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すべてはその手から。~内容盛りだくさん。普及啓発フェアワークショップ会場をレポートします~

はじめまして。
妙高市企画政策課SDGs推進室の柳内です。緊張しながら記事をしたためております。
堅いですか?
こんなテンポですが、お付き合いいただけると幸いです(照)

過去2回にわたり、妙高市SDGs普及啓発実行委員会が主催となり、2023年2月19日に開催した~SDGs推進条例制定記念~SDGs未来都市妙高 普及啓発フェアについて、記事を掲載させていただきました。(田中さん、市川さんありがとうございます)
今回も、同様に普及啓発フェアの様子、特に妙高市新井ふれあい会館ふれあいホールで行われた「SDGsのワークショップ」について、レポートしていきたいと思います。

突然ですが、みなさん「SDGs」と聞くと、なんだか堅苦しいですよね。(本当に突然)

私たち、妙高市企画政策課SDGs推進室は、令和4年4月1日からスタートした室でして、妙高市にSDGsの理念を普及すべく、日々活動しています。
そして、活動の中で、地域などに出向き、SDGsについてお話させていただいているのですが。

どうでしょう。
多くの皆さんから、
「SDGsって特別なことなんでしょ?」
そんな意見が聞こえてきます。

SDGsって特別なことなんでしょうか。

答えは「NO」
特別ではないのです。

SDGsをもっと身近に感じてもらいたい。
そんな思いから、普及啓発フェアの中では、皆さんが身近にできることから、SDGsを感じてもらえるよう、たくさんのワークショップを実施しました。その会場をレポートしていきます。

リズムに乗って「PARTY体操」。

まずはオープニングは妙高市SDGs普及啓発実行委員長でもある新潟大学村山准教授が開発した「PARTY体操」からスタートしました。

「PARTY体操」の特徴は、タオルを使うことです。
タオルを使って体操をすることで、

●ストレッチ効果が高まる
●普段使っていない筋肉まで動かせる
●姿勢のクセに気づきやすくなる

といった3つの効果が得られます。タオルがあれば無理をせず、誰でも筋肉を正しく動かせるようになるので、運動習慣のない人、きつい運動は続かない、という人でも手軽に続けることができます。

『タオルで楽々! カラダほぐれる! 健康PARTY体操』㈱主婦の友社

全身の筋肉を効率的に動かすことができます。
しかも、大きく移動することが少なく、畳一畳のスペースがあればOK。
軽快な音楽に乗ってする運動で、とっても楽しいんです。
当日は、村山研究室の大学生・大学院生の皆さんからレクチャーいただき、会場は大盛り上がり。

「PARTY体操」は、色々なバージョンがあり、フェアでは「キッズ」と「ゴルフ練習用」を披露いただきました。
ちなみに、キッズ用がこちら

キッズバージョンは、結構動き、激しめです。(柳内が運動不足なだけかもですが)

フェアでは「PARTY体操」を3回実施いただきました。
回を追うごとに、会場の皆さんがPARTY体操をマスターしていく姿が見られました。
自立した日常生活を送れる「健康寿命」を伸ばすための取組として、このような健康体操を取り入れることも一つですね。体を動かして、日々を元気に過ごすことは、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」に繋がる取組です。

エネルギーをたいせつに。ゼロカーボンチャレンジ。

続いてご紹介するのは、新潟県地球温暖化防止活動推進員であり、SDGs普及啓発実行委員会副実行委員長でもあります、佐藤さんから運営いただきました、ゼロカーボンチャレンジです。

地球の温暖化防止については、ひとりひとりが意識していくことがたいせつです。SDGsでもSDGsゴール13「気候変動に具体的な対策を」があります。
こちらのブースでは、エネルギーの有効活用、そして少エネルギーを心がけることで、地球にやさしい対応ができることをご紹介いただきました。

これは、ブースでご紹介した、手回し発電機です。LED電球や蛍光灯を手回しで点灯する照明グッズです。

実にシンプル。さて、どれくらいの力で発電ができるでしょうか。

点灯にどれくらいの力が必要でしょう?
なんと、
蛍光灯の手回しは、3人がかりで点灯。
LED電球の手回しは、1人で点灯。
電気の使用量は、圧倒的にLED電球の方が省エネなんですね。
エネルギーを有効活用するために、新しく電球を購入する際は、省エネな方を購入するという選択が、地球の温暖化防止にもつながりそうです。

手回し発電で電車を動かすブースも。

温暖化が進むと、新潟県に雪が降らなくなるかも?という記事も。
四季折々の豊かな自然が豊富にある妙高市。
地域のためにも、自分にできることを考えていきたい。ゼロカーボンチャレンジは、楽しみながらも、妙高のミライについても考えることができるブースだったのではないでしょうか。

お菓子の箱も紙という資源。パッケージクラフト。

限られた天然資源。持続的に、効率よく使うためには、資源を有効的に使うことがたいせつです。
お菓子が入っている箱を、ただ捨ててしまうのではなく、有限に活用しているのが、妙高市朝日町さん来夢あらいにギャラリーを構える、日本パッケージクラフト協会理事長の高橋和真さんです。

