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阿部寿樹が楽天にピンズドすぎる件について

こんにちは佐原です。今回周回遅れでなぜこんな記事を書こうかと思ったのは、楽天の来季のオーダーを考えていた時、阿部の有能さをあらためて知り、阿部について知ってる人も知らない人もいかに阿部が有能かを伝えたかったからです。
それでは。

打撃面での貢献度

まず最初に打撃の特徴について述べていきます。
まずこれを見てください。


球種   打率    全打率との差 本塁打
ストレート 0.277 (184-51) 0.008 6
スライダー 0.319 (72-23) 0.050 0
カットボール 0.230 (61-14) -0.040 1
フォーク 0.250 (40-10) -0.020 1
ツーシーム 0.194 (36-7) -0.075 0
チェンジアップ 0.171 (35-6) -0.098 0
カーブ 0.391 (23-9) 0.122 1
シュート 0.333 (15-5) 0.064 0
スプリット 0.333 (15-5) 0.064 0
シンカー 0.333 (3-1) 0.064 0
スクリュー 0.000 (1-0) -0.270 0
ナックルカーブ 0.000 (1-0) -0.270 0
プロ野球データパークより

これは阿部選手が今年、どの球種を打ったかについての表です。これを見るとわかるんですが、どの球種も満遍なく打っていますので、弱点が少ないと言えます。


また、注目すべきがストレートに対する安打数で、今年1番ヒットにしたのがストレートであり、またホームランになる確率もストレートが1番高いです。

これはピッチャーがストレートを中心に投げてくるパリーグとも相性がいいと言えます。


打率 (打数-安打)
左投      右投
0.275 (102-28) 0.268 (384-103)
プロ野球データパークより

そしてこれを見たらわかる通り、左右を苦にしない打撃力があります。楽天は、今年オリックスの田嶋選手や日本ハムの加藤選手などの左腕にかもられていたので、ここらへんの苦手意識の改善につながるかもしれません。


また、中日の本拠地であるバンデリンドームはフェンスが高い球場ですが、楽天の本拠地楽天生命パークはフェンスが低いので、ライナーで打球をもっていく阿部選手には相性が良く、中日在籍時よりホームランが伸びる可能性があり、楽天の長打力不足の改善が見込めそうです。



上記の通り、阿部選手はパリーグ向きであり、持ち前のかえす能力で残塁数の改善、左腕対策、長打力アップと楽天の今年の課題を全て解決でき、その貢献度は計り知れないことになるかもしれません。


持ち前のユーティリティ性能

次に守備面についてです。これが1番伝えたかった内容です。

やきゅまるブログより 

阿部選手は今年主に守ったサードではuzrで12球団トップクラスの数値を出しており、守備面でも貢献できそうです。


ただ、それより知ってほしいのは阿部選手の守備のオプションで、阿部選手はセカンド、サード、ファースト、レフトを守ることができます。


来季おそらく上記のポジションを守るであろう選手が浅村、島内と両外国人で、浅村選手と島内選手はおそらく来季もフルで出るために、週一、ニ回は休養のためにDHに入ると予想され、ギッテンス選手やフランコ選手も守備の関係でDHに入ることが予想されます。


阿部選手はこのポジションに全て入ることができるので、打撃のマイナスを抑えつつ、主力を休ませることができ、体力面による失速を防ぐことができ、楽天の優勝を大きく近づかせるキーマンになる存在になりうるでしょう。


懸念点

最後に来季阿部選手が心配される点について書いて終わりたいとおも思います。

先程阿部選手がストレートに強いといったのですが、パリーグは155を越える選手がセリーグに比べて多いため、こういう投手に力負けしてしまうかもしれません。


また、来季34なので年齢による衰えにより、昨年より劣化する可能性もあるかもしれません。


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