2022年8月のジミーソウルラジオ
ジミソラジオことジミーソウルラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに幅広い選曲と心地いいお話を届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。
そんな最高な番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を書いてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日夜11:00~11:30放送ですが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴くことができます。気になった方はぜひ聴いてみてください。
8月1週目(2022.8.4) 角田龍平さん他コメント
1.The M&S Band / Egg Roll
2.Lance Ferguson / Egg Roll
3.Manzel / Space Funk
4.New Lucky Seven / WoodHead
5.Lucas / Heavem Every City Has A Rhythm
6.L.A. Carnival / We Need Peace And Love
7.Eve / Only You
8.Shirley Nanette / All Of Your Life
今週はある方からのコメントでスタート。
コメントの主は弁護士で俳優、そして文豪の角田龍平さん。最近『ラジオと憲法』を出版し、各ラジオ局へのジャパンツアーを行っていますがジミソラジオへの出演はジミーさんに断られこての形となったそうです笑。
その後ジミーさんから角田さんへ3曲。コメントでも名前が挙がったエムカクさんのMと角田さんのSでM&Sバンド「Egg Roll」(楽曲1)とそのカバーバージョン(楽曲2)、もう1人名前のでてきたスペースさんにちなんだ「Space Funk」(楽曲3)をミックスしてお届け。
角田龍平さんからのリュウヘイザマンさんっぽくミックスとのこと。角田さんとの関係は長く、ジミーソウルラジオがあるのも角田さんのおかげだと語ります。
本にも出てくるエムカクさんと柳田さん角田さんが大阪のロフトプラスワンで開催した『明石家さんま59回目の誕生日を勝手に祝う会』。そこににジミーさんも参加。当日の一番の盛り上がりは長年疑問だったさんまさんの高校時代のサッカーのスコアが判明した!ということで、一体化した会場に本当に感動したそう。この夜にエムカクさんと角田さんの間くらいのマニアックさと軽妙さのラジオ番組をしたいなと思ったそうです。このジミーソウルラジオのルーツとも言える『ラジオと憲法』読まないとですね。
この後は先ほどに続いてもう1曲ファンクナンバーのご紹介。Lucky Brown新しい7inchがトランプレコードから出ました。今回はNew Lucky Seven名義で2015年に録られたボックスセットの未発表テイクとなります。ここでご本人からのコメント付きで楽曲4.をオンエア。
こちらリリースは2015年ですがセッション自体は2013,14年。ここでギターを弾いているのはDelvon Lamarr Organ TrioのJimmy Jamesさんです。
続いてはroocas/heven。ジミーさんも最近知ったそう。こちらもご本人からのコメント付きで楽曲5.を紹介。
読み方はそのまま”ルーカス・スラッシュ・ヘブン”。テキサスの方でジミーさんはGill Scott - Heronの声に似ていると感じたそう。ライブアルバムが出ており各種サブスクで聴くことができます。
最近ネットフリックスで『ストリートグルメを求めて アメリカ編』を観ているというジミーさん。英語の勉強にもなるし文化も学べ自分の好きなものばかりでにやにやしながら観ているとのこと。この1話はカリフォルニア州ロサンゼルスでおいしそうな食べ物がたくさん出て、文化の話でもあるのでグッとくる楽曲がかかります。それがL.A. Carnivalの「We Need Peace And Love」。このL.A. Carnivalは2000年代初頭のディープファンクムーブメントの中で掘り起こされたアーテイスト。マニアックでレアな楽曲がサラッと使われていてネットフリックス恐るべしです。楽曲6.をオンエア。
この楽曲の乾いた感じと映像がバッチリはまっていてオススメのドキュメンタリーとのこと。
続いてL.A.といえばこの番組ではよくオンエアしているSOLAレーベルの新曲を世界に先駆けてお届けです!Eveさんの「Only You」。昨今のスイートソウルムーブメントのなかでもセンスの素晴らしい楽曲となっています(楽曲7)。
こちら7インチシングルの予定もあり、B面はJackie Mendezさんの楽曲となるそうです。またジミーさんのところにフライヤーのサンプルがいっぱい送られてきて意見を求められているそう。スゴイ!信頼されてますね~。
最後にもう一曲。BIGCROWNから相当珍しいレコードの再発です。2015年にも出てましたが改めてリイシューされます。楽曲8.をオンエア。その後リクエストの呼びかけを行い番組は終了となりました。
8月2週目(2022.8.11) ナカバさん回 インタビュー前半The Divas、カザハヤさん、ケータ・ザ・ディスコ・ナインさん
1.笑顔のかけら
2.光のレール
まずは先週紹介した角田さんの『ラジオと憲法』のお話。
角田さんとエムカクさんに因んでR&Mバンドの曲をミックスしました。こちら元々はディープファンクムーブメントの創始者であるKeb Dargeさんしか持っていないフィラデルフィアのVirtue Studiosのアセテートレコードでした。世界で1枚しかないレコードであったので、唯一無二という思いも込めた選曲だったそう。「分かりにくいっていうね」。
続いては収録をしている日の朝4時にテキサスサンアントニオのラエディネスカベロ?(Rae Cabello)さんとZOOMでチャットした話題へ。彼はいまサンアントニオの主にウエストサイドの歴史を紹介する本を執筆しており、いろいろレコードを紹介してくれたそう。ディープファンクやモダンソウル、今はスイートソウルのレコードだったりとレコードの知識には自信があったけど1枚も分からなかったですとジミーさん。ジミーさんでも知らないスゴイ世界がまだまだあるのですね。そんな彼がミュージシャンに直で会ってきちんと許可を取って再発していくレーベルを立ち上げます。その名も『PECOSレコード』。今7inchをプレス中ででき次第知らせてくれるそうです。ジミソラジオはこうしたレアでオブスキュアな音源を正規に再発している人たちを応援したいと思っているので楽しみに待っていて下さいとのこと。
