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天才を知るには真心と理解する事が大事だ

私はこれまで色々な洋画や海外ドラマを
見てきた。ある程度、見てきた人なら分かるだろうが、
「推薦する映画は何かある?」と聞かれる事はよくある。

この際、映画や海外ドラマは多彩にあり、相手は詳しい
から聞いて来るのではあるが、どんな映画もドラマも
見る立場にある視聴者が何を求めているかが重要になる。

そのため、私は必ず相手にどんな映画が好きなのかを
聞く事にしている。映画に詳しいヤツでも私に聞いて
くるほど色々見てきた。

一番面白みがあるのは、天才を主人公にした映画や
ドラマは当然ながら、人類が天才だとした人物たちで
あるので、その対象となる天才を理解する事は非常に
困難なものだと言える。

天才をどう表すかで、映画の質が決まって来る。
過去の偉人を取り上げた映画ならそれほど難しい
事はないが、創作で天才を表現するのは実に難易度の
高いものだと言えるだろう。

私の一番好きな海外ドラマは、
「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」である。
昔からこれが一番好きな海外ドラマで、何度か
見てきた。

この中で主人公は天才数学者なのだが、
このドラマにはある意味、主人公的な存在が多数いる。

主人公のチャールズ・エプスと父アラン、兄のドン。
チャールズの生徒であり慕う存在になっていくアミタ。
FBIでリーダー役の兄のドンの部下であるデヴィッド。

デヴィッドの相棒であるコルビー・グレンジャー。
そして同じく若い頃は天才と呼ばれていた元生徒であった
主人公の良き理解者でありながら、困った時にはいつも
相談するフラインハート博士。

見た目はそうでは無いが、そんなフラインハート博士に
恋心を抱いたミーガン。

このように色々な面々を持った人物がある時は主人公の
話の時もあるほど、実に面白みがあるドラマである。

このドラマで主人公の父親役になったのは、
ジャド・ハーシュである
色々な映画やドラマに起用された実に名俳優として
その名を確立させた人物で、インデペンデンスデイでも
主人公の父親役に抜擢され、いい味を出す重要な役を
こなしていた。

私は大抵の事は覚えてはいるが、完全にという訳では
ない。しかし、話のポイントは覚えている。

これはその中で特に注目して見た人は少ないであろう
シーンであるが、実は天才を説明する場面でもあった。
そのシーンは、チャールズは基本的にチャーリーと
呼ばれているので、チャーリーでいく。

この話の最初も重要なので話していこうと思う。
間に私的な意見を入れながら進めていく。

この話ではある連続銀行強盗がいて、確か3か4度目に
チャーリーはアルゴリズムから次に襲う銀行2つまで
絞って、ドンはその2つの銀行に部下を配置した。

しかし、数学は数字が全てだ。そして予想するためには
この話のように数回、銀行強盗をしたことから次を予測
していくのが、アルゴリズムである。

アルゴリズムを簡単に説明すると、問題を解決したり、
目標を達成するための計算方法や処理方法のことを指す
もので、実は我々の生活やパチンコやパチスロ、他にも
カジノであったり、生活面では車や衛星、Amazon等の
大手の販売会社等にも用いられるのがアルゴリズムで
ある。

そのアルゴリズムは数学者が作るものであって、
作って問題が生じなければそのまま行くが、本来は
膨大な量のデータを元に分析していくものであるので、
チャーリーはデータがまだ少ないので不安もあった。

しかし、その話の頃にはチャーリーの言う事をメイン
にして犯罪者を捕まえたりしている実績もあったので、
兄のドンは2カ所に張った。

この銀行強盗は確か仇名があったのだが忘れた。
二人組で紳士的な意味を込めた仇名がついていた。
理由は、一切暴力行為をすることなく、
受け付け係以外には誰にも気づかれる事無く、
銀行強盗をしていた点と、金額がランダムで、
千ドルの時もあれば1ドルの時もあったので、
チャーリーとしてはデータ不足ではあったが、
次の銀行を指定した。

チャーリーの言う通り、銀行強盗が現れ、二人組で
銀行から出て来た時に逮捕する予定でいたが、
これまでは障害が生じなかった為に、銀行に入るのは
二人組であったが、本当は外に腕の良い部下に
マシンガンやアサルトライフルのような銃を持たせて
待機していた。

