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国家資格 キャリアコンサルタント試験体験&試験対策(JCDA 第23回受験) 1. 試験対策全般 1 (国家資格キャリアコンサルタント学科試験、論述・面接試験 概要)


 
1.    試験の概要
 
キャリアコンサルタントの学科試験は、50問の4択で35問(70%)以上の点数が取れれば合格となります。
学科試験は、ひとつの正解につき2点となるので、合計点は100点、70点以上が合格となります。
 
一方で、学科試験以外は、論述試験とロールプレー形式の面接試験があり、最終的にはその合計点で結果が判定されます。私はJCDAを選択し試験を受けたので、論述試験は50点満点で足切りが20点(40%)、面接試験は、100点満点で、「主訴・問題の把握」、「具体的展開」、「傾聴」の3項目すべてで、それぞれ40%以上の評価が足切りとなり、最終的に、この二つの試験の合計が満点150点、既述の足切りをクリアした上で90点以上(60%)を取れば合格となります。
 
2.   事前勉強(養成講座からの流れ)
 
キャリアコンサルタント試験を受けるに当たり、ほとんどの人は指定の養成講座を受けることになります。すべて通学のものもあれば、一部はオンラインで受講できるタイプのものもあります。私はリカレントキャリアデザインスクールの養成講座(2022年10月から)で、学科試験対策はオンラインで受講できるタイプの講座を申し込みました。時間的的には、2022年10月から3か月間で約50時間の座学を視聴、それが終了すると簡単な確認試験があり、それをWEBでクリアすると、学科分は受講をクリアしたという扱いになります。動画をひたすら見続け、学校の教科書のような重要性の濃淡がない話をずっと聞いているのは、正直なところかなりしんどい時間でした。実際の確認試験は、それほど難易度が高くないこと、資料を見ながら回答できることから、今もう一度この勉強を繰り返す場合には、視聴したことがチェックのされないことから、動画は見ずに、民間組織が提供している有料のサービスを利用し、試験範囲を網羅し、要点がまとまっている資料を最初から勉強していたと思います(養成講座の確認試験にも十分対応可能です)。
http://www.recurrent.co.jp/cc/live/
 
学科終了後に、対面形式の15回のクラスが開始されます。こちらは、15回のクラス(80%の出席が必要)で、いくつか選択はできるのですが、私は、毎週日曜日の朝の9時半から午後の15時過ぎまでのクラス(2022年12月中旬から2023年4月初)を選びました。
 
対面形式の通学クラスは、学科の内容として昨今の人材動向のようなマクロ経済のテーマを扱う資料の確認は少しありますが、主にカウンセリングのロールプレーが中心で、その理論と実践を実際の面談を通じて行うものでした。段階的にかかわり行動やかかわり技法を学んでいくので、それほど詰め込まれたという感じはなく、ゆっくり学びを深められました。ただ、個人的には15回を終了すると、論述問題・面接試験対策には大体目安がつくのではないかと考えていましたが、その予想は全く外れました。スクールからは、15回終了後にロールプレーの別の講座の案内があり、それが終了直前にすすめられます。おそらく最初からロールプレーなどは15回で終了できない設計になっていたのではないかと思います。私は、学科試験の暗記時間なども拠出する必要がありましたので、夜や休みの日などが拘束される追加の講座は申し込まない判断をしました。
 
また、結局最後まで論述試験問題についての講座はなく、結局、途中で送付されてきた資料の練習問題を自分でやり、動画で回答を確認するという独学となりました。したがって、論述対策は、あとでも述べますが、とにかく独学で克服する道を選びました。
 
まとめると、学科試験は範囲が広いものの暗記が中心となるため、重要度の高いところから暗記し徐々に知識を広げていきながら理解を深めることで、時間をかければある程度の結果は期待できると感じました。
 
一方で、論述試験や面接試験の対策は、養成講座のみでは全く不十分であり、それを補完するような別の学習が必要になりますので、その時間を学科試験とは別途に確保する必要があることをまずは認識しておいてください。

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