sacred Souls / Easier Said Than Done
3.Adrian Carmine / That's Why People Fall in Love
4.Maria Samchez / Give Me Your Loving'
5.Samm Henshaw / The World is Mine


今週は予告通りMaria Sanchezさんのインタビューをお届け。インタビューを流し、その後日本語で翻訳をするやり方はジミーさん尊敬するマサ伊藤さんの『ワールドロックトゥデイ』を意識しているそう。先日も番組を聴いていたらJourneyのNeal Schonさんのインタビューをしており、ドラムがNarada Michael Waldenさんであることに驚いたそうです。

ここからはMaria Sanchezさんのインタビュー。先ごろスウェーデンのSoulTuneレコードからセカンドシングル「Hey Love」と「Give Me Your Lovin」がリリースされています。

まず最初の質問はこの2曲の歌詞の意味について。
「Hey Love」は特定の人間関係のある状況で自分が与えている愛やエネルギーが返ってこず、そこからどこへ向かえばいいのか分からなくなったときのことを歌にしているそう。私があなたを愛しているのと同じように私のことを愛してくれているのか分からないときにまず自分自身を選ぶ、自分自身を愛する必要があります。そんな自分をエンパワーする曲になっているとのこと。B面の「Give Me Your Lovin」は日曜のクルーズを楽しんでいるような雰囲気の曲。すべて完璧な日曜の午後のようなシチュエーション、世の中には何も問題がないような世界観を表現していますとのこと。
ここで楽曲1.をオンエア。

続いてレコードの発売がアナウンスされてからリリースまで時間が空いたことについて聞いています。                      
最初に録音を完成させたときにちょっと音声に問題があり、やり直しをしなければならなかったそうですがボーカルを録音するのは簡単で正直すぐ終わりましたとのこと。
彼女は住んでるカリフォルニアで作業し、今回もすべてのバックトラック、インストゥルメンタルはスウェーデンで録音されました。今どきは技術が発達しているのでレコーディングに関してはスウェーデンとカリフォルニアを結んでなんの問題も無かったそうです。

このあとはSoul Tuneレコードのニックさんの話題へ。ニックさんと仕事することはとても簡単、まるで家族のようで問題が起こることはないそう。もし曲のなかで気に入らないことや上手くいかないと思うことがあれば、よしじゃあどうしようか、他になにができるだろうか考えようといった感じで言い合えるとてもオープンな関係だそうです。

そして次のリリースの予定についても聞いています。
おそらく一番近いリリースはSoul TuneレコーズからのLPに収録される曲だそう。タイトルはまだ全部明かせませんが「バイキングなんとか」だとか「ソウルアンドバイキングなんとか」。また他の参加アーティストもまだ公表されてないので明かせません。
ジミーさんは他のラインからも情報を掴んでおり、エキサイティングな企画になっているそうなのでぜひ楽しみにしていてくださいと語っていました。今後もSoul TuneとMaria Sanchezさんのチェックを呼びかけます。

次にカリフォルニアを中心としたアメリカ西海岸ソウルミュージックシーンの動向について聞いています。
幸運なことに私は多くのアーティストと直接会うことができています。Thee Sinseers、TheeSacredSouls、Adrian Carmine、Trish Toledoさんなど。このシーンにはたくさんの素晴らしいアーティストがいます。だからこのシーンがもっと大きくなることを願っています。私はカリフォルニアのほうで素晴らしいプラットホーム、シーンの中にいてそういう体験をしていますがそれをもっと越えてこのシーンが世界中に広まっていくことを期待していますとのこと。
ここで先ほど名前が挙がったThee Sacred Soulsの新しい楽曲2.をオンエア。

彼女はインスタグラムにも積極的に当地のライブの様子などもビデオを撮ってポストしてくれているのでフォローしてもらえば西海岸のシーンはよくわかりますよとジミーさん。

そんな中、Maria SanchezさんはAdrian Carmineさんとよく一緒にライブしたりしており、Adrian Carmineさんの初アルバムが素晴らしかったので、彼の印象を聞いています。
Adrian CarmineさんのMy Gritoからのアルバムは素晴らしいので、ぜひぜひ皆さんチェックしてくださいと彼女も同意しています。

更にジミーさんから彼と楽曲を作る予定だったり一緒にライブをする予定はありますかと聞きましたところこれまたビッグニュース。何曲か一緒に演奏する計画があるそう。そもそも彼女がライブデビューしたのもAdrian CarmineさんのSOLAレーベルの7inchレコードリリースライブだったそうです。二人あわせてどんどんビッグになって欲しいですね。
そんなAdrian Carmineさんは才能があって楽曲はすべて好きだというジミーさん。その最新アルバム『Alma』から楽曲3.をここでお届け。

