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 無能なりの足掻き方                               ~生物学ネタを擦って~

みなさん、こんにちは、PE部門TKTチームの浜場です!

「無能」とか滅茶苦茶ネガティブじゃんと思われた方、いると思います。

しかし!ここで語るのはこの「自分って無能なんだ」というネガティブ期を脱したポジティブな過程ですので暗い気持ちにはさせません!

「一年の振り返り」をした時、ビジコンやハッカソン、研究室訪問など色々なことをしたな~と思う反面、その都度自分の「無能さ」を痛感するという挑戦からの絶望という過程をひたすら繰り返してたな~と思いました。

このように「自分は無能かもしれない」と不安に思っている方、目を通してくださっているみなさんの中にもいるのではないでしょうか?

特に、トモノカイのようなすごい方々が集まる環境下にいれば、なおさら自分に能力がないと感じてしまう人もいるかもしれません。

そこで、今回は無能だと自覚した僕が「無能だっていいじゃん」と思い直したマインドを生物学的な視点から共有できればと思います!
(前回、生物学の内容でnote書いたら受けが良かったからってこのネタに味を占めたとかじゃないですよ笑)

では、前置きが長くなりましたがここから本題に入っていきましょう!

そもそもなぜネガティブな感情を抱くのか?

そもそもの話、感情っていらなくないっすか?

はい、すみません。すごくマッドサイエンティストっぽいこと言いました。

もちろん、我々ホモサピエンスに現代でも残っている機能という時点で必要な要素であることは間違えありません。

例えば、友人といると楽しいという感情を抱くことで集団生活を豊かにし、生存戦略上有利になるというメリットなどが考えられます。

しかし、業務やるのめんどくさい上司に怒られるのやだななどの感情はないほうが効率的に業務がこなせてよいとも思うのです。

しかし、生物学的にいらない感情を抱いてしまうのは仕方のないことなのです。

あるヨーロッパの研究によると、BDNFという遺伝子の個人差とストレスが不安に関連するという結果やRBFOX1という遺伝子は怒りや攻撃的行動と関係する仮説などが提唱されています。

つまり、何が言いたいかというと「感情は遺伝子に搭載された機能である」ということです。

少し言い回しが難しくなってしまいましたが、要するに感情はある程度は制御できても遺伝子が正常に機能している以上完全にはコントロールできないよということです。

具体例を出すと、熱々に煮立ったカレーがあるとします。そこに指を突っ込んでください。熱くて指を引き抜きましたよね?

つまり、そういうことなんです。感情もカレーに指を突っ込んだ時同様抑えようとしても出てきてしまうものなのです。

そのため、「自分は無能なんだ」という負の感情を、そんなこと思いたくないと現実逃避するために抑えようと思っても無理なんです。

熱々のカレーに何とかして指を突っ込み続ける方法を考えることって意味ないじゃないですか。

それと同じで、無能と思ってしまったらそんなことないと否定するのではなく、受け入れる。

その上で、無能と思ってしまった原因や無能であることによるデメリットなどを考えるほうが、「自分は無能かもしれない」という漠然とした不安を抱えずに済み楽なのです。

無能の種類

上記で無能と受け入れたうえで、どうして無能なのかを考えると言いました。

無能と一言で言ってもいくつか種類があると思います。今回自分に当てはまる種類は向上心がなく、事前知識のない無能だと思いました。

様々な場面で、普段からいろいろな知識を得ようと努力をしないからいざという時に役に立たない。これが僕の無能と実感してしまった原因だと感じました。

しかし、「なら普段から頑張ろう!」と思えるなら無能ではありません。

努力するには

では、普段から様々な知識だったり能力だったりを身に着けていくにはどうすればいいか。

頑張って努力する?漠然と?

それはモチベーションも上がらないし、また何をしようかで立ち止まり何も成長できないのと同じである。

実は、生物学的な観点では、生きているだけで努力しているのです

エントロピーという言葉をご存知でしょうか?

一部の方々から難しいよ~知らないよ~という声が聞こえてきますね。

簡単に言うと乱雑さです。

いや意味わからん、という方しかいないと思うので例を出すと、
コーヒーにミルクをいれます。すると、何もしなくても勝手にミルクが拡散していきますよね。

もう一つ例を挙げると、特に意識しないで家で過ごしていると段々と散らかっていきますよね。

つまり、万物は一定の場所にとどまらず、常に広がっていく。
これをエントロピーの増大といいます。

もし、友達に家に行きたいと言われたら「今、エントロピー増大して足の踏み場ないけどいい?」と返答しましょう!

と、エントロピーについて何となく理解してもらったところで本題に戻るとエントロピーが増大するというのは宇宙の大原則で我々は常にそれに抗って生きています。

我々の皮膚は垢として常にエントロピーを増大させています。しかし、新しい皮膚細胞を合成することで±0にして抗っています。また、会社も同じで、何もしなければエントロピーが増大して倒産します。

このように、我々はエントロピーの増大を±0にするために常に努力をしています

つまり、我々は何もしていないように見えても必要最低限の努力はしているのです。

努力の水準を上げる

え、でもなら無能でも努力しているんだからどうしようもないじゃん。

何とかなります。僕がここで言いたいのは我々はエントロピーの増大に対する最低限の努力をしている、というかせざるを得ない、ということです。

つまり、我々がせざるを得ない努力というのはエントロピーの増大速度に比例するのです。

要するに、エントロピーの増大速度の大きい環境に身を投じることができれば、意識的に努力できない人間でも努力せざるを得ないのです。

では、エントロピーの増大速度の大きい環境とは何なのか、簡単です。考えることの多い環境です。

例を挙げると、家に引きこもっているニートと事業を持っている起業家であれば、圧倒的に後者のほうがエントロピーの増大速度が大きい環境にある。

ニートの場合、ご飯を食べる、寝るなどの自身の生命を維持するための努力をするだけでいい一方、起業家の場合は自身の生命の維持に加え、事業の費用や工数など、様々な方面のエントロピーの増大を抑えなければならない。

要するに、考えることが多い環境は、抑えなければならないエントロピーの増大が多く、相対的に各エントロピーの増大にかけられる時間が少ないため、エントロピーの増大速度が大きくなるという流れだ。

まとめ

長くなってしまいましたが、結論としては
「感じたことは否定せずに受け入れる。そして努力が普段からできない人間は考えることが多い環境に身を投じ、努力せざるを得ない状態を自分から作り出すべし」
ということです。

今後は、努力のできない無能なりに考えざるを得ない環境に身を投じまくって最低限の努力の水準を爆上げしていこうと思います!

もし、皆さんも努力のできないタイプの無能の場合は努力せざるを得ない環境に一緒に飛び込みましょう!

長々とお付き合いいただきありがとうございました。



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