正義や悪は存在しない。しかし、善行や悪行は存在する。何故ならそれを決めるのは時代という最大の属性だからだ。

古来より、人類は数え切れない程の
悪行を実行してきた。

大抵の場合、その行いは後の時代に
再評価されるものが多くあり、
その時代での評価は、正しいと信じて
いるが故に、時代での評価に留まる
事になる。

正義や悪は時代によっては真逆になる程、
時代が進めば新たに評価はされてきたが、
大抵の場合は悪行と言えるものであった。

2024年と近年では、立て続けに悪行により
世界で多くの命を奪っていった。
コロナは歴史に残るであろう悪質なもので
あった。

当初は自然発生したものかと思われていたが、
それでは納得のいかない点があった。

それは中国と北朝鮮を繋げる門を、北朝鮮は
即座に閉めていたことだった。

その後に分かったが、中国奥地で研究が
なされていた事が判明した。
北朝鮮はその危険性から、中国との境を閉じて、
自国を守ったものだと分かった。

中国は最初は関与していないと言っていたが、
調べが進む事に、研究していた事が判明したが、
その時には既に世界中に感染者が出ていて、
手遅れだと言えた。

感染力の高い病気や、空気感染するようなウィルス
は早期発見が何よりも大切になる。
関与を否定した間に、特にアメリカでは猛威を奮い、
他では類を見ないほどまでの死亡者を出した。

日本人への感染力の弱さや、アメリカ人への
感染力の高さから、色々な意見が世界で出ていたが、
私も持論を当時持っていた。

私の持論は余りにも感染力の強弱に対して、
アメリカ人に感染しやすく、そして抵抗力の難しい
ものを作ったのではないかと推察していた。

基本的にアメリカがトップである事に変わりはない
のは、誰もが知っている事であった事と、余りにも
死亡者数が桁違いな面からそう思った。

コロナに効く薬が出始めた頃、まるでその問題を
掻き消すように、ロシアはウクライナに対して
侵攻を始めた。

ロシアと中国、北朝鮮は昔から縁のある国家関係で
ある事から、問題を問題外にする方法だと私は思った。

個人から国家単位で、このようなやり方は現実的に
続けられてきた。要するに世間の目を終息に向かう
コロナの後には中国への問題点として、注目を集める
事から誤魔化すために、連携を取ったようにロシア
は表面化して表に出てきて、ウクライナに侵攻した。

ソーシャルゲームのように単純では当然ないのが
現実の戦争である。実際に表舞台に出る前には、
水面下での戦いや交渉などをした後に、お互いに
納得のいく結論に至らない場合、表面化して
世界の目に見える戦争が始まる。

現在、世界で戦争が起きていて、連日、侵攻や、
外交問題、その他の機関の動き等を見て、
おそらくは日本人は ? だと感じるような事も
あると思う。

6月18日(現地時間)に、
ウクライナのアンドリー・コスチン検事総長は、
Xで情報を入手した事を明らかにし、人の頭部と
推定される物体が軍用車両のボンネットに
載せられた写真を1枚公開した。

コスチン総長はこのようなコメントを残している。

「ドネツィク地域でウクライナ国防軍が斬首
された事実がある。ウクライナ人抹殺を目標に
しているロシア犯罪政策の残酷な証拠」

と主張して、

「我々はこのような犯罪を処罰を受けないまま
放置することはない。文明世界全体がテロ国家を
孤立させて法の審判台に送ることを求める」

と発言を強調した。

昨年4月にもウクライナ軍人の斬首と推定される
動画がオンラインに流布したことがあった。

その際には、当時ロシア検察が調査を始めたが、
米国シンクタンク【戦争研究所(ISW)】等は、
ロシア民間傭兵ワグネルグループを容疑者と見ていた。

一方、ウクライナでは「ロシア軍が民間人殺害や
性的暴行、捕虜即決処刑など戦争犯罪を犯している」
と主張している。

双方の意見が違うことにより、ウクライナ側は、
自国で捜査を行うと同時に、国際社会に対して
この懸案を扱う第三機関による特別裁判所の
設立を要請している。

このように、日本がした戦争とは全く異なるような
戦争に対しても、法的に近しい事が多くあって、
更には長崎、広島に落とした原爆の威力、そして
それによる被害は無駄では無かったと言えるだろう。