みなさんMaria Samchezさんのインタビューの声を聞いてもいい人だということが伝わってくるかと思います。まずはインスタグラムをフォローしてもらって7inchをゲットしてくださいと締め、最後にマリアサンチェスさんからメッセージをもらい楽曲4をオンエア。

こちら歌詞の聞き取りに関して先週番組に出演した林さんも言っていましたが、同じ曲を何回も何回も聴くというのが大事で、ある時聞き取れるようになってくるタイミングがくるそうなので今日からMaria Samchezさんの楽曲でやってみてはいかがでしょうかとジミーさん。あと彼女のインタビューがミディアムというサイトでみられます。音楽の話というより彼女は大学院を最近卒業していてエデュケーションカウンセラーを歌手と同時にやっており、そんな彼女のバックグラウンドを英語で読むことができますとのこと。

ここでジミーさんが最近ネットフリックスで観たおすすめ映画『ハッスル』を紹介。コメディ映画で有名なアダム・サンドラーが主演のバスケットボールのお話。映画も素晴らしく音楽も全編カッコいいそうで、オープニングではSamm Henshawの「The World is Mine」。こちら国歌と何回言うのだという話ですが例のApacheをサンプリングしているカッコいい曲から始まって途中Too $hortとParliamentがやっている「Gettin' It」などもかかったりして全編カッコいいそうです。スペインから全く無名のバスケットボール選手がアメリカNBAでドラフトを勝ち取るか勝ち取らないかという。主人公のアダム・サンドラーはスカウト。フィラデルフィアで成功モノといったら、あのボクシング映画のオマージュシーンなんかもあったりするので最近観た映画の中で気に入っているとのこと。ということで楽曲5.が流れます。

その後メール募集を呼びかけて番組は終了となりました。


7月2週目(2022.7.14) こも出演回


1.Adrian Quesada feat.iLe / Mentiras Con Carino
2.Jean Carne, Adrian Younge & Ali Shaheed Muhammad / Come as You Are
3.Carlos Amalgamah and The Rhythm Partners / Baby I Need Your Lovin
4.The Soul Seeders / Happiness
5.思い出野郎Aチーム / 笑い話の夜
6.Tommy Honda feat.Ai Yamamoto / Through Thick and Thin


この回は私(こも)が出演しジミーさんと3曲ずつ選曲をしています。

私の1曲目:Adrian Quesada feat.iLeのMentiras Con Carino
Black Pumasのギタリスト。『Look At My Soul』のプロデュースも手がけています。普段この番組でかかる曲に比べるとワールドミュージック色が強い気もしますが、妖しいサイケデリックな印象もあって選びました。ジミーさんも選曲プレイリストに入れていたそう。

ジミーさん1曲目:Jean Carne, Adrian Younge & Ali Shaheed Muhammad 
のCome as You Are
同じエイドリアンつながりでAdrian YoungeとAli Shaheed Muhammad のJazz  Is Dead から。Black Jazzから出ている旦那さんDoug Carnの2枚のアルバムの雰囲気が完璧に再現されていてめちゃかっこいいとのこと。妖しい雰囲気もありかっこいいです。各種サブスクでも聴けますが、レコードもそろそろでるそうです。

私の2曲目:Carlos Amalgamah and The Rhythm PartnersのBaby I Need Your Lovin
こちらバンドキャンプのおすすめで知りました。この曲はFour Topsのカバーでアルバムは他にもソウルのカバー曲が収録されています。スペインのレーベルということ以外情報が見つけられなかったのでメールを送ってみたところ返事をもらえました。

ここで英語からコレダケの話へ。受講を始めてジミーさんの感想はめっちゃガチだなというもの。私からは毎週課題が結構出るのでついいていくのが大変。とはいえトイック対策としてだけではなく英語のやり直しという点からもすごく良いし、毎週英語の学習事項を整理して講義してくれるので分かりやすいと話しました。
オンラインのフィリピンの先生のシャドーイングも厳しくチェックしてくれ、英語の基礎からZOOMインタビューまで活用できる内容を提供してもらってますので、ぜひまずはホームページをチェツクしてもらえたらと思いますとジミーさん。

ジミーさん2曲目:The Soul SeedersのHappiness
こちらも新譜のご紹介。Carlton Jumel Smithさんに挙げてもらったグループ。フランスのレーベルLove Me Doレコードからの7inch。Carlton Jumel SmithさんとSoul Seedersがやった「The Girl I love」という曲も7inchのリリースがアナウンスされています。こちら併せてチェックしてもらえたらとのこと。