ここからは第2週ということでナカバさんの登場。今回は「笑顔のかけら」「光のレール」「ゆれる、ふれる」大好評のThe Divasのヒロミさんミサさんヨーコさん、トラックメーカーのカザハヤさん、プロデューサーのケータ・ザ・ディスコ・ナインさんへのZOOMインタビュー。今回はジミーさんからナカバさんへ進行をバトンタッチしてお届けです。
ナカバさん:はい、ではジミーさんからバトンを受け取りました。よろしくお願いいたしますみなさん。
みなさん:よろしくお願いします。
ナカバさん:自己紹介からお願いします。
カザハヤさん:カザハヤです。ビートを作ってます。
ケータさん:どうもケータ・ザ・ディスコ・ナインです。プロデュースをしてます。
ヒロミさん:ディーバズのヒロミです。よろしくお願いします。
ミサさん:ディーバズのミサです。よろしくお願いいたします。
ヨーコさん:ディーバズのヨーコです。よろしくお願いします。
ナカバさん:今まで別々で活動されていたディーバズさんとカザハヤさん、ケータ・ザ・ディスコ・ナインさんなんですけれどもジョインされた経緯など改めて教えていただければと思います。
ケータさん:じゃあ僕の方から。元々ディーバズとは自分が10年以上の長い付き合いで自分のプロデュースで過去に何枚か出したりしてました。で、デブラージさん、D.Lさんのほうからディーバズをフックアップしていただいて世に出すことができました。その後にカザハヤ君とはその時はまだ全然知り合ってはいなかったんですけど、ディーバズが快進撃を続けていったときにD.Lさんが亡くなって、僕らが気持ちが落ち込んでいたときにカザハヤ君と出会ったと。あるとき自分とカザハヤ君がDJで会ったりとか音楽の話をしたりする中で組んでみたら面白いんじゃないのかということで、自分のほうが一席設けて、カザハヤ君を神保町まで呼び出してディーバズも合流させて、そこで自分がやろうよって言ってみんなの気持ちがひとつになったっていう経緯です。
ナカバさん:何度かカザハヤさんだったりケータさんとDJを一緒に現場でさせていただく機会があったりして、その中でDJをしてるときに多分ケータさんその計画をまず僕とか周りの人に誰も言ってなかったんじゃないかと思うんですよね。
ケータさん:うん、言ってない。
ナカバさん:そうですよね。
ケータさん:言ってない言ってない。
ナカバさん:で、デザイン、ジャケをオファーしていただいたタイミングであ!やるんだって自分も聞いたような覚えがあってですね。
ケータさん:そこもねー、カザハヤ君と特に打ち合わせは誰にやってもらうっていうのはしてないんだけど頭の中ではナカバ君が僕の中では浮かんでて、カザハヤ君もナカバ君にオファーを出したっていうことは同じこと考えてたんだと思うんですよ。
ナカバさん:そういった中でジャケも進めさせていただいて、第一の楽曲なんですけども曲の作り方ってどういった感じですか。
カザハヤさん:言っちゃっていいんですかね。一時間ぐらいしゃべっちゃうかもしれないんですがちょっと控えめに。最初いつものように自分がビートを作ります。歌モノというところで前回The Spandettesのがあったので、割と歌モノのトラックが何個か作ったのがあって、たまたまちょうど日本語を載せたらハマりそうなものがあったのでそれを作り込もうかなという感じで始まりました。もうそれむちゃくちゃカッコいいトラックだったんですよね。で特にサビをこだわって、サビでアガらないとダメだというところでそこが仕上がっているものをみんなに聴いてもらって、ヒロミさんがジャズシンガー上がりという所があってすごいいろんなフレーズのアドリブを歌ってくれるんですよね。なのでサビのトラックを聴いてもらいながらとにかくアドリブでいろんなフレーズを歌ってもらってそれを録音する。あとでそれを聴き直しながらこのフレーズすごい良かったというものを上手くつなぎ合わせていって、まず全体の歌のメロディーが出来上がります。ここまでが第一段階ですよね。この段階だとヒロミさんがこんなCD売れんの?みたいな感じで、いや絶対大丈夫ですよなどと言いながらまだ一曲もできていない、実績がないんでホントかなみたいな空気になりながら。今度そこから歌詞を作っていくんですよね。ヒロミさんも初めてチャレンジする作詞というところで、自分からのオーダーとしてはとにかく日本語っぽくない感じで作りたかったので歌詞もかなり抽象的な言葉にして欲しいという割と初めて書く人には結構キビシイオーダーで。ヒロミさんもわー、あーって言いながら。でも結構出来上がってたんですよね。ひところボツテイクもあって、一番最初にできたものは結構J-Popぽくてすぐボツになったり。ただ出来上がっていくなかでそれっぽいこと言った、イメージする形にどんどんなっていったなぁというところで最後の最後で日本語だけどある程度韻を踏んで欲しいというオーダーを出して。それが一番苦しかったみたいで、韻?要る?みたいな感じで言われて。こっちでも単語を用意したりいろんなことをして、そういう紆余曲折あって「笑顔のかけら」が出来上がって。レコーディングしているときもコレホント大丈夫かなぁといいながら出来上がって。レコーディングして初めてみんな反応があってよかったんだなというところに着地したという流れがあります。
(みなさん口々にうなずく)
ナカバさん:なるほどですね。「笑顔のかけら」、最初のシングルは出来上がったっていう感じだったんですね。セールスからも分かります通り、また聴いていただいたたみなさんも分かる通りそんな紆余曲折があったとは感じられないくらいのすごいいい作品だと思いました。セールスだと枚数とかって言ってもいいのですかね。
カザハヤさん:レコードは最初500枚プレスしたのが売れて、セカンドプレス300枚売れて、今年に入ってサードプレス300枚も全部売れたんで全部で1100枚売れて。まぁなかなか今この時期でレコード1000枚売れるって、まぁメジャーレーベルの人はあれど我々のようなインディーズで活動している中ではかなり珍しんじゃないかなと思ってます。
ナカバさん:ホント素晴らしいですよね。この「笑顔のかけら」をリリースパーティーで歌われた時にヒロミさんが言っていたことで凄い印象的なことが一個ありましてヒップホップトラックで歌うっていうことは全部、始めから終わりまでオンの状態で歌うということを言われてたんですねMCで。僕全然そのステージで歌を歌ったことがないので緩急をつけるってことすら分かんなかったので、さらにヒップホップトラック、BPMもずっと一緒ですかね、ずっと一緒のものを歌い上げるっていうのは相当シンガーのみなさん的には体力を使うことだったりするんですかね。
