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第1四半期決算発表後のよくある質問のまとめ

こんにちは、セレスIR 担当です。

5月8日に決算発表をして、その後機関投資家との個別面談を随時行っています。今回はおかげさまで取材件数がなかなか多いです!

そこで、個別面談でよく聞かれる質問とその回答についてまとめましたので、是非ご参考にしていただけますと嬉しいです!!!


■ モバイルサービス事業:ポイント

- モッピーの売上状況

新NISA口座開設案件がQ4に引き続き好調。クレジットカード案件は2月~3月に予算を使う会社が多い。売上には季節要因もあり、新年度であるQ1、年度末のQ4が高く、Q2、Q3は若干低くなる傾向がある。

- モッピーの粗利率改善の理由

12月と3月に売上が増加する季節性があり、売上増に伴い粗利も上昇。四半期ごとにでこぼこする傾向はある。

昨年Q1に粗利率悪化の大きな要因となった原価の期ずれ影響がなかったことに加え、自助努力も進めている。粗利率上昇のために、案件ごとにどれだけポイント付与するのが適正かを精査し、粗利管理を徹底している。また、モッピーとAD.TRACKとの連携も進んだ。粗利率改善は一過性ではない。

2024年12月期 第1四半期決算説明資料 P.17より

- モッピーのARPUが下がっている要因

資料に掲載しているモッピーのARPUは、モッピーの四半期売上高をモッピーのアクティブ会員数で除したもの。
基本的には会員数全体が増えるにつれて、ライトなユーザー様も増えていくと考えており、ARPUはゆるやかに下がっていくものと想定。弊社としてはARPUを上げるよりも、売上の絶対額を増やすことに注力している。

■ モバイルサービス事業:D2C

- D2C売上は前Q4に比べて若干落ちているのではないか

年末が需要期であることを考慮すると、Q1の売上はQ4と同水準であり、引き続き好調であるという認識

2024年12月期 第1四半期決算説明資料 P.20より

- ピットソールは売れ続けているのか

まだ売れている。消耗品であり、リピート需要を獲得していること、また靴1足につき1ペア使用するため数足分まとめてお買い求めになるお客様も多い。ピットソールは、カラーバリエーションを増やす、キッズ向けの販売など商品の種類を増やすことで、売上継続を狙う。
その他定期販売商品であるオイグルトなども販売が好調に。

- ピットソールがヒット商品となった背景

当社の分析によりますが、インソールは世の中にすでに色々商品がでているが、スポーツ用や歩行補助を強調した商品が主だった。そこに「ピットソール」はインソールでは初めてダイエットを訴求して販売し、新しい市場開拓に成功したことが大きい。

ダイエットを訴求したのは、当社で蓄積したノウハウを活用した結果。具体的には、当社では記事広告型メディアの運用もしており、当社の商品はもちろん、他社の商品の宣伝もしている。その中で、大ヒットした他社商品のコンセプトを参考に企画した。このヒットのノウハウを活かしたことに加え、インフルエンサーマーケティングも奏功し、「ピットソール」はヒット商品となった。

■ モバイルサービス事業:DX

- ゆめみの業績が懸念

これまで随意契約のような感じでとれていた案件がコンペになり営業が弱い弱点が目立った。アプリ開発が完了し、一定数抜けていく客先あるのだが、それをカバーする新規案件が入らず端境期となった。Q3、Q4でどれだけ巻き返せるかがポイント。

2024年12月期 第1四半期決算説明資料 P.21より

■ フィナンシャルサービス事業

- フィナンシャルサービス事業は赤字だが、何が原因なのか

フィナンシャルサービス事業は、ブロックチェーンのマーキュリー、オンラインファクタリングのラボル、投資育成事業の3つで構成。マーキュリーとラボルは投資段階で、引き続き積極的に事業投資を行っているため、赤字となっている。現在、計画通りの進捗との認識。

ラボルは、「請求書買取りファクタリングサービス labol (ラボル) 」と「labol (ラボル) カード払い」を提供。両ビジネスとも順調に推移しており、Q1でGMVが前年比3.6倍に拡大。(Q1決算資料p3) 

さらなる成長が期待でき、広告・人材投資を積極的にしているため赤字だが、計画通りの進捗。
マーキュリーも広告宣伝費、人件費などのコストに加え、新しい暗号資産ひとつひとつに必要なウォレットの開発費用などのコストを計上。取扱い銘柄、ステーキング銘柄を増やし口座数・預かり残高を増やすことで赤字解消を目指す。

- マーキュリーの収益構造

2023年12月期 第3四半期決算説明資料 P.31より

- 2026年までの中期経営計画ではフィナンシャルサービス事業の経常利益が50億円だが達成可能か

マーキュリーもラボルも投資フェーズであり、営業損失を計上しているが、これは当社の計画通りの進捗。個別事業の収益計画についての開示はしていない。
経常利益であるため、ビットバンクの持分法投資利益を含む。

今回は以上です!

決算や事業に関するご質問などございましたら、下記URLからお願いします。

よくいただく質問はQA Stationに掲載しておりますので、よろしければご覧ください!


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