仮に原爆を使わずに、これまで来ていたら、
間違いなく使用していたものであると言い切れるからだ。

そういった視点から世界中が見ているので、
今、現在もアメリカを始めとする各国の軍隊が、
直接ロシアと交戦をしないのは、あくまでも支援国と
しての立場にいるからである。

武器や防衛に関する兵器ですら、制限を設けているのは
世界が定めた機関等によるものが幾つも存在している
からである。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国は30ヵ国ありますが、
日本の立ち位置は加盟国では無く、パートナーといった
立場で、パートナー加盟している国も9ヵ国あります。

これに関してもNATOに対話等の位置からの協力を
推進するものとなっており、実にハッキリしない
立場であります。

色々な条約や機構や連盟等による誓約により、
現在では戦争が長引く傾向が強くあります。

ロシアとウクライナの支援を現在は主にEU加盟国と、
アメリカがしていますが、EU加盟国の大統領選等が、
これから幾つかの国で発生する事により、EU加盟国
は去年でも約10兆円ほどの支援金をウクライナに、
支援金として提供しており、戦争も長引くとされて
いる事から、政治的に苦しい立場に立たされる事は
明白である上に、来年もウクライナに支援すると
すれば、同様な金額が出される事に対して、
反対派の意見も多く出てきているため、来年度の
予算、もしくは反対派が大統領の席を勝ち取れば、
ウクライナに対する予算は激減するものと見られて
います。

EUの場合は加盟国に負担がかかるので、まだ楽とは
言えますが、アメリカの場合は米国のみで約10兆円
の支援金を出している事も、戦争が長引き、市民の声
も変わりつつあるのが現実です。

日本も支援金を出しますが、日本の場合は日本独自の
誓約に基づき、最前線で支援金を使わない事を前提と
して、あくまでも兵器等では無い、食料や衣類等の
防衛費として支援金を出す方針です。

ただやはり、日本の国にも多くの問題が年々増えて
いるので、長引きそうであるロシアとウクライナの
戦争に対する支援金は、厳しいものとなるでしょう。

一番起きてはいけない事は、ロシアがウクライナの
領土全てを支配下に置くことと同じくして、
ウクライナがロシア領土に攻め込む事になります。

戦争とは駆け引きも大事である事は、口には出しません
が、どこの国も分かっている事です。

核兵器不拡散条約に加盟している国はアメリカ、ロシア、
イギリス、フランス、中国でありますが、
インドとパキスタンは核保有を宣言してますが、加盟は
していない状況です。
北朝鮮に関しては現段階では、開発段階だと見ています。

この条約は、核兵器を所有している国が、
他の国に核兵器を売ったり、製造または、
それに関わる過程の援助を原子力の平和や
目的以外の使用を禁止する国際条約です。

つまりは加盟国ではないインドとパキスタンは、
制限無しの状態ではありますが、当然、米国等の
圧力はあるので、使用していない状況になります。

先ほどあげた2つの問題に関して、ロシアがウクライナを
制圧した場合、当然ながらウクライナ以外の国の軍隊を
派遣する形になるので、大勢の死者は勿論の事、ロシアを
多国籍軍で追い詰めた場合、核の使用をしないとは
言い切れないので、それを回避するためでもあって、
各国が兵器の提供はしても、軍隊の提供をしていないのは、
完全に標的にされる事になる上に、次に標的とされる事に
なるのを避けているというのが実情です。

逆にウクライナが攻勢に出て、自領土を取り戻した上、
ロシアに侵攻した場合、当然ながら各国は止める形に
なります。

心情ではゼレンスキー大統領の気持ちは察する事は
出来ても、侵攻した場合、支援は打ち切られる形に
なります。

死者や被害は甚大であっても、侵攻することに対しては、
まず、味方である国民を納得させる事も出来ない上に、
条約違反にもなるので、出来る限り現在のウクライナの
領土を守る事を最優先としています。

世界中は当然、EU加盟国の各国の大統領選なども周知
しています。大統領は強い力を持つため、国民の指示を
得られないような立案を出した場合、政権交代となるので、
これまでとは全く違った形の選挙戦になるのは、
間違いないと言えるでしょう。