ヒロミさん:そうですね・・・かなり体力使いますね。あのー、今後の夢としてはカラオケに「笑顔のかけら」が入ってくれると嬉しいなと思ってるんですけど、ホントに歌っていただけるとわかるんですけど結構キビシイですね。特にトラック自体のキーをあまり変えられないんですね。最初にいただいたキーをあまり変えていくことができないのでまぁせいぜい1上げるか1下げるかくらいなんですけど、高いところからガーっとサビから始まってそのまま最後までいくので。あとはスピードがある程度DJの方たちに使っていただきやすいようなスピード感ってなると歌っていてロングトーンが多いんですね。長く伸ばしていくことが多くてそれはやっぱり結構キツイです。だから喉の~(聞き取り?)はかなり努力はしてきましたけども今回はライブ前は緊張して風邪は絶対ひかないようにとかものすごく体調管理はします。
ナカバさん:なるほどですね~。
ジミーさん:はい。番組MCのジミーソウルと申します。皆さんに忘れられてるんじゃないかなと心配になったのででてきたのと、ちょっともう私がすごく今「笑顔のかけら」が聴きたいです。リスナーの方にもちょっとね。今日放送上で初のねカラオケ体験をしていただきたいので、いきましょうよ。「笑顔のかけら」もうかけましょう。じゃあディーバズさんから曲紹介のほうよろしくお願いいたします。
ヒロミさん:はい、私たちのこんな紆余曲折した作り方をして、そして出来上がった大事な大事な曲、皆さんに届くといいと思います。「笑顔のかけら」です。聴いてください。
みなさん:いい曲ですねー。
ナカバさん:実は僕マスタリング前の段階のものをカザさんから送っていただいて先行してジャケを作るときの参考というか気分をアゲるために聴かせていただいだいたんですけど、抽象的な歌詞って感じでおっしゃられてたんですけど、その歌詞の中でそれぞれ考えるみたいなところで自分の考え付いたところで、涙が出ちゃうじゃないですけど恥ずかしながら、スゴイいい曲だと思います。ありがとうございます。
みなさん:ありがとうございます。
ナカバさん:で、その「笑顔のかけら」なんですけども色々な所でプレイされたと思うんですけどもその時のチームの温度感とかはどんな感じでしたか。
ヒロミさん:そうですね。私たちはまずゲーム音楽とかコーラスなどのスタジオミュージシャンの仕事とかホテルのディナーショーなどで活動しているのですが、今回アナログというステージでみなさまに歌をお届けできたっていうことはThe Divasにとっては大きな展開だったんですね。もうホントにそれは感動というか、私たちもとても感動しました。Youtubeもおかげさまで10万回再生、たくさんの方々が観てくださったおかげで知らなかった方々からも沢山声をかけてくださってとても嬉しかったです。
ナカバさん:ホントに。そうですね。Youtubeの再生数なんか自分もなんか追わせていただくじゃないですけど見てるとどんどん数字が増えてく様は凄いなと思いましたね。そのなかでアップテンポな「笑顔のかけら」から次の絶賛リリースされている「光のレール」/「ゆれる、ふれる」をミッドテンポないしはスローテンポじゃないですけど、そこの楽曲を出そうといった経緯とか思いなどを聞かせていただければと思います。
ケータさん:A面の「光のレール」については、まぁ誰とは言いませんけどディーバズと自分がすごくお世話になったレジェンドの大先輩の方に向けて天まで届けという意味で作りました。当然ヒップホップリスナー、DJにも反応してもらいたくて戦略で作った曲ですね。
ナカバさん:フックを聴いてもう誰しもがあっ!って絶対引っかかるというか気づくと。あとトラックも同じネタは使ってないですけど凄い雰囲気近いななんて思ったんですけど。
ケータさん:僕の隣にいるディガーが凄いレコードを見つけてきたんで、まぁちょっとカッコいいのできちゃったんで、やっちゃおうかなみたいな。
ナカバさん:なるほど。ケータさんからコンセプトを聞く前にもうカザさんのほうでもうトラックのブループリントは出来ていたのですか。
カザハヤさん:トラックが実はある程度先にできてて、似た感じのでピッチ上げて作ってみたらどうかなと思ったら意外と最初にイメージしたのよりもいいのができて、ケータ君に聴かせたらスゴイいいねって。そっからそういう話になった流れです。
ケータさん:あのー僕のほうで何個もカザハヤ君のトラックを聴いてるんだけど、すべてハイクオリティなんだけど、この曲のトラックはベストオブザベストって感じで気に入っちゃってカザハヤ君がやっぱやめようと言っても僕はゴリ押ししてコレは出したいと思った経緯があります。
ヒロミさん:カザハヤさんがトラックを作ってくれて、それをケータ君が聴いたんですけど、そこからすぐに私に電話がかかってきて「ヒロミさん凄いのができたよ。」と、とにかく興奮して興奮して。「スゲーよ。もう聴いてよスゲーよ。でもまだ聴かせらんないんだよ。」って言いながら。
(みなさん笑い)
ヒロミさん:それで私が初めて聴いたときにやはり彷彿とさせてる部分があったのでもうすぐにそこで自分たちの教わってきた思い、残してくれた思い、それを絶対に伝えたい!リスナーの人たちに。って思って作ったのが「光のレール」なんです。
ナカバさん:なるほどですね。もうリリックはすべてヒロミさんが書かれた?
ヒロミさん:そうです。私が書きました。ただそのトラックに対して詩を作っていくと最終的に厳しいカザハヤ君のブラッシュアップがあるんですね。歌詞の半分はなくなるという。だからその言葉数は少なくなっていきます。私たち歌い手としては考えられないくらい言葉数が少なくなっていくのと、あと誰っていう言葉を使わない。あなたとか私とかそういう相手を作らないっていうことが約束だったのでカザハヤ君との。なのでそれを使わないというのは厳しい流れでした。
ナカバさん:いや、凄い興味深い内容でもっと深堀りしたいんですけど、あなたとか誰を使わないといったところで使わないなか誰しも1人の人をやっぱり思い浮かべると思うんですよ。言っちゃうともうデヴ・ラージさん。そのデヴ・ラージさんのファンの方、あと関係があった方にはもう本当にその名前出さないところっていうのがまずグッときてると思っていてですね、かつ内容がド直球で刺さるというところで本当に凄い曲ができたななんていうふうには陰ながら感じておりました。
(みなさん口々にありがとう、嬉しいと口にします。)
ジミーさん:またここで番組MCのジミーソウルなんですけど。もうね、私は聴きたいですよこちらの曲も。あとですねみなさん私散々ZOOMでインタビュー色んな人にしてきたんですけどいまだ無料会員でやってましてZOOM40分の縛りがあったんですけど今日はカザハヤさんからアカウントをお借りして無制限でできますのでみなさんよかったら来週もどうでしょうかゲストのほう、大丈夫ですかみなさん延長は?
