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新発田城『シャチホコ』

今回の記事について

過去二つの記事で新発田城について調べ、それら以外にも新発田城の特徴的なところについて発信したいことあるのでそれを伝えていく。

新発田城について

新発田城は、別名「あやめ城」とも呼ばれ、初代新発田藩主溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)侯が慶長3年(1598年)に築城し、3代宣直(のぶなお)侯のときに完成しました。
新発田城は一般に多くある山城とちがって、政治・経済の中心として交通の便利さを考え、平地につくった平城です。石垣がすき間なくかみ合うようにきちんとつくられました。

シャチホコの由来

しゃちほこの由来 木造建築が中心の日本で、大敵となるのが火事。 そこで、もともとは寺院などで、火除けの守り神としてしゃちほこを飾るようになりました。 それを城に取り入れたのは、織田信長の安土城と言われており、城跡からは鯱瓦の破片も見つかっています。

新発田城の『シャチホコ』

新発田城の三階櫓は、世にも珍しい、最上階の屋根に三つのしゃちほこが載った櫓です。1668年の大火災で、城内の建物は鉄砲櫓・丑寅(うしとら)櫓を除いて焼失し、1669年の大地震で石垣は崩壊しました。翌年から開始された復旧工事により、すべて切込接(きりこみはぎ)の石垣となり1679年に、いぬい櫓があった場所に三階櫓が建てられました。三階櫓は本丸南東の辰巳櫓とともに、2004年に復元されています。

「鯱は対」というのが常識ですが、実は、新発田城三階櫓には三匹の鯱が飾られていました。

三階櫓の屋根の棟が丁字型であったために三匹の鯱が飾られることになったのですが、では、なぜ特殊な屋根の形にしたのか…  この疑問を解決する明確な資料が今のところ見つかっておりません。


全国の有名なシャチホコ

●全国のしゃちほこが見られるお城
・弘前城【青森県】
・新発田城【新潟県】
・名古屋城【愛知県】
・犬山城【愛知県】
・大阪城【大阪府】
・姫路城【兵庫県】
・広島城【広島県】
・松山城【愛媛県】
・高知城【高知県】
・熊本城【熊本県】

これだけのお城で未だシャチホコが見れます。また今回取り上げた新発田城のような三つもシャチホコがあるところはありません。またシャチホコといえば名古屋城のシャチホコを思い浮かべると思います。昭和まで長きにわたって名古屋城を守ってきた金鯱ですが、残念ながら名古屋大空襲にて焼失。2021年現在は、復元されたものが飾られています。

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