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冬の北京

北京の冬は突然やって来た。11月の一週目には半袖で出歩いていたが、次の週には零下となった。中国人同僚からズボン下を買うべきと強く薦められた。確かに外を歩いていると刺すような寒さを足に感じる。会社のそばのスーパー(中国では超市という)でズボン下を購入。1200円くらい。これを履くとかなり寒さを凌げる。寒さを解消するために熱い風呂に浸かりたい。しかしながらアパートの風呂はホテルのような浅い洋式のもので、湯を張って浸かっても太鼓腹が湯面から出てしまうし肩まで浸かれない。そこで中国のネット通販サイトで風呂桶を検索したところ、たくさんヒットする。既設の浴槽の中に深さのある浴槽を置いて使えそうだと考え、一つ購入した。価格は79元、1600円くらいだから惜しいほどの額ではない。

こいつをブラックフライデー割で79元で買ってみた。

いざ実際にお湯を貯めて入ってみたところ、長さ、深さ共に足りず、肩は大きく浴槽からはみだす。失敗である。とはいえ1600円、次に行こう。

二つ目の浴槽

上の写真の物を二つ目に購入した。これを選んだのは高さが80センチと深さがあるから肩まで浸かれると判断したからだ。しかし、写真でわかるように、底が椅子として上げ底構造であり、せっかくの深さがこの椅子構造の為にスポイルされてしまうことがわかった。肩まで浸かることは出来なかった。失敗である。
二回失敗し、浴槽が二つ部屋を占拠。誰かにもらって欲しい。
失敗から、プラスチック製をあきらめて、ビニール製を物色。深さ、長さ共に妥当そうなサイズの物があり、悩みつつも購入。

最終兵器。模様が今いち

長さ100センチ、深さ60センチ、幅50センチ。果たしてこいつはバッチリでした。

肩まで浸かれる

お目汚しで恐縮なるもこのとおりしっかりと肩まで浸かれる。ようやく目的を達成したが、何か虚しさを感じるのは単身赴任あるあるだろうか。
さて、北京には日本では見慣れない果物が色々とあり、今の時期はザボンが多く売られている。縦方向は25-30cmはあり、デカく重い。乾燥した冬には水分とビタミン補給に適した果物なのだ。一つ千円位。果肉はグレープフルーツみたいだが、形をしっかり維持する塊感があり、食べやすい。これさえ食べておけば良いのではないか。ザボンダイエット、良いかもしれない。

これがザボン。中国では柚子。
3センチはあろうかという厚みの皮は意外と剥きやすい
剥くとこんな感じ。

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