これはそれまで一度も無かった事であったので、
予想は当たったが、予定外の敵が複数人いたため、
ドンの部下が撃たれる事態になり、ドンはその犯人を
1人で追いかけた。

その際、ドンは撃たれたが防弾チョッキを着ていた
ので助かったが、危うく殺されかけそうになった時、
部下が来て助かった。

チャーリーはドンが撃たれた事や、部下が確か死んだ
事により、激しいショックを受けて、前回までは
同じ行動をしていたので予測可能だったが、新たな
要素が入るため、予測不可能だとドンに訴えた。

当然のことながらドンが撃たれた事も大きなショック
で、チャーリーは普段見せない不安な表情を見せていた。

ここからが私の伝えたいシーンである。

ドンはチャーリーが予測してくれないと、次の標的が
解らないことを父であるアランに話した。

アランはドンに母親の話をし始めた。
亡くなってもう何年も経った母親で、病気で死んだが、
チャーリーはその時、解く事は不可能ではないのかと
されている数学会の5つの問題に取り組み出した時の
事をアランはドンに話した。

ドンも覚えていて、「何とかの暗号だろ?」と言うと、
あの時と同じだとアランはドンに言った。
天才は普段は言葉にも強い。理論的な人間が数学者に
向いているからだ。しかし、理論ではどうしようもない
事は世の中に沢山ある。

その中でも治らない病気の場合はあらゆる理論が
通用しなくなる。チャーリーは母親が死んだ時、
その解けないとされる数式を一心不乱に書いていた。

死を看取る事はチャーリーには出来なかった。
普段は強いだけに、自分の世界における問題が崩された
時のショックは甚大になるのが、天才の弱点とも言える。

自分のフィールドで負けるのは、誰しもがショックを
受けるものではあるが、それが極端に少ない場合は
そのショックは計り知れない。

アランはドンに、あの時、チャーリーは死を受け入れ
られなかったが、本人でそれが何故かは未だに分かって
いないと話した。

そして、母の死と同様にドンが撃たれたのは自分の責任
だと思っている事を伝えた。

ドンはFBI捜査官なら撃たれる事もあるさと言ったが、
アランは「お前には普通の事かもしれんが、チャーリー
にとっては別だ。昔は疎遠だったが、昔からあいつは
お前に認めてもらいたかった」

ドンは少し驚いた様子を見せて、
「チャーリーが? 俺は認めているさ」

「お前はそう思っているだろうが、チャーリーにとって
は昔からずっと同じように思ってる。お前を失うかも
知れないと思っていて、あの時と同じようにどうしたら
いいか解らないんだ」

ドンはやや納得できない様子を見せたが、何度言っても
無駄だと分かり、FBIに戻った。

そしてチャーリーは再び、解けないとされる数学の問題
に取り組み出した。部屋中にボードを置いて、一心不乱
に書き始めた。

天才ほど打たれ弱いものである。そして自分の思っている
事が外れたらショックも非常に大きなものだと言える。

天才の脳がどのようになっているかの予測はつくが、
人間である以上、心もある。

しかし、海外のような学校のシステムだとチャーリーと
ドンは同じ学校に行っていたが、卒業したのも同じ時で
あった。

ドンはプロ野球チームに所属していたが、辞めて
FBIに入った。
誰かに何故辞めたのか聞かれた。確かアランかチャーリー
だったと思う。
ドンはその理由を話した。
「間違いなくホームランを打てる甘い球がきた時、
2ランのヒットだった。その時に辞めようと思った」

この話は当然続きがある。

チャーリーはずっと考え込むが、ドンの助けをすると
決めて、彼は再びチームに加わる。

相手の銀行強盗は元CIAらしき人物であり、
手強い相手だったが、見事出し抜いて、捕まえた。

このドラマはいつも最後には必ず笑顔が出る。
私にとってそれは非常に羨ましいシーンで、
最後には必ず笑顔が絶えない。

それは主人公である彼だけでは無くて、誰しもに
良い日もあれば悪い日もある中で、
チャーリーにとって一番の幸福をもたらしてくれて
いたのは、フラインハート博士との運命的な出会いから
でもあった。