中国は今、日本よりも少子高齢化社会に入っていて、
その対策に追われている情勢で、再び理想の社会にするには、
どんなに早く対応したとしても、今後20年以上は苦境に
立たされる立場です。

日本とは違い大きな対応を見せるはずですが、
今すぐ対策案を出したとしても、最低で20年以上は
国として成り立つかの瀬戸際と言えるでしょう。

日本は特に何もしてないので、最低でも30年近くは
間違いなくかかると思われます。

ただ、日本と違い、中国では強い力を行使できるので、
最低20年以上としましたが、その後は人口増加も
見込めるので、やはり一人っ子政策では、中国は
成り立たないのだと、前回も含めて、今度もまた
同じ状況になったので、今後は緩和していく方針を
取ると思われます。

日本人の場合は既にかなり結婚に対して、昔ほど
強い願望は無くなったので、そのためまずは気持ち
から上げていかなければ無理なため、最低でも30年
以上は少子高齢化社会の波が止まる事は無いと
思われます。

これらの年数はあくまでも経過した後に、
初めて少子化問題に対しての効力を発揮するもの
なので、早い段階で手を打たなければ当然、
倍や3倍の時間を要する事になります。

突然、国が「恋愛をしてください」等と言った所で、
誰も耳を貸さないので、まずはルートの確保をして
国民の結婚や子供に対する熱を上げる形にもって
いかなければ、成立しないので、時間が過ぎるほど
そういった感情も低くなりますし、今は経済状態も
問題視されているので、子供を作らない家庭は、
今度、増え続けると思われます。

人の感情を左右させる事は非常に難しい事です。
しかも、今は経済的にリスクもあるので、
日本はアメリカに守って貰っているので、
防衛費や土木業者への仕事を減らして、
真面目に向き合わなければ、日本は日本人の少ない
日本に変わっていく事になると思われます。

地方に住む方々の中でも、特に人口密度の低い
地域では、人口増加の見込みは無く、諦めています。
「あと20年もすれば無人島になる」と
幼馴染の元町長のおばさんは言っていました。

80歳近くで、島もわりと大きめですが、
その年齢でも島の中では若手と言って
私を笑わせましたが、現実でもあります。

それが現実なのが大問題であるのを知りながら、
歯科といい医者といい、人がいなければどうなるのか
は誰でも想像できる話です。

私の従妹の中には、もう10年以上前から日本に
見切りをつけて海外で開業医をしている人もいます。

叔父は政財界の知り合いも多くいますが、
誰もが死ぬまでは安泰だからか、全く日本を
良くしようとはしていません。

祖母の通夜の時、一同が全員集まった。
その時には、叔父の長男が来ていて、
暫くぶりだった事もあり、高校生になっていた。

彼がトイレに行ったので、私もトイレにいって
隣で用を足しながら話しかけた。

顔色は青ざめていて、何もしてないのに疲れた
表情を見せていた。

「どうした? 元気ないけど」

「はい。友達は皆でモンハンしてて」

「すればいいじゃん」

「でも父が‥‥‥はぁ」

「やりたい時にやりたい事をやるのは
悪い事じゃない。まだ若いんだし、勉強以外の
事も学べるのは今しかないよ」

「でも父が許してくれなくて」

「まあ、気持ちは分かるけど、あまり無理は
しないようにね」

「はい。ありがとうございます」

その子の父親は私の叔父であり、
東大医学部卒業していたので、
親族の中で一番金持ちでは無かったが、
権力は絶大であった。

しかし、父たちの時代では、長男は
神のような存在だった。
父の言うことには何でも従い、入院先の
病院に入る時にも、東京で開業医である
叔父に仕事を休みにさせてまで呼び寄せた。

