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1999年から2003年までの阪神タイガース その㉟
カメラのフラッシュが光る。
場所は梅田ホワイティ。
試合後の二次会。
阪神ファンの歓声が響き渡る。
暗黒時代には考えられなかった人だかりだ。
メガホンが揺れる。
スリーコールが響き渡る。
マスコミは阪神ファンの二次会を連日大きく取り上げた。
そこにはアイパーの姿は無い。
とにかく。
とにかく寂しかった。
アイパーは阪神ファンの誇りだ。
またマジックが減った。
タイガースが優勝する。
もうすぐ。
もうすぐだ。
18年。
あまりに長く、苦しい時間だった。
阪神タイガース。
弱者の心の支え。
いつしかタイガースは
「みんなのタイガース」となった。
僕らは二次会に今日も参加しない。
2003年。
ファンが歓喜し、涙した年。
2003年。
ファンが離れ、涙した年。
続く