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国家資格 キャリアコンサルタント試験体験&試験対策(JCDA 第23回受験) 8. JCDA論述・面接試験対策 3 (論述問題対策 問2の回答テンプレート)

続いて、問2の回答方法を詳細に記載していきます。
 
[問2]
事例Ⅰの CCt10 と事例Ⅱの CCt10 のキャリアコンサルタントの応答が、相応しいか、相応しくないかを考え、「相応しい」あるいは「相応しくない」のいずれかに○をつけ、その理由も解答欄に記述せよ。(10 点)
 
まずポイントとは以下の通りとなります。
 
事例ⅠとⅡは、下線部のCCtの質問の前後のCLの言葉がポイントになりますので、直前または少し前のCLのコメントや気持ちに焦点を当てます。
 
事例Ⅱは、下線部の直前(またはその前に出てくるキーワードなど)を要約して質問し、次のコメントでのさらなる気づきを挙げ回答します。下線部のCCtの質問部分の言葉を利用すると効果的です。
 
表現方法は、質問に対する回答として、双方とも最後は「と思われるため」と結びます。
また、問1と問2は基本的にセットになるため、問1で使用した「指定語句」を入れると、より的確な表現になります。
 
回答の基本的な構造としては、以下のようなテンプレートを使用します。
 
事例Ⅰ(相応しくない事例)
 
(直前のCL)□□というCLの気持ちを受容せず(気持ちに共感せず)に、CCtの価値観(ものの見方、枠組み、先入観、決めつけ、価値観)で▲▲として話を進めている/▲▲と提案していることから、CLの自己理解が深まらないと思われる/CLとの信頼関係が築けないと思われるため。
 
事例Ⅱ(相応しい事例、CCt発言~結論までの間で行間を埋める必要があれば、関係性で適切な言葉で埋める)
 
(直前のCL or 伝え返した場合、CCtの質問中の文言)□□というCLの言葉に焦点を当て or □□というCLの気持ち(意味)への質問し、自己探索/内省を促したことで、CLが▲▲に気づく展開となったと思われるため。
 
問2は、回答欄が2行と少なく、下線部の前後をしっかりと読めば、深く考えなくても回答が可能です。そのため、問1を飛ばして、問2を回答するという選択肢もありますが、そもそも唯一時間を取られない問題になりますので、全体像をとらえた上で回答した方がより自信をもって回答できると思います。
 
問1と問2のまとめとして、問1と問2はセットのため、問1をやりながら下線部にも注意を払い、問2の回答を考えながら逐語録を読むことで時間短縮が図れるのではないかと思います。

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