私の3曲目:思い出野郎Aチームの笑い話の夜
この番組ではお馴染みの思い出野郎Aチーム。お笑いグループのハナコのライブ用に作られた曲で彼らのホームページでCD-Rの販売がされています。Curtis Mayfieldの「Tripping Out」のリズムの感じもあって明るいけれども切ない感じもあっていいです。

ジミーさん3曲目:Tommy Honda feat.Ai YamamotoのThrough Thick and Thin
トミーさんからのコメントあり。前回出演時Olivia Dean / Reason To Stayを選曲した際にイントロなしのアレンジもいいなと思いこの曲に採用したそうです。なのでこの曲はジミソラジオが作った曲と言っても過言ではない?とのこと。
この曲は各種サブスクのプレイリストに入っていて絶好調です。
トミーホンダさんもどんどんビッグになってもらいたいですが、どんどんビッグになるといえば今日と明日初来日公演をしているDurand Jones & The Indicationsの公演後にこのラジオを聴いている方もひょっとしたらいるかもしれません。公演行った方の感想を教えてくださいとお願いしやり取りは終了となりました。
トミーホンダさんの楽曲はジミソラジオ以外にもディレクターさんが担当する他の番組でもかかっているそうです。

このあとメールの募集を呼びかけて番組は終了となりました。


7月3週目(2022.7.21)  エメラルドインタビュー 前編


1.Curtis Mayfield / If There's a Hell Below We're All going to Go
2.Durand Jones & The Indications / Too Many Tears
3.Emerald / Sunrise Love
4.Marvin Gaye / What's Happening Brother
5.Gene Harris / Summer (The First Time)

ちょうど先週ブルーノート東京で行われたDurand Jones & The Indications初来日公演。今週はベイビー・マーさんの素晴らしいレポートからスタートとなりました。
まずはアーロンさんボーカルでカバーしたという楽曲1.がオンエアされます。

この曲はアルバム『Curtis 』の1曲目。ジミーさんも聴きたかったなと語り、素晴らしいレポートが続きます。当日アンコール2曲のうちから楽曲2.をオンエア。

ここでBGMは「ツバメの季節に」。2日目には坂本慎太郎さんも登場してこの曲が Durand Jones & The Indicationsをバックに披露されたそうです。
坂本さんをはじめ日本のソウルミュージックも積極的に紹介しているこの番組ですが、今週は放送の中でインタビューを呼びかけたエメラルドのメンバーご出演。

まずはエメラルドのプロフィール紹介。「ポップミュージック発ブラックミュージック経由、ビルボードブルーノート行き。2011年結成。ジャズ、ネオソウル、AORといったジャンルを軸とした楽曲群にボーカル中野陽介の持つジャパニーズポップスの文脈が加わったそのサウンドは新しいポップミュージックの形を提示している。」また先日オンエアされた「Sunrise Love」のミュージックビデオは香川県にゆかりのある三宅 恭平さんが監督し、ジミーさんも縁を感じていると語っています。

そしてインタビューへ。エメラルドからはボーカルの中野さんとマニュピレーターの藤井健司さん。
ジミーさんはエメラルドの「ムーンライト」をスーパーのまる?で聴いて知ったそうですが、まだエメラルドファン歴が浅いということで強力な助っ人を呼んでいました。高松古新町のクラフトビールとナチュラルワインと音楽が楽しめるお店メロバーからにゃべさんも加わります。
ここで楽曲3.をお届け。