昔、食事をしている時、東大主席で卒業した
大おじの話になった時、私はある事を父に
尋ねた。

大おじは酒飲みだったので、父は相手が
出来なかったので私がしたが、色んな話
は聞いたが、父の弟の叔父も東大に行った
ので、私は不思議だった。

それはいつものように話を合わせてやるもの
では無くて、本当に分からない事だった
から聞いてみた。

「東大に行くメリットは?」

「そりゃあコネよ」

その言葉だけで充分に理解出来た。

「政治家も警察もトップになるのは東大出が
一番多い。警察官僚なんかは特に昔から、
良い大学を出てないと官僚にはなれんし、
あいつ(叔父)は東大に行っている時、
大学の友達と一緒に家を借りて住んでたが、
今ではアメリカ大使(当時)になった。
要するに、大使のトップよ」

「確かにコネの力は絶大だな」

私は確かにそうだとは思ったが、日本全体が
揺れている事は口にしなかった。

父は囲碁をネット対戦していたが、
調べものとかは出来なかった。

昔に、父はアマチュアの中で一番強いクラスに
いたので、対戦相手が居なくて困っていた。

私はPCなら全国の人と対戦が出来る事を教えると、
すぐに買ったので、私は対戦の仕方だけを教えた。

全国でもかなり上位にいて、その日からは毎日
対戦するようになっていった。

もう高齢であるため、私は時代の変わり目だと
思っていた。未来の自分に向けて、予測やメモ等を
取ったのは、自分の予想が当たるかどうか、
そして現在と未来でのあらゆる面に対しての差を
書いていった。

コロナの流行は当然、読み切れなかったので、
時代の変わり目が変わっている事に気づいてから、
その速度はどんどん増していった。

嫌な形ではあったが、食料の危機はひとまず
回避できたと言っていいだろう。
しかし、いずれは来る問題なので、これから
準備すれば充分に間に合うものになっていた。

私は外国の運営に対しても、調べるようになった
きっかけは15歳の頃、私は行きたくない高校に
行ってほしいと母に懇願された。

今、思えば簡単に分かる事であったが、当時の自分
は賢いとは言っても所詮は子供だったと今は思う。

受かっても行かないという約束の元、推薦で私と
もう一人の男子が、試験を受けに行き、面接を
済ませて家に帰った。

行きたくなかった理由としては、ぼっちゃん学校と
言われていたからだ。私の中学生時代は荒れていて、
テストもほとんど白紙で出したが、私が受かり、
もう一人は落ちた。

何故こんな簡単な事が当時解らなかったのかは疑問
であるが、不正入学で私は受かっただけであって、
行かないという約束もしていたが、結局行く破目に
なった。

当然のように学校にはあまり行かなくなったが、
たまたま中学の時の同級生の彼女が、他の男と
付き合い始めて、その子から紹介された。

典型的な強いものには弱く、弱いものには強い人で、
余りの差に笑いがでたほどだった。

私の学校はスクールバスで行く高校で、歩いてバス停
まで行けないようにしているような場所にあった。

その子から紹介された人は1歳年上だったが、
よく遊ぼうと誘われるようになってからは、
学校まで迎えに来てくれるようになった。

それからはサボりまくるようになって行き、
当然のように留年した。

私には弟がいるのだが、私も変わり者と良い意味で
言われるが、弟は完全にイッてるタイプで、
何を考えているのかも分からないし、
友達もほとんど居らずだったが、根性だけは人一倍
あった。

ある日、まだ外が暗い5時頃、弟は自分の自転車で
何処かに行こうとしていたので、声をかけると、
学校に行くと言ってきた。

弟は最初はPL学園に入ったが、当時は毎朝、お参り
する時に、封筒に最低500円入れなければならなかった
らしく、弟は毎日1円入れていて怒られたらしく、
辞めて帰ってきて、私と同じ高校に通い始めていた。

自転車で行ける距離では無いし、何よりもまず坂しか
ない道を延々と上り続けなければならなかったので、
さすがの私も止めたが、言う事を聞かずそのまま出発した。

帰りに自転車をバスに載せて、帰りは無理だと言っていた
ので、いつ到着したのかを聞くと、昼過ぎだと答えた。

話は戻るが、私の父は面倒な事は一切せず、他人にやらせる
タイプだった。
母の方は常に仮面をつけて生きていた。

私も戦争は悪い国と良い国が戦っていると思っていたほど、
子供であった頃は、全国模試などでもトップクラスにいた。

しかし、まだ私が小学3年生くらいの頃、それまでは母親の
いうままに生きていたが、嘘をつかれた事をきっかけに、
全く勉強が出来なくなった。

今だからこそ分かるが、信じていた母親に嘘をつかれてまで
勉強をさせられていた事に対して、絶対的に信用していた
人に裏切られ、幼いからこそ疑念が頭の中から出なくなって
しまった。