彼の助言はいつも賢明な言葉でチャーリーを勇気づけていた。

彼も天才だと言われていたからチャーリーの心を誰よりも
理解していた。そして同じ教授となった後も、チャーリー
が困った時にはいつもフラインハート博士に会いに行った。

フラインハート博士は実に良い役で、適任な役者だった。
私はフラインハート博士に関しては、ドラマの世界から
私の頭の中に切り取っている。

彼の言葉は実に奥深く、聡明でありながらも答えは
チャーリーに出させるよう導くように話す。

チャーリーにとっても同じ心を通わせることができる
人物に出会えたのは最高の人生だと言えるだろう。

心に直接問いかけることによって、チャーリーの心の
方向を正しい道へと導く姿は、何度も目にするが、
その度に実に見事な言葉で彼と話す姿は、私にとっても
勉強になった。

天才とは悩みが多い人間だ。愚か者ほど楽に生きている
人間は少ないのだと、私は逃げた母親を見てそう感じた。
愚かな行為を悔いる事が無いからだ。

警察も呼ぶほど険悪なほとんど赤の他人同然で、全てを
奪って逃げた癖に、父が死んだら葬式に出て欲しいと、
年上の幼馴染に頼み込み、何とか私を今まで通り引っ張り
だそうとした。

年上の幼馴染は東京で不動産をしているが、何故成長
しないのかは腹を割って話してから分かった。
相手は私を馬鹿だと思っていて、私は少しはマシなのか
と思っていた。

お互いに真逆を思っていたが、私の賢さには気づいたが、
死んだ顏を見て欲しいと言われた事を真に受けて、
私にそう伝えてきた時は、流石に疲れて言った。

これほどまでしておいて、仲介人になるなと言ったのに
なった〇君にうちの母親を理解することはできない。
ただ利用されるだけだ。

それから暫くして母の本性が見え始めたらしく連絡も
取らないようになった。

仲介人を引き受けたのであれば、しかも私は何度も
止めたのに、引き受けた。その責任感の無さでは
会社が社員1名で成長しないのは当たり前だと思った。

ドラマは全て人が作った以上、現実の世界観のドラマや
映画で起こる事は実際に起こることがほとんどだと言える。

逆に現実のほうが酷く残酷ではあるが、それは出しては
いけないものであるとも言える。理解に到達していない
可能性もあるが、とにかくああいった世界は実際にある。

だから私は、現実に沿って作られたこのドラマを非常に
大切にしている。その理由は私自身が分かる範囲で言うと、
このドラマは最後はハッピーエンドで終わっている事だ。

私には無かった世界でもあるからだろうと思う。
私の世界には信じて貰えないだろうが、愛は存在しなかった。
最後の最期まで私を騙すために、人生で一番考えたのだろう
と思う。

父の唯一の友人であった叔父は、私の父が死に、何かに
気づいたのだろうと思った。
それは行動で示した事で充分伝わってきた。

父を最後はどう見ていたのか解らないが、
葬式に私も弟も当然出なかった事から何かを感じた
可能性もある。

お金はあっても幸せでは無い典型的な家族とは
呼びにくい家族であったが、最後はまともな事をして
家族となった。

ニュースを通して、それは私の心に伝わった。
非常に良かった結末になって心より良かったと
伝えたいが、もう会う事も無いだろう。

これからは幸せになれるはずだ。

私も言葉に残していた通り、ハッピーエンドを目指して
心の旅に出ている最中だ。想像よりは遥かに良い旅を
している。実に晴々とした気持ちで旅立ちに出た。

一度の人生で、真に2度目の人生を生きる人は限り無く
少ない。だが、ある意味、私の場合は過去の偉人たちの
言葉と、現実で味わった苦渋がある。

それは第二の人生にとって強みだと言える。
現実も知り、歴史も知っていて、何が正しいのかを
生きているうちに知る事もできた。

今は第二の人生を運命だと受け入れている。
一度目の人生では大嵐だったので、更に強い精神が
私の中で生まれた。

これからどうなるのかは分からないが、楽しみでもあり、
不安でもある。こればかりは何度、人生を繰り返しても
同じだろうが、失敗する数は確実に減るだろう。

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