(みなさんからオーケーの返事)
ジミーさん:やりましたありがとうございます。ナカバ君来週もよろしくお願いしますね。じゃあここでいったん私も曲聴きたいですし、リスナーの皆さんも曲聴きたいと思ってますので、じゃあまた曲紹介よろしくお願いします。
ケータさん:The Divas &Kazahaya で「光のレール」。よろしくお願いします。
今週分のインタビューはここまで。この後はジミーさんとナカバさんのアフタートークとなりました。
ジミーさん:ナカバ君、そんなわけで私の無茶振りに応えてくれてありがとうございました。
ナカバさん:いえいえ、とんでもないです。こちらこそありがとうございます。
ジミーさん:割と準備しました?質問は。
ナカバさん:そうですね、ざっと準備してそれでやっぱフリースタイルじゃないですけど、話膨らむんだろうなと思って、後はあんまり考えてなかったんで全然、そこはもうみなさんに任せたっていう感じでしたね。
ジミーさん:私はねイチリスナーとしてディーバズさんのこととケータ君のこととカザハヤ君のことがすっごい好きになりましたね。
ナカバさん:いやー間違いない。ホントに人柄と製作に対しての真摯さっていうのが伝わったインタビューになったと思いますね。
ジミーさん:いやもうグレイトインタビューでジミーソウルのね立場も危うしってところなんですけどそんな訳で来週は後編をお届けするということでぶっちゃけ実は録ってますんでリスナーのみなさん来週も楽しみにしてもらえたらと思います。じゃあナカバ君とりあえず2週目インタビューお疲れ様でした。ありがとうございました。
ナカバさん:ありがとうございましたー。
このあとライブの告知、メール募集の呼びかけを行い番組は終了となりました。
8月3週目(2022.8.18) ナカバさん回 インタビュー後半The Divas、カザハヤさん、ケータ・ザ・ディスコ・ナインさん
1.阿部純 / 雨の日はブルージー Lost In The Rain
2.The Divas and Kazahaya / ゆれる、ふれる
3.Kazahaya feat. M.O.P / Welcome To The Jungle Gym
今週は前回に引き続きインタビューをお届けです。
ですがまずはその前にナカバさんチョイスで新譜のご紹介。阿部純「雨の日はブルージー」。ナカバさんからのシティポップチューンのご提案。
この曲は渋谷桜が丘にあるmusic bar45の7周年記念でリリースされた7inchシングルで、A面は「愛だけはここにある」のB面に入っている曲だそうです。バキバキなシティポップチューンですねとジミーさん。阿部さんはこの酒場主さんと高校生の頃バンドを組み、卒業後はメジャーデビューされ、現在はシンガーソングライターとして乃木坂46やSMAP、TOKIO、V6、西城秀樹、渡辺美里、島谷ひとみなどなどメジャーなアーティストを手掛けている方とのこと。編曲をしている方もAKBのヒット曲に携わっているそうです。この7inchはmusic bar45とHMVの渋谷、新宿、吉祥寺とオンラインで取り扱いがあるとのこと。
ここからはインタビューの後編です。
みなさん:よろしくお願いします。
ジミーさん:それで先週では最新7inchのA面ですね「光のレール」の話までナカバ君に進行してもらったんですけど今週は「ゆれる、ふれる」、Bサイドの方の話からいきましょうか。それでは私また先週に引き続きにやにやタイムに入りますので。ナカバ君よろしくお願いいたします。
ナカバさん:はいお願いします。ではA面の「光のレール」、先週みなさんに聴いていただいたと思うんですけど、続いて「ゆれる、ふれる」。こちらの楽曲については経緯とか、先に「光のレール」から作られた感じですか、それとも「ゆれる、ふれる」から、同時並行だったりされたのですか。
カザハヤさん:いや、先にできたのはですね実はB面の「ゆれる、ふれる」なんですよね。それはもういろんなレコード屋の人がコメントで書いた通り自分がシルクソニックを聴いてそういうユルいのやりたいなと思って、凄い自分のワガママで作ったトラックだったんですよ。で、トラックちょっと作ってみてヒロミさんこんな感じでってお願いしたときにヒロミさんがどうしても暗い歌になっちゃうってことを凄い言ってたんだけどもいざ聴いてみると、そんなに別に暗くないかなと思うようになってきて、で「笑顔のかけら」と同じようにヒロミさんがいろんなフレーズ用意してくれたなかでコレいいね、コレいいねってなかで出来上がって、今回ちょっと違ったのは出来上がったものにもうひとつアクセントを入れたいなっていうところで初めてヨーコさんにキーボードを重ねてもらったのが大きな違いですね。
ヨーコさん:はい、私のほうでちょうどリクエストをもらう一か月くらい前に仙台から取り寄せたキーボードを購入してまして、それでお声がけいただいたときに凄いもう嬉しくて。いっぱいソウルのバラードとかを聴いて同じように聴けるようにエレピを入れさせてもらいました。
ナカバさん:素晴らしいですね。シンガーをやる前にすでにピアノとかを小さい頃からやられてたのですか
ヨーコさん:そうですね。クラシックピアノは幼少の頃からやってたのですが、大学時代からはジャズとかあとソウルのバンドのキーボードとしてやってまして、それがなぜか社会人になってからキーボード兼コーラスをやるようになりまして、いつの間にか歌が好きになりまして特にゴスペルにハマってしまいまして、それでヒロミさんに出会ってディーバズに入ったという経緯です。
ナカバさん:凄い面白いバックグラウンドですね。「ゆれる、ふれる」に関しては「光のレール」も勿論なんですけども、「ゆれる、ふれる」を初めて聴いたときはもうとんでもない曲できたなって自分も思わせていただいた感じですね。で、ちょっとその内緒で実はジミーさんにデータを送らせてもらったんですね。曲凄いいいのができてましたよって感じで送らせていただいたんですけど、「いやー、凄いね」って。
ヒロミさん:ジミーさんホントですか?