それからは私は勉強の賢さと、人間的な賢さの二つの存在に
気づき、自分なりに色々考えるようになっていった。

何年もそれは続き、続いて行くごとに新しい事を知り、
更には歴史に書かれている事は、第三視点から見たもので
あれば、信頼度は高くなるが、両者の視点から見える世界は
全く別のものであると気づいた時に、人間が思想を学ぶよう
になってから数千年の間に、必ず私が今、考えている事を
実践した人がいるはずだと思い、調べた結果、その人はいた。

それがソクラテスだった。

彼は私が追い求めてやまない事を、紀元前に実行していた。

それはある人が神殿の巫女に、
「この世で一番賢いのは誰ですか?」と尋ねると、

「それはソクラテスです」と答えた。

この答えに一番納得しなかったのが、ソクラテスだった。
ソクラテスは自分が一番賢い訳が無いと言ったが、
当時の巫女の力は絶大であった。

その事から彼は自分よりも賢い人を探す旅を始めた。
当時、賢いと言われている人たちに会いに行き、
教えを乞うと、必ず、逆に教えを乞わせて欲しいと
頼まれ続けて、今のように車等も無く、歩いて何人
もの人たちに会ったが、ソクラテスの求める人は
居なかった。

彼は不満であったが、受け入れた。
「自分はほんの少しだけ人よりも賢い」と認めた。

私も教えを乞いたいと今も願い続けているが、
勉強だけじゃなく、本当に頭の回転速度が異常な程
速い人たちに会って来たが、未だに果たせずにいるが、
何処かに必ずいるはずだと信じている。

わざと賢くなくなるような真似はしていないが、
自分がソクラテスを知った時、私は「人間学」と
名付けて、人間の事を色々書いていた。

しかし、それは「哲学」だと言う事を、
ソクラテスから学び、哲学とは既に出会っていたが、
自分が考えている事は、過去に大勢の人たちも
考えていた事を知った。

しかし、当然ながら過去は過去の人であり、
現在にいる人たちもまた、色々な思想の基に生きている。

私は昔からライバルは常に自分としてきた。
それは今でもそうである。

そうした自分がゲーム雑誌業界に入って、
賢い人はいたが、同じくらいの人であった。

私は生まれが特別だった事もあり、どこに居ても
誰かの目を気にして生きていた。
そのため、大抵は相手の考えが分かるように
なっていった。

相手があまり賢くなければ、話は一度もせずに、
相手が何を言ってくるか、私の文句を言っているのに、
気づいていながら、全く気づかないフリをして、
相手の心を読むようになっていた。

私は最初、雑誌社の看板雑誌と他のPC雑誌等も担当
していた。

ある時、看板雑誌の方の人が私の文句を言っていた。
私は全く見ずに声だけを聞いていた。

人間のタイプも大勢見て来た事もあり、大勢いるタイプ
の中からどんな人間なのかを見るのに、時間はあまり
かからず、聞いていた。

広島弁は抜けにくいもので、私も若かった事もあった。

そんな日々が続いていた時、新しい雑誌を発行する事が
決まり、私にオンライン記事の担当をして欲しいと
依頼がきた。

相手は10段階で言うと2くらいの能力しかないのは、
直ぐに分かった。企画を持ち込まれ、私はその企画を
書くのには最低でも3週間かかると告げた。

新編集長となった人は、私にこう告げた。
「どうせ読者にはバレないんだから適当でいいよ」

私はこの一言で仕事を下りると決めた。
私の人生にとってヤラセや嘘は絶対的に嫌いなもので
あったからだ。

同時に私の文句の事や、新編集長の言い訳は事前に
全て当てた上で、きっぱりと辞めた。

PC雑誌のほうではオンラインゲームが多く、
私が得意とする分野の攻略者もいなかったため、
厚遇されて、そこではブレーンとして期待され、
その期待には応えていった。

