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イワン・ツルゲーネフの命懸けの願望

“人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
 でないと人間はすぐに思いあがる”


この言葉を見た時、私は名前からロシア人
であることを知ると共に、なるほどなと納得した。

この言葉もやはり一見しただけでは、
その意味ではないものである。

だからこそ彼が死去した後でも言葉だけは
受け継がれてきたのだと思う。

そのまま意味での言葉であれば、
彼の言葉はもうこの世にないはずだからだ。

偉人が残した言葉には大抵の場合、
意味は複数ある。意味の数が多いだけ
複雑化していくが、単に読んだだけでは
気づかないものがほとんどだ。

だから、言葉はゆっくりと味わう必要性が
でてくる。
人生かけて残した言葉だと言う事を絶対に
覚えていなければ、本当の意味を知ること
は出来ないだろう。

仮に自分がその場に立って考えてみたら
すぐにわかるはずだ。
生涯をかけて感じた言葉が、そんな簡単なもの
ではないと気づくからだ。

“人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
 でないと人間はすぐに思いあがる”

不幸、貧乏、病気、この3つの言葉から
まずは考えてほしい。

不幸は誰しもが何に対して考えるかによって
異なる。

貧乏でも幸せである人は大勢いる。

病気には体と心の二つがある。

そして重要な点は人間という点だ。

おそらく個人や自分を連想する人は
多いだろう。

だが、国を動かしているのも人間だ。
ロシアは厳しい国だ。
それは戦争前からの事であるし、
イワンの時代は1800年代に活躍した
著名な小説家で、19世紀のロシアにおける
ロシア文学を代表する人物だった。

そんな彼だからこそ単純な言葉では
無いことが分かる。

仮に国に直接的に意見を言える立場では
無い。それが代表的な人物であってもだ。

日本のように何でも言える世界のほうが
遥かに少なく、取り締まりも甘い国だから
こそ、今現在、薬物の持ち込みが目立ちだしたが、
完全にヤバい組織たちは気づいている。

この前捕まった人は薬物をカプセルに入れて
それを体内に93個も入れて日本に持ち込もうとしたが、
飛行機の中で体調を悪くして、死亡した。

昨日か一昨日には、大胆不敵すぎるやり方で持ち込もう
とした男がいた。スーツケースの中に詰めて黒いテープで
開かないようにぐるぐる巻きにして持ち込もうとした。

明らかに怪しすぎるやり口だと言える。
当然、見つかったが、過去最大量だったか
近年最大量だったかは忘れたが、相当な量を
持ち込もうとしていた。

今や、我々には見えない組織が国内で成り立っている
と考えたほうが妥当だろう。
大量に持ち込むということは、それを日本国内でさばく
必要があるからだ。そうなると当然、人員がいる。
しかも日本人も入っている事が分かる。

売りさばくに値する安全な場所を知っているのは、
外国人には無理だし、ずっと同じ場所にいれば怪しまれる。
つまりはそれらしい組織は日本国内に根を張って
いることが明確になる。

“人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
 でないと人間はすぐに思いあがる”

それらを踏まえてこの言葉を見て欲しい。
ロシアも悪人が昔は大勢いた。
今でもいるが、彼らは殺しや犯罪事を
する度に、タトゥーを入れる習慣がある。

何度刑務所に入ったか、何人殺したか等が
分かる人には分かるからだ。

人間とは実に複雑な生き物だ。不幸をする事で
幸福を感じる人間もいれば、貧乏だが安全に暮らせる
だけで幸せだと思える人も世界には大勢いる。

病気に関しては、アメリカ等では実際に捕まって
いるが、看護師による薬物注射での殺人を、助ける
と思って殺している。

それも一種の病気と言える。

このように分けていけば色々見えてくる。

特にイワンが言っている対象は、国に関して
だろうと思う。

彼は実際に国の制度に関して批判したことで
投獄された経験がある。
農奴制を彼は批判し続けた。

農奴に関しては奴隷とは違い、領主による
所有物的な存在であった。

そういった経緯から考えたら、やはり国に
対しての批判的な言葉であったのであろうと
思われる。

しかし、直接的に言えば捕まるので、
森の中に木を隠したのだろうと思う。

誰かにその想いが伝わる事を信じて、
彼は言葉にして残した。

イワンは農奴制を雑誌に掲載して
捕まったが、彼の生前中に農奴制は
縮小されていったが、我々が思うような
形では無いだろうと思われる。

白人と黒人に関しても我々は知識不足すぎるし、
宗教的な事に関しても知らない人が大勢いる。

日本人は安全に慣れすぎているせいで、
日本国内のように甘く考えている人は多い。
しかし、フランスやイギリスなどでも
絶対に行くべきでは無い場所に遊び感覚で
行って昔は消えていった日本人女性は
多少いた。

当然、売り目的での誘拐であろうと
思わるが、地元民さえ近づかない場所である
ため、誰もが証言などしない。

日本ほど安全な国は無い。
それはイワンが言うように、日本人は安全と
いう迷信的なものを信じている。
これも一種の病気である。

世界の偉人たちが残した言葉には
必ず意味がある。
しかし、意味が分からなければ
無意味でしかない。

だから一見しただけで理解したと
思い込む事は、彼らにとっては残念極まりない
行為でしかないので、しっかりと意味を
受け止めてあげて欲しいと星に願うように
心からそう思う。

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