こちらの曲の聞き所をにゃべさんにたずねます。歌詞がいいと先ほど話していたそう。歌詞は中野さんで、ホントに泣かされた。染みたとのこと。「中野さんの歌詞、曲ももちろんバンドが素晴らしくいいんですけど、中野さんの歌詞がもう心に染みて染みて染みすぎて。そもそもいろんな事があって結構落ちてる時期とかにエメラルドに出会って音楽聴いて、そしたらもう泣いて泣いて染みすぎて、泣きながらドライブをずっとして。」「曲調としてはすごくダンサブルだし明るいし、こうふわぁ~と広がる感じというか心がファ~と楽になる曲なんですけどこれでなんかこれで泣いちゃうんですよ。歌詞がね。」とにゃべさん。
ジミーさんから具体的にこのラインがというのはあるかと聞かれ、「具体的に… いや、私はそもそもこの歌詞聴いた時って、あの歌詞というか曲聴いた時って、曲をこうふぁ~って歌詞を見ずに聴くんですね。でそんときにまったく違う歌詞だと思ってたんです。これすごい変な話なんですけど。聞き間違いです。カタカナの聞き間違いなんですけど、『朝焼けのディスコビート、誰かの残したグラフィティ』っていう歌詞があるんですけどそんときに朝焼けのビスコッティかと思ってたんです笑。全然違うんですけど。うち店でビスコッティを出してたんですね。ビスコッティていうのは焼き菓子なんですけど。ポリポリ食べながら。ワインにも合う焼き菓子のビスコッティだと思って、誰かの残したグラフィティはクラフティってあのクランブルっていってケーキの生地の食べ物だと思ったんです。だから全然違うんですけど。なんやろ、焼き菓子を作ってたのでなんか勝手にテーマソングみたいな気持ちになってすごい聴いてたんですよ。」と素晴らしい語り。
ということで中野さんの書く歌詞に注目して聴いていただければとジミーさんがまとめます。

そして次に影響を受けたソウルミュージックについて中野さんへ質問。
中野さんの答えはMarvin Gayeの「What's Happening Brother」。はじめてブラックミュージックにズブズブハマっていったときによく聴いていた思い出の曲だそう。ということで楽曲4.が流れます。

こちらは世紀の名盤『What's Going on』の2曲目ですが、What's Going onじゃない理由について更に尋ねたところ、「その当時いろいろブラックミュージック聴きあさっている中で『What's Going on』のいっこ前のアルバム(『That's the Way Love Is』)とかから入っていったんですけど、この曲、『What's Going on』聴いて1曲目はもうMarvin Gayeを知る前から知ってるような有名な曲じゃないですか、なので『What's Going on』だなって聴くんですけど、2曲目のこのちょー不思議な浮遊感というか、しかもいろんな要素が混ざってて、タイトルがこういうブラザーに投げかけるっていう感じなので、なんて言ったらいいんですかねこの『What's Going on』ってMarvin Gayeの作品の中でもちょっと異質だなって思って。特にこの曲が始まった瞬間の空気みたいなのが僕が好きな音楽の要素が詰まってる気がして。かつ、Marvin Gayeの歴史だったり伝記に触れていくにつれ、何でこの曲で出来たんだろうと気になりだしちゃって。他にもすごいいい曲いっぱいあるんですけどこのアルバムの独特な空気感をこの曲が象徴しているような気が僕はしています。」との回答。
ジミーさんも「ホントおっしゃる通だと思います。正にこのアルバムはワン&オンリーで、いわゆるメロウさということのきっかけになったような1枚だと思っていてストリングスの感じとかちょっと私音楽作ってる人間じゃないんでコード進行の話とか分からないんですけど決定的に新しい。都会的なメロウグルーヴの金字塔だと思いますね。」と続けます。

次に藤井さんにも影響を受けたソウルミュージックのご紹介。楽曲5.のオンエア。

こちらが収録されているアルバムは『Astral Signal』。このアルバムといえばタイトルがすごい長い曲があっていつも覚えられなくて「テックなんとかかんとか長いラブソング(Losalamitoslatinfunklovesong)」って言ってしまうとジミーさん。それがメロウグルーヴクラシックですが、この「Summer」を選ぶのが渋いと感じたそうでどの辺りに影響を受けたのかと更にたずねます。
いままでソウルミュージックはそんなに通ってきてなかったと藤井さん。コロナになってからDJやセレクターを初めて探す中で見つけ、このアルバムが名盤であることも後から知ったそう。知ったきっかけはサブスクリプションサービスとのこと。
サブスクはアルゴリズムで集約されていくので好きな曲はどんどん集まりやすくなってきているが、ジミーさん自身はネタがどうとかそういうので知っていくけど、「Summer」のチョイスは渋くてアルバムは知っていたけどこの曲には注目していなかったので、今回聴いてすごいいいやん!ってなってると話していました。まさに地味レアグルーヴクラシックにしたいですねとジミーさん。

ここまででインタビューはいったん終わり。来週にまた続くことに加え、一の宮ビッグバンド「One Melo Night」のメロウはメロバーからきているそう!ここでも縁を感じますと語り番組は終了となりました。


7月4週目(2022.7.28) エメラルドインタビュー 後編

1.Axian,Alberto Droguett,9lck / Story Unfold
2.Yobai Suspects / メランコリーbaby
3.Donny Hathaway / You've Got a Friend
4.Emerald / Re:ふれたい光

今週は告知からスタートです。現在ジミーさんを含めリスナーさんにレッスンを提供してくれているコレダケ(検索する際は”コレダケ TOEIC”で行うとよいそう。)が8月11日開講の3か月コースを提供してくれたそうです。スゴイ!