ジミーさん:いやもちろんですよ。びっくりしちゃって。あーこのタイミングでコレきたかっていう、タイミングバッチリなんで。ホントね世界中の人に聴いて欲しいいですね。
ナカバさん:1回その楽曲だけリリース前のタイミングで僕のほうから紹介させていただいたときに、もうジミーさんから「シティポップの次は間違いなくコレだろう」ていうパンチラインが生まれましたね。
みなさん:うぉー、ありがとうございます。
ジミーさん:まぁコレだろうにするためには私が頑張んないといけないんですけど。でももうアレですよ今日ね改めてお願いしたいんですけど今後ディーバズさん、カザハヤさん、ケータ・ザ・ディスコ・ナインさんが出される楽曲はまずはジミソラジオで。
みなさん:ありがとうございます。頑張ります!
ジミーさん:世界初オンエアはもうジミソラジオでひとつ。
みなさん:嬉しい!
ジミーさん:じゃあまた私が出たタイミングが曲紹介のタイミングということで、ここで曲紹介をお願いいたします。
ヒロミさん:はい、ディーバズ,カザハヤで送ります「ゆれる、ふれる」です。聴いてください。
ナカバさん:聴いていたでいたのはディーバズ&カザハヤで「ゆれる、ふれる」でした。このリリースしてから先日リリースパーティーが行われたと思います。自分も出させていただきましたが。
みなさん:ありがとうございました。
ナカバさん:とんでもないです、こちらこそありがとうございました。楽しいと同時にお客さんとして聴いていたかったなというのが正直なところで。歳とったからかわかんないすけど涙もろくなったのか何回かホントにちょっとウルっときちゃう瞬間が・・・で、IG見てるとお客さんでもそういうふうに書かれてた方がいらっしゃったので本当に素晴らしいパーティーだったと思います。
ヒロミさん:ゲストの方々もね、素晴らしかったから本当に。
ケータさん:いやナカバ君のプレイもすごい良かった。
みなさん:素晴らしかったですよ。ありがとうございます。
ナカバさん:恐縮です。ありがとうございます。先日のリリパだったりとか広島にも遠征されてましたよね。
ヒロミさん:はい。呉っていう街のカフェROXYのところで歌わせていただいたんですけど、今回やらせていただいたリリースパーティーもそうなんですけどほとんどオリジナル曲のみのライブってうのは私達初めてだったんですよ。まして広島は2度目なんですけど今回行く所は初めてで知らない方ばかりの所に行ってオリジナル曲だけでライブをするという初めての試みで全てが。ドキドキしながら行ったんですけどホントに温かく迎えてくださったのと、それからリリパのときもそうですけど「笑顔のかけら」だけじゃなくて「光のレール」のサビもみなさんが合唱してくださったていう。これホント感動でしたね。ありがたかったです。もう嬉しい!
ナカバさん:感触としてはバッチリな手応えを感じられた。
ヒロミさん:もちろんそうです。で、あともうひとつ驚いたことがあって今回ですね「Broad Smile」。カザハヤ君の「Broad Smile」をディーバズバージョンで歌わせていただいたんですけどもこれがまたウケる。
(みなさん笑い)
ヒロミさん:トラックの力を本当に今回私達は身に染みて感じました。だからこのケータ君のプロモーションももちろんそうなんですけどそれで会わせていただいたカザハヤ君とのこの連携のそのチーム。このチームの力、出会えてよかったなという感謝を天まで届けたい。そんな気持ちです。
ナカバさん:僕ライブの後すぐDJっていう大役を任せていただいたんですけどもセットリスト拝見させていただいたときに「Broad Smile」って書いてあったんで、アレ?カザハヤさん普通にレコードかけるのかなって思ったんですね。そしたらカバーしますって、えー、でインストかけて歌われて凄い!みたいな感じでぼんやり聴いちゃってました。そんな中で素晴らしいライブを1人でも多くの方に聴いていただきたいと思うんですけども今後のライブの予定など教えていただければと思います。
カザハヤさん:まずですね8月20日土曜日なんですけども我々静岡に遠征してきます。静岡のEEL GROUND&NEXT EIGHTのPAYBACKというイベントのサマースペシャルに我々5人で参加してきます。その翌週8月27日土曜日は銀座suki barでこれはケータ君主催のBest Kept Secretというイベントでこれはヒロミさんが歌を歌って自分とケータ君がDJをやります。
ヒロミさん:ディーバズで歌わない歌を歌います!
カザハヤさん:その後9月4日日曜日ですね、これ渋谷のUnder Deer Loungeでこれも5人で参加してきます。
ナカバさん:レコードもそうですし、ライブもこういう時期ではありますですけども1人でも多くの方に聴いていただきたいと思っています。
ヒロミさん:歌いに行くんでぜひみなさんお声かけてください。どこでも歌いに行きます!