しかし、私は対人戦が得意で、相手の先を読む
オンラインゲームをしていたが、仕事の関係上、
年に一度ある大会に出れずにいた。

しかし、3年目に入り、新サーバーである
PCサーバーが出来て、プレイヤー人数はMaxに
なっていた。

私はどうしてもその大会に出たいと伝えて、
攻略系の仕事は休みを貰って、ブレーンの仕事
だけはするという事で2週間ある大会に初めて
参加できた。

プレイヤーのレベルと装備は一律とし、
プレイヤースキルのみの戦いとなった。

私はしっかりと役割を分かっていたので、
勝率も高く、日々楽しんでいた。

私は初参加のため、余り詳しい事は知らずに
参加したのだが、1週間経った時、色々な
フレンドから「1位じゃないですかw」と
個人チャットが来始めて、話を聞くと中間発表
があったらしく、見たら確かに1位になっていた。

自分的には普通にしていたので、睡眠もとって
ましたが、雑誌としては「是非1位でお願いします」
となり、無駄なプレッシャーの中、再び始まった。

最初の1週間よりも、当然多めにプレイした事もあり、
独走1位で優勝してから、それまでは関わりの無い人
とかから粘着されて、酷い目には遭ったので、
無視が一番いいのだと知り、今でもそう言った人は
無視してます。

雑誌業界には10年ほどいました。
その際、大勢のフリーライターは辞めていきました。

ネット社会への切り替わり時期で、
人員もそれほど要らずな感じでした。

PCオンラインゲームに関しては、趣味として、
「エルダー・スクロール・オンライン」をしつつ、
今はソーシャルゲームもやってはいますが、
非常に憂う事があります。

それはソーシャルゲームが流行してしまい、
完全に頭の良い人は減っている事です。

これは複数人がボイチャで話している時に、
言っていましたが、考えないで遊べるのがゲーム
だと思い込んでいて、それに対して楽しいと
感じていることに、私は非常に憂いてなりません。

本も小説もゲームもそうですが、考えないでいい
ものに慣れてき始めているユーザーも少なくない
状況になっていて、私としてはゲームの衰退によって
知能低下を引き起こした原因の一つだと考えています。

ソーシャルゲームのRPGなどは操作性からもフルオート
ですし、プレイしていない時間でも自動で経験値を
貯めるので、何と言うか、そこにどんな楽しみが
あるのかを尋ねたことがあります。

男性28歳くらいの人でしたが、
「何もしなくてもいいから楽しい」
と言った発言に対して、

即、20代の女性が、
「面白い訳が無い」と言いました。

全くその通りだと私も思いましたが、考える事は
ゲーム以外もそうですが、人生の過程とも呼ばれて
いるものの一つでもあるので、考えることを
辞めてしまった人たちがいるのは、非常に怖いと
思いました。

人間形成に関しても、考える事は必須ですし、
何かにつけて考える力は必要になります。

こういった事は、一度根付くと覆すことは非常に
難しい問題に発展するだけあって、
ある種、重大な問題だと私的には捉えました。

考えた事なら人はそれに反応しますが、
浅すぎる考えの人に対して、人はどう思うのか
今の日本ではソーシャルゲームが流行り過ぎてしまい、
プレイヤースキルも平均ではかなり低下している
ものだと言えます。

パズルとかそう言うものでは無く、
直感的に動くような、瞬発性のある思考性が
低下しているように思います。

PCの普及率も低いのですが、
実際にソーシャルゲームでの「黒い砂漠」で
チームリーダーをしている女性ともボイチャで
話したことがありますが、
「黒い砂漠」の本物はPCゲームにある事を
知った彼女は、高スペックのゲーミングPCを
購入しましたが、キャラクター作成後、
プレイ時間5分未満で諦めたと言っていました。

オートプレイに慣れすぎていて、
絶対に無理だと言っていました。

これは私的には重く受け止めるべき問題だと
思っています。
将来的に見て、非常に危険だと感じています。

これも時代の流れの一つであって、
変える事が出来るのは、現代に生きる我々しか
いません。

この問題は半分は根付いているので、
今後さらに頭を使わないゲームが流行すれば、
致命的と言わざるを得ない事になるでしょう。

#エッセイ部門

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?