インタビューの前に楽曲1をご紹介。こちらはインスタグラムでたまたま知ったというデンマークのビートメイカー。この時間にめちゃくちゃ合うと思いますとジミーさん。

ここからはエメラルドのインタビュー後編。先週同様ボーカルの中野さん、マニュピレーターの藤井さんとZOOMで古新町のメロバーを繋ぎオーナーのにゃべさんも同席してお届けです。

後半最初の質問は中野さんが今聴いているソウルミュージックについて。
その回答として楽曲2.をご紹介。ソウルミュージックでもレアグルーブとかジャンルでみていくというよりも自分の中でソウルミュージックに分類されるんじゃないかとのこと。

ジミーさんも最高ですねと感想を伝えると、中野さんからはほかの曲もめちゃくちゃいいんですよとのこと。ボーカルのAkykさんは同世代。もともとロックをやっており最近シティメロウの方向性に近づいててきたそう。単純に歌声や歌詞に感動したり共感できる人が身近にいて嬉しくコロナ禍に一番よく聴き、よく会って話していたとのこと。

ここでジミーさんからはソウルシンガーいわゆるディープでシャウトするスタイルを日本人がマネても骨格も違うし発声方法も違うと思うので厳しいと思うが、このYobai Suspectsや中野さんのボーカルスタイルが素直に日本人のソウルミュージックだなと思う。無理してない。日本人として歌うソウルミュージックでよくてそこに感動したと語り、ボーカルスタイルはどのように確立していったのですかと質問します。
「いろんなレイヤーを組み合わせて作られた自分の歌声だったりスタイルかなと思っていて、元々カッコいいと思うボーカリストとかいろんなものに挑戦したり歌ってみたくなって歌ったりとかして、そのフィーリングとかいろんなものを取り込んでいって、結果アウトップットしていく感じにはなったかなと思うんですけどね。なんで昔からそうだったかって言われると全然ちがったりするんで、エメラルドでも初期の頃の曲と今の曲では全然歌い方も違ったりするんでね。」
それに対してイチファンとしてこのままで行ってくださいと伝えるジミーさん。
「ありがとうございます。嬉しいです。ブラックミュージックから僕だ得たフィーリングって何かっていうと、苦しい悲しいとかっていう感情をがーっと出すんじゃなくてスムーズに歌に乗せていくっていうところにホスピタリティのようなものを感じたんですよね。自分たちのブラックカルチャーの仲間たちとかに対してこういう抱きしめ方、こういう感動の伝え方、こういう感情の伝え方みたいなのをしたいんだというやさしさみたいなものを実は凄く感じてて、そういうところにフィーリングとしては取り入れたいなと思ったところは凄く多かったですね」と中野さん。
にゃべさんが歌詞聞き間違えても泣いちゃうホスピタリティがありますねとジミーさん。ホントその通りで5月に中野さんが高松に来て初めて生で聴いたときに歌声もギターも歌詞も自然に染みて一番前の真ん中でみてたけど大号泣した。その後東京でエメラルドのライブを見たときも音の感じもハッピーでも自然に心に染みてボロボロっと泣いちゃう。刺さりまくりますとにゃべさんも続けます。
「いやーでも根底にあるホスピタリティを正しく受け取っているということですよね。」

続いて藤井さんが今聞いているソウルミュージックとして楽曲3.をご紹介。

こちら世紀の名盤Donny Hathaway『Live』から。みなさんこの流れで聴くと染み方マシマシな気がすると語り合います。またこの曲の歌詞は”困ったら電話してきてね。お前には友達がいるじゃないか。君を暗い夜から連れ出してあげるよ。”というもので、先ほどまでの話の流れとも一致する選曲となりました。そして今の世の雰囲気を癒すような楽曲になっているのでこれを聴き、それを感じてくれる人が一人でもいたらいいと思いますねとジミーさん。ここで最後にもう1曲エメラルドの「Re:ふれたい光」をご紹介。

こちらの曲もまた歌詞に注目して聴くと染みますねと語り合うジミーさんとにゃべさん。にゃべさんはこの曲でエメラルドのことを認識したそう。

その後は今後のお知らせ。また、エメラルドはファンサイトを作ったので応援してくださいとのこと。最後ににゃべさんからの締めがあり、ジミーさんからメールの呼びかけを行い番組は終了となりました。

7月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。





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