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✉️メールマーケティング 嫌われないメルマガのすべて

【書評】メールマーケティング 嫌われないメルマガのすべて

著者:田中森士、三友直樹
出版社:エムディエヌコーポレーション
出版年:2023年
ジャンル:ビジネス・経済

✉️未来を呼び込むメッセージ、進化と創造のメールマーケティングへの招待。時代を超えた扉が開かれる瞬間‼️

本書は、メールマーケティングの「本質」を伝えることにフォーカスした一冊です。メールは古くから存在するコミュニケーションチャネルですが、SNSやWeb広告などと比べて、より深い関係性構築に使える数少ない方法だと著者は言います。しかし、メールマーケティングを実施するにあたっては、様々な悩みや疑問が生じます。そこで、本書では、メールマーケティングを行う前に考えるべきこと、購読者の「解像度」を上げる方法、メール配信の設計ノウハウ、成果を上げるメールの作り方、メルマガの運用フロー、スパム扱いを回避するための対策などを、実践的に解説しています。また、最終章では、メールマーケティングにおいて先行的な取り組みを行う個人・企業の事例も紹介しています。本書の副題「嫌われないメルマガのすべて」には、メールマーケティングにおいては誠実なコミュニケーションが何より重要だという、著者のメッセージが込められています。

本書の強みは、メールマーケティングの本質を明確に伝えていることです。メールマーケティングは、単にメールを送るだけではなく、購読者との信頼関係を築くための戦略的な活動だと著者は説きます。そのためには、購読者のニーズや興味を把握し、価値あるコンテンツを提供し、適切なタイミングや頻度でコミュニケーションをとることが必要です。本書では、これらのポイントを具体的な事例やデータを用いて説明しており、メールマーケティングの実践に役立ちます。また、本書の弱みは、メールマーケティングの最新の動向や技術についてはあまり触れていないことです。メールマーケティングは、常に変化する市場や消費者のニーズに応えるために、進化し続けています。そのため、本書で紹介されているノウハウや事例も、将来的には時代遅れになる可能性があります。本書は、メールマーケティングの基礎を学ぶための入門書としては優れていますが、最新の情報やトレンドに関心がある方は、他の情報源も参考にする必要があるでしょう。著者の目的は、メールマーケティングの重要性と効果を伝えることだと思います。著者は、自身の経験やクライアントワークを通じて、メールマーケティングの実践者としての視点を持っています。そのため、本書では、メールマーケティングの理論だけでなく、実際の現場での課題や解決策にも触れています。著者の視点は、メールマーケティングを始めたい方や改善したい方にとって、参考になると思います。

私は、本書を読んで、メールマーケティングの本質を再認識することができました。メールマーケティングは、単なる販促手段ではなく、購読者との長期的な関係を築くための手段だということを、本書は教えてくれます。私は、自身のブログやSNSでメールマーケティングを行っていますが、本書を読んで、自分のメール配信の内容や方法について見直すきっかけになりました。本書は、メールマーケティングの基本的な考え方と具体的な手法をわかりやすく解説しているので、メールマーケティングに興味がある方や実践している方におすすめです。特に、メールマーケティングの効果を上げたい方や、メールマーケティングの先行事例を知りたい方には、参考になると思います。本書を読んで、メールマーケティングの魅力と可能性を感じてください。

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