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マツダ ミヒロ20代で“超成長”するロールモデルハック

20代で“超成長”するロールモデルハック (単行本)のレビュー

📕本の基本情報
- 著者:マツダ ミヒロ
- タイトル:20代で“超成長”するロールモデルハック (単行本)
- 出版年:2024年
- ジャンル:自己啓発
- ページ数:173ページ

📕 book review

- 人生の近道をするには、「近道思考」を磨くことが大切である。 近道思考とは、時間を最大限に活かし、チャンスに最短でつながり、キャリアを最速で切り拓くという考え方である
- 近道思考の入口は、「ロールモデル」を見つけることである。 ロールモデルとは、自分がなりたいと思う人や、自分の理想の姿を具体化した人である。 ロールモデルを設定することで、自分の目標や方向性が明確になり、成長のスピードが上がる
- ロールモデルを見つけたら、その人を「ハック」することが重要である。 ハックとは、ロールモデルの行動や思考を真似たり、学んだり、応用したりすることである。 ハックするためには、素直さ、苦手を克服しないこと、言われたらすぐやること、やったらすぐ報告すること、さらに喜ばれることは何だろうと考えることなどが必要である
- ロールモデルから「卒業」することも大切である。 ロールモデルを超えるためには、自分の成長を実感し、次の目標を探すことが必要である。 また、自分の周りの人を喜ばせる力を身につけることで、人生がうまく回り始める

本の評価
この本の強みは、著者自身がロールモデルハックを実践してきたという信憑性と、具体的で分かりやすい説明と例示である。著者は、自分の人生を変えたITベンチャー企業の講演会で聞いた「自分を導いてくれるコーチの存在」の重要性を強調し、ロールモデルを自分のコーチとして捉える視点を提供する。また、ロールモデルを見つけるためのチェックシートや、ロールモデルを“ハック”するための5つのポイントなどは、読者がすぐに実践できるツールとして役立つだろう。さらに、著者は、自分の失敗や挫折の経験や、多くの人が抱える悩みや疑問にも正直に答え、読者の共感を得るとともに、勇気づけるメッセージを伝える。

この本の弱みは、ロールモデルハックが万能な方法であるかのように語られている点である。著者は、ロールモデルハックを実践すれば、時間やチャンスやキャリアを最大限に活かし、人生を急加速させることができると主張する。しかし、ロールモデルハックには、自分の目標や理想が明確であることや、ロールモデルとの接触やコミュニケーションが可能であることなど、いくつかの前提条件がある。また、ロールモデルハックは、自分の個性や価値観を犠牲にして、ロールモデルになりきろうとする危険性もある。著者は、ロールモデルハックの限界やリスクについても言及しているが、それらはあまり強調されていない。

著者の目的は、20代の若者に自分の人生を切り拓くための方法を提供することである。著者の視点は、自分の経験やコーチングの実践から得た知見やノウハウをもとに、ロールモデルハックという独自の成長理論を展開することである。

自分の感想やオススメの理由
私は、この本を読んで、自分の人生におけるロールモデルの重要性や、ロールモデルハックの具体的な方法について学ぶことができた。私は、自分のやりたいことや目標がはっきりと見えていないことや、自分に自信がないことに悩んでいたが、この本を読んで、自分のライフスタイルや働き方などについて考え直すきっかけを得た。また、ロールモデルハックを実践するために必要なスキルやマインドセットについても、参考になる内容が多くあった。特に、「苦手を克服しない」というポイントは、私にとって目から鱗だった。私は、自分の苦手なことに対して、無理に向き合おうとしていたが、それでは時間やエネルギーの無駄だと気づいた。自分の得意なことや好きなことに集中し、ロールモデルから学ぶことで、自分の成長を加速させることができると思った。

この本をおすすめする理由は、20代の若者にとって、自分の人生を切り拓くためのヒントやツールが満載であることである。この本を読めば、自分の目標や理想を見つける方法や、ロールモデルを“ハック”する方法を学ぶことができる。また、著者の語り口は、親しみやすくてユーモアがあり、読んでいて楽しい。著者の経験や失敗談なども、読者に勇気や希望を与える。この本は、自分の人生に迷っている20代の若者に、ぜひ読んでほしい一冊である。


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