高橋さんには、SDGs普及啓発実行委員会主催のイベントとしては、昨年秋に続いて2回目となるパッケージクラフト体験会を開催いただきました。

お菓子の箱がロボットや生き物に変身

「パッケージクラフトの完成品はひとつの箱からできていること」
「ごみが最小限に抑えられていること」
「資源の再利用を実践していること」
を、高橋さんは参加者に伝えています。

身近にあるものを再利用することで、新たな価値を与えることができる。
まさに、SDGsゴール12「つくる責任つかう責任」。
身近なものをいろいろな角度から考えてみると、新しい有効活用の方法が、見えてきそうですね。

空き箱などのさまざまな素材が用意されていました

高橋さんのブースには、昨年秋に実施したパッケージクラフト体験の時に、使い切れなかった空き箱などの素材も置いてありました。
工作をするだけではなく、素材を無駄にしないよう、使い切る工夫をする。このような場面でも、高橋さんの資源を有効活用する取組、SDGsに対する思いを感じることができました。

高橋さんのSDGsに対する思いは、令和4年度市報みょうこう3月号のみょうこうSDGs通信にもインタビュー記事として掲載されています。

6ページ、7ページをチェック。
https://www.city.myoko.niigata.jp/fs/2/3/6/4/5/3/_/202303myoko.pdf

妙高のお宝みぃつけた。インテリアづくり。

昨年の8月から10月。
妙高市では「地域資源を活用した新しいローカルビジネスを創る」をテーマに、全国から参加者を募り「100DIVE」という、事業計画から事業化までを行うプロジェクトが行われました。

そのプロジェクトのチームが
妙高市にある「もったいないもの・人・機会」をトレジャー原石と捉え、地域の資源を活用したインテリアづくりのワークショップを行いました。

ブースでは、坂口げんき農場さんのブドウのつるや、山崎建設さんの廃材を妙高市に眠るもったいないもの(トレジャー)として用いました。坂口げんき農場さんからは、講師も務めていただきました。

個性あふれる作品がいっぱい

ぶどうのつるや廃材はもちろんのこと、雪が降る前にとっておいた、まつぼっくり、なんてんの実、アジサイのドライフラワーなど、いたるところに妙高の素材が使われていました。

そして、妙高市職員とともに、運営に携わっていたのが、100DIVEのプロジェクトチームの、お2人。

100DIVEのプロジェクトチームのやまちゃん(一番左側)と、たえさん(一番右側)

この日のために、妙高市職員と共にワークショップを準備。
当日は、都市部よりお越しいただきました。
お二人とも、100DIVEに関わり、妙高のことが大好き、とのこと(嬉)

妙高市というひとつの自治体だけではなく、都市部の皆さん、地域の団体の皆さん、さまざまな団体と連携していくこと。
SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に繋がります。
SDGsの目標達成には、協力体制が不可欠です。
いつまでも魅力的な妙高を、みんなでつくりあげていきたいですね。

「そなえよつねに」新聞紙クラフト。

誰もが安心して住み続けられるまち。たいせつです。
SDGsゴール11にも「住み続けられるまちづくりを」があります。

もし、災害が起きた時、備えあれば憂いなし。
もしものために役立つクラフト体験として、妙高市地域のこし協力隊インターンを務めてもらった田中さんと、田中さんが所属しているガールスカウト、ガールスカウトに所属するこどもたち(通称スカウト)から、新聞紙でつくるスリッパとバッグづくりのワークショップを行っていただきました。

新聞紙でつくることができるスリッパの作り方が分かっていれば、もしも災害が起き、近くに履物がなかったときの非常用として使うことができそうです。

当日のワークショップは、スカウトが運営。
つくり方を丁寧に教えてくれました。

一緒につくりながら教えてくれました
分かりやすい作り方の表示がありました

ここでも、1枚の新聞紙を無駄にしない方法で、作品が作られていました。資源を大切につかう、ごみを出さない。
普段から意識することが、もしもの時にも役立ちそうです。

作り方もとっても簡単で、ワークショップを体験した方から、
「家に帰ってから、家の新聞紙でもつくってみました」
という声もお聞きしました。
楽しさと備えの2つが楽しめるワークショップとなりました。

また、スカウトたちは、自分たちもさまざまなワークショップを体験してくれ、特に「PARTY体操」をとっても気に入ってくれました。
会場を盛り上げていただき、ありがとうございました。

新潟大学の学生さんとタオル越しにハイタッチ

最後に

これで、ワークショップのブースを全部ご紹介しました。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事をみていただいても分かる通り、とってもボリュームたっぷりのワークショップとなりました。
それだけ、ワークショップ会場が盛り上がっていたことが伝わればなによりです。

どのブースも、みなさんとっても楽しそうに体験していました。

そう、SDGsは難しいものではないのです。
特別なこと、でもありません。
楽しみながら行えることがたくさんあります。

妙高市では、引き続き、SDGsを自分事として捉え、身近に感じていただけるよう、普及啓発に努めていきます!!!

これからもSDGsに関するワークショップを開催予定ですので、お楽しみに。



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