ナカバさん:続きましてこのザ・ディーバズ・アンド・カザハヤとは別に同時並行で進められたカザハヤフィーチャリングM.O.P.「Welcome To The Jungle Gym」についてトラックメーカーのカザハヤさんにお話を伺いたいと思います。カザハヤさんお願いします。
カザハヤさん:お願いします。
ナカバさん:早速なんですけどM.O.P.とやろうと思ったきっかけというかズバリなぜM.O.P.だったのかみたいな話を聞かせていただければと思います。
カザハヤさん:これはまぁやっぱりこう男のロマンかなと思ってて。M.O.P.と曲を作ればきっとみんなにリスペクトされるだろうっていう。まぁもちろん自分が凄い好きだっていうのあって今日もTシャツを着てるんだけどもまぁいつかできたらいいなと思いながら。ちょうどインドネシアに行ったときに知り合ったヤツに教えてもらったレコードで凄いいいビートが作れそうだみたいな感じで実際にできたの聴いたらこれはもうM.O.P.だろうみたいなトラックがたまたまできて。元々は最初は自分で今まで結構海外のアーティストにオファーしてきたんだけども今回はコケたくないからエージェントみたいな人を通そうかなと思ってその人に会いに行こうと思ってカレンダーも入れといたのにその人がDJをするイベントの日を見事に間違えてアレ終わってるみたいな感じだったんですよ。それが年末だったんですよね。でなんかをやりきって次の年行きたかったな思って、気持ち悪いな、じゃあちょっと1回自分でオファー出してみるかって思ってオファー出してみたんですよね。そしたら割とすぐ返事がきて。
返事の内容が”あっ、じゃあ電話するわ”みたいな。スゴイひと言返事がきて。電話するにも電話番号とか教えてないけどもこれなんだろうと思って。ギャラが安いとかって怒られるのかと思って、電話で話すとイヤな予感がするからちょっと電話苦手だからメッセージとかでやりたいって言ったら、”電話するわっ”て返事が返ってきて。
(みなさんから笑い声が漏れます)
カザハヤさん:これはもうここでずーと同じことやってたらやっぱヤダなって思って電話するしかないって思ってワッツアップのアプリでじゃあこれで連絡くれって送ったら次の日の朝9時ごろ”Yo,What's up bro”みたいな感じでかかってきて結構なんかラフな感じだったんですよね。何言われんのかなと思ったらいつ入れるの曲、来週、来月?みたいな感じでスゴイ超ラフ、本当やってくれんのみたいな感じで結構トントン拍子で進んで。そこから結構たまに電話で話したりメッセージで送ったりっていうので進んで行ってこれもうそこから先実は紆余曲折こっちもあって上手くいかないことも何個かあったんだけど最終的になんとか曲が仕上がってこの放送が流れてる頃にはレコードもリリースできてるはずです。
ナカバさん:M.O.P.のリリックとか内容とかそういったものはプロデューサーとして指示だしされたんですか。
カザハヤさん:イヤ、そこはもう実は全然してないんですよ。トラック送ってこれはお前達のこの曲とこの曲とこの曲が好きだからこんな感じでやって欲しいって送ったら結構すぐバンと返ってきてていう感じで。
ナカバさん:へー、向こうすぐスタジオ入ってくれてそれで録ったみたいな感じなんですかね。
カザハヤさん:そうなんですよ。でまあちゃんとバッチリM.O.P.節のが返ってきて、わっすげぇみたいな。
ナカバさん:そうですね。盤面の方、レーベル面を自分の方でデザインさせていただいたんですけども今回。先行して楽曲も聴かせていただいたんですけども本当にUSで”ザ・ M.O.P.”て感じのトラックとあとM.O.P.のラップと。でいい意味で時代に忖度しない雰囲気とていうところでもう本当にすげぇ。カザハヤさんのトラックのイメージって気持ちいいとか踊れるとかなんかそういったことが先行されると思うんですけども今回先ほどおっしゃられた通り男のロマンをそのまま体現したトラックとあとM.O.P.のラップが混ざって凄い曲できたなってこれまた感じておりました。
カザハヤさん:みんなの首の骨折りにいったんで。もう凄いですよ。告知を出した瞬間に暑苦しい野郎どもからどんどんメッセージがきて。なんだこれは!本当か!みたいなのがどんどんきてですね、女性からは1個もこなかったです。
ナカバさん:そこはもう国内外問わずいろんなメッセージをいただいたということですか
カザハヤさん:そうですね。
ナカバさん:今のお話を聞いたでけでも早く聴きたい!もうすでに聴かれてる方もいると思うんですけども改めて聴いていただきたいと思います。では曲紹介カザハヤさんの方からお願いします。
カザハヤさん:カザハヤフィーチャリングM.O.P.「Welcome To The Jungle Gym」です。
ジミーさん:どうですかリスナーのみなさん。2週にわたってお送りしております最後私に曲紹介をさせてくれなかったナカバ君。
(みなさん笑い)
ジミーさん:もちろん冗談ですよ。あのM.O.P.さんってニューヨークですけどお話カザハヤ君から聞いてたら地元の怖い先輩みたいだなっていう感じしていて。もうこれねカッコいいすね。トラックバッチリだしこれタイトル最初聞いたらガンズ・アンド・ローゼズの「Welcome To The Jungle」がきたんですけどこれまさかのガンズ・アンド・ローゼズが来日するという未来が見えてたんですか。
カザハヤさん:イヤ、これはですね本当にフックのアタマをとっただけで実は曲名を決めるのも結構大変で。曲名決めてくれっていっても決めてくれなくて。自分の方で決めたんです。
ジミーさん:なるほど。是非ね、ガンズ・アンド・ローゼズファンにも聴いていただきたいですよね。
カザハヤさん:そうですね。
ジミーさん:同じ首振れる音楽ですからね。じゃあ本当まずナカバ君2週にわたって司会の方ありがとうございました。
ナカバさん:とんでもないです。ありがとうございました。
ジミーさん:ディーバスさんとカザハヤさんとケータ・ザ・ディスコ・ナインさん本当お忙しい中、あとねホント今色々ね厳しいなか集まっていただいてありがとうございます。
みなさん:こちらこそ
ジミーさん:先週もお約束してもらった通りみなさんの楽曲はまずジミソラジオから発信させていただくということで。今後ともひとつよろしくお願いいたします。なんかニュースがあったら連絡ください。
みなさん:ありがとうございます。
ジミーさん:それではホントみなさん2週にわたってどうもありがとうございました。お疲れ様でした。
(BGMに「Broad Smile」)
ジミーさん:いやーナカバ君2週にわたってありがとうございました。
ナカバさん:ありがとうございました。
ジミーさん:もうね今後はバンバンインタビューをね。なんならZOOMとかで向こうの人にもとってきてもらって構いませんので引き続きよろしくお願いいたします。
ナカバさん:よろしくお願いいたします頑張ります。
