![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94470138/rectangle_large_type_2_3c9719f03ca161ed21941717babe2d85.png?width=800)
Photo by
inagakijunya
キタダヒロヒコ詩歌集 107 大高
大高(おほだか)
ひむがしの名古屋のはての大高のイオンに来たが屋上へ行く
期待せず屋上に来(き)ぬ 山脈(やまなみ)も海も見えない ただ速い雲
屋上に真向ふビルの或ル部屋の或ル眼差シと目が合つてゐる
たひらげし昨夜の牡蠣の殻が裂くひとさしゆびの創(きず)へ西風
鈍色(にびいろ)に海をひからせて近づいて来るゆきぐも、雪こぼしつつ
コメントやスキをくださるととても励みになります!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?