ジミーさん:そういう訳でディーバズのみなさんとプロデューサーのケータ・ザ・ディスコ・ナインさんとビートを作ってるカザハヤさんですねありがとうございました。何よりナカバ君インタビュアーお疲れ様でした。あとですねディーバズさんの会話の中ででてきたこの「Broad Smile」ってう曲はですねカザハヤ君の代表曲のひとつ「Broad Smile feat.Spandettes」ということで、そちらのカバーをディーバズがライブでしてるということでこれも聴いてみたいですね。改めてみなさん本当にありがとうございました。それでは来週8月25日の夜11時にお会いしましょう。ジミーソウルでした。
8月4週目(2022.8.25) パトリック・アダムスさん追悼特集
1.Joe Jama / My Life
2.The Fantastic Puzzles / Come Back
3.Daybreak / Everything Man
4.Four Below Zero / ESP
5.Inner Life / I'm Caught Up(In A One Night Love Affair)
6.Donna McGhee / It Ain't No Big Thing
この週はPatrick Adamsさんの追悼特集となりました。内容の一部を端折ってまとめてしまうと素晴らしい特集の良さが半減してしまうと感じたので書き起こしとしました。
こんばんはジミーソウルです。高松市丸の内にあるRNCラジオからお送りしておりますジミーソウルラジオ。木曜の夜メロウ&グルーヴィーなソウルミュージックを思い入れたっぷりにご紹介していきます。少し前に触れましたテキサスはサンアントニオ在住のスーパーコレクター、ラエディネスカベロ?(Rae Cabello)さんとの会話の続報というか続きなのですけどカベロさんを私認識しましたのはまさにこちらのコンピレーションですね、今CD持ってきてますNumeroグループから出ているサンアントニオのRoyal JestersのコンプリートコンピレーションCDですね。『English oldies』っていうCDで彼のことを認識したんですけど。そのNumeroのですね創始者のRob Sevierさんとカベリョさんでですね、コロナが落ち着いたら日本に一緒に来たいねみたいなこと話してるみたいで、ぜひね高松でもどうですかって話をして、ぜひぜひとね。もうねこれあくまでコレ会話レベル話ですからね全然何も決まってないんですけど、っていう話になってますのでぜひぜひねホント日本来て欲しいですね。カベロさんも。それでですね、そのRoyal JestersのボーカルでもあったJoe Jama、ジャマさんで呼び方いいと思うんですけども。Joe Jamaさんの曲を今日はまずご紹介したいんですが。じゃあまず曲聴いてもらいましょうか。Joe Jamaさんの「My Life」になります(楽曲1)。
こちらの曲なんですけど、もう聴いてもらったらわかる通りいわゆるスイートソウルとか言われるゆったりとした曲じゃなくて、ダンサブルなBPMの曲だと思うんですけど、この曲がですね、ノーザンソウルシーンでものすごく人気のある曲で自分も25年くらい前から曲知ってたんですけどこのコンピレーションCDを買ってライナーを読んだら点と点が線で繋がったっていう。あっ、このJoe Jamaさんですかと。この曲ってすごいイギリスで人気があるから30年後にJoe Jamaさん本人がリテイク、録りなおして7inchが出たりしてホント人気のある曲なんですよ。で、ちょっとマニアックな話をさせてもらうとOptimumというレーベルから出ててそれはですね、Royal Jestersの創始者のひとりのOscar Lawsonさんの個人のレーベルから出ているレコードで例によってすんごいレアで値段が凄いことになってるんですけど、カベロさんに持ってんの?ってきいたらまんまと見せられまして、コレだよと。
で、こっからが凄くてこのJoe Jamaさんとカベロさん色々今もコンタクト取ってやり取りしてるらしいんですよ。どうにかジミーソウルという男が日本で大ファンだよと伝えてくれって言ったら全然伝えるよってことなんで、Joe Jamaさんにジミーソウルもねそろそろ認識されてたらいいんですけどね。んなわけでぜひぜひね、Numeroグループのロブさんとカベロさんの来日を待ちましょう。
今日はですねジミソラジオもう5年目になるんですけど今までこうあえてというか意図的にやってこなかった、ってうかむしろできなかったことと言った方が正しいと思うんですけど、偉大なミュージシャンが亡くなったら追悼番組みたいなのよくあると思うんですけど私今までやってこなったです。というのはこうそこのタイミングでそのミュージシャンのことを熱心に聴いていたかっていうと正直聴いてなかったな、イヤもちろん知ってますよっていうのはあるのと、追悼・・・こうタイミングを追悼特集ってやってリスナーさんに聴いてくださいねっていうのをやるには自分の熱量が足りてないミュージシャン、それまたなんか失礼だな、まぁでもそれでちょっと正直避けてたんですけども。こう6月22日にですね日本で6月22日ですね確かねお亡くなりになったニューヨークのアンダーグラウンドディスコのスーパープロデューサー、パトリック・アダムスさんは私もねー、好きで聴いてまして2か月間ですね、やろうかな~、やらないでおこうかなと正直考えていたんですけど今日はですね、パトリック・アダムスさんの特集をさせてもらいたいと思います。
申し上げた通りパトリック・アダムスさんはニューヨークの人でアポロシアターから4ブロック離れたところに住んでいたらしいです。小さいときはアポロシアターに毎週通ってStevie Wonderから色々アドバイスを受けたり、Smokey Robinsonからアドバイスを受けたりとかしてあのアポロシアターに入り浸っていた少年だったそうですね。それで70年代に入りましてトゥデイ/パーセプションというレーベルに入りましてすぐね副社長になったらしいんですよ。才能がスゴイですから。トゥデイ/パーセプションの曲は実はこのラジオでかけてまして、Aaron Frazerが最近YouTube上でカバーしてますEight Minutesていうグループの「Looking For A Brand New Game」って曲はこのパトリック・アダムスさんのプロデュースで作曲になりますね。こちらまた細かいこと言うと7inchしか出ていないレコードになりますね。そんな訳でその後にもう言ったら彼の全盛期が来るんですけどP&Pっていうレーベルを立ち上げましてピーターブラウンというレコードプロモーターと一緒にパトリックとピーターでP&Pっていうレーベルを立ち上げるんですけどそっからの話、その後プレリュードだったりサルソウルだったりいっぱいリリースがあるんですけど、ちょっとねジミーソウルらしくその大ブレイクする前の、また例によって7inchで。しかもこう私、出がですね、出って偉そうに言うことでもないんですけどイギリスのノーザンソウルのシーンの人たちが好きだったレコードがそもそも最初好きでっていうのが私自身出発点になりますので今日はですねまずですねパトリック・アダムスさんが大ブレイクする前の7inchシングルしかもイギリスのノーザンソウルシーンですごく人気のある曲を2曲ですね、どちらもニューヨークのレーベルから出ております。まず1曲目はThe Fantastic Puzzlesの「Come Back」2曲目はDaybreakの「Everything Man」を二曲続けてお聴きください。
最初にお聞きいただきましたFantastic Puzzlesの方はなんとこのタイミングでショットガンというイギリスのレーベルからまたリイシューの7inchが出るみたいです。オリジナルはですね75年にニュームーンというレーベルから出ております。Daybreakの方はレーベルはPAP(パトリックアダムスプロダクション)から出てまして、こちらもそうですね両方7インチ正直安くはないですね。そんなわけで私Daybreakの方を先に知りまして。Daybreakを知ったきっかけは多分18とか19の時にイギリスのゴールドマインという正直多分ブートレグの海賊版のコンピレーションCDがあってそちらの『Essential Modern Soul』というCDがありましてそちらで知ったんですよ。Daybreakの「Everything Man」は。で、この『Essential Modern Soul』に入っている楽曲こそがモダンソウルだって人がいるくらいモダンソウルといえばこれっていう完璧なパッケージングのCDなんですブートレグなんですけど笑。それでブートレグの話しも、まぁこれまたしましょう。それで、その中に入っててもう一曲こうパトリック・アダムスのプロデュースでこの楽曲が入ってましてこれがね私まぁさっきも言った通り面倒臭い面があるじゃないですか。正直認めますよ。あのーフィリーダンサーとかディスコとかまぁのちにハウスミュージック繋がってる音楽ってやっぱ踊りやすいですよね、キャッチーじゃないですか。日本でもフィリーダンサー、フィラデルフィアソウルって凄い人気があって。そういうのがいいの分かってるけど俺はかけませんよみたいなこう若かりし頃あったんですけど、今はね声を大にして言いたいですよ。この曲はホント最高大好きなんでお届けさせてください。Four Below Zeroで「ESP」になります。
いやー最高ですね。でこの曲が元はP&P今度はさっき言ったP&Pですね。から出ててこれ売れたのか?売れたんでしょうねちょっとね。ルーレットからも再発が出てて当時の再発ですね、リプレスか。ルーレットからも出ててこちらは「My Baby's Got ESP」ってタイトルでちょっとタイトルが違うんですよ。うら若きジミーソウル青年はですね割と決して安くはないレコードで、お値段でルーレット版をゲットして喜んで調子こいてたですけどもそしたらオリジナル盤があるよってのを知って凄い世界だなって知った最初の1枚ですね、1枚のひとつですね。こちらのFour Below Zeroで「ESP」ですね。最高だな。でですねこの二ヶ月間私何してたかっていうと、もうインターネット上にあるパトリック・アダムスさんの記事だったりインタビューをう~ん、全てに近いぐらい読み漁ったりとかですねYoutubeで見れますレッドブルミュージックアカデミーていうそういう企画の “CHAIRMAN” MAO、毛沢東さんっていうね、ニューヨークのスーパーコレクターDJがインタビューしてて、インタビュープラス実演キーボード弾いたりなんかもしてる一時間半くらいの動画もありますんで。それがYoutubeの設定が字幕出ないんですよ。字幕出ればまだアレなんですけど。悔しいから何回も観て今日は挑んでおります。なのでね情熱が伝わればいいんですけど。んな訳でその中でこのパトリック・アダムスさん本人が一番好きな曲のひとつって言ってた曲を次かけましょうか。これもね昔はね、こんなキャッチーな曲はって感じで斜に構えてたんですけど今聴くとホント最高ですね。Inner Lifeの「I'm Caught Up(In A One Night Love Affair)」になります。
はい。こちらの楽曲ですねタイトル聞いてピンとこなかった人もサビを聴いたら皆さんご存じなんじゃないかなと。特にねクラブ遊びが好きな人はコレコレってチューンだと思うんですけど。ボーカルはJocelyn Brownになります。それでですねまぁ今私が言ったようにものすごいレコード出してるんですけどいわゆるこうナントカ賞を取ったみたいのがない方で、だけど夜遊びしてる人、ハッキリ言うと夜遊びしてる人からああコレコレこの曲最高だねって曲を本当たくさん作っている人がこのパトリック・アダムスさんになりますね。で、なんですけどこのインタビュー観てたら何より重視してるのはやっぱメロディだと言ってましたね。こうループ、リズムじゃなくてメロディを一番大事にしていると言ってました。かつ彼は数学がものすごく得意で大学でエンジニアリングを学んでいたそうなんでもうホントむっちゃくちゃ頭がいいって自分で言ってましたね笑。それで音楽を数学的に捉えているんだって言ってて。そのレッドブルのインタビューぜひぜひね、聞いてください観てください。な訳でくしくも6月にお亡くなりになってしまったパトリック・アダムスさんですけど、私もちょっと考えを改めまして本当これが、この番組がきっかけでまたねパトリック・アダムスさんの楽曲に触れてくれる人がいればいのかなと。まぁね自分の勝手な解釈かもしれませんがそんな中で今日は特集してまいりました。ホント素晴らしい楽曲まだまだいくつもあります。そうですよ!「Dance & Shake Your Tambourine」もこの人の曲ですしホントねキリがないです。あっ「Mainline」ですね、Black Ivoryの「Mainline」も彼ですね。今日はじゃあもうメロディが、ギターのメロディがこんな単音で弾いてんのにこんないいメロディってあります?って楽曲で終わりましょうか。それでは最後にお届けしますDonna McGhee で「It Ain't No Big Thing」になります。
いやー最高ですね。改めてご冥福をお祈りいたします。あとね私も40過ぎてどんどん素直になっていきたいと思います。ジミーソウルラジオでは皆様からのメッセージをお待ちしています。メールアドレスはJimmie@rnc.co.jp ジミーの綴りはJimmieです。ツイッター、インスタグラムアカウントもございます。ハッシュタグはカタカナでジミソラジオとなっております。メッセージをご紹介させていただいた方には番組ステッカーをプレゼントしております。それでは来週9月1日の夜11時にお会いしましょう。ジミーソウルでした。
8月のプレイリスト
放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。
8月1週目に紹介されたEve「Only You」はJackie Mendez「To Get You Back Again」として配信されているようなのでそちらを加えました。
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