ジェフリー・パーカー

”記憶や後悔からは逃げられない。
後悔してもしなくても愚かな行いは忘れない”

誰しもにあるだろう。
私にも多くはないが己の愚かな行いは覚えている。
私的にはその行為を覚えていることは大事だと思う。

再び同じ過ちを繰り返さないようにするには、
愚かな行為を後悔し続けることが大事だと思う。

それを抱えて人生を過ごすのではなく、
同じような状況になった場合、
フラッシュバックのように思い出して
足を止めることが大事ではないだろうか。

彼のような言葉は数多くある。
つまりはどんなに賢い人間であっても、
必ず後悔や愚かな行為をする事を意味付ける。

それを経験として踏まえる事で、より良い人生を
歩めるのだと彼等は言っている。

言葉にすれば少しのものであっても、
彼の言葉を見れば、どれほど苦しんでいるかも
想像できる。

そして彼自身がより良い人間になっている事も
分かる。人は誰もが描いた人生を歩む訳では無い。
人生という過程の道にはあらゆる危険が存在し、
想い描いていたものとは必ず違うものが待っている。

それを大事にする人間は多い。
人生の過程というものがあるからこそ、
人は成長出来ると思っている人は数多に存在する。

そうでない意見も確かにある。
結果のみこそが人生の醍醐味であり、結果失くして
人生を語ることは出来ないとされている思想もある。

人ぞれぞれが、どの道を往くのかは自分で決める
しかない。

私は過程こそに人生があるものだと思っている。
勿論、結果も大事ではある。
結果が悪いばかりでは、成長しているとは
言い難いものだとも思っている。

あくまでも、どちらが人生にとって大切なのか
という話になってくる。
例え、使い切れない程のお金があっても、
幸せだとは言い切れないのは何度も見てきた。

だからと言ってお金が無さすぎるのも、
良い結果を出すとは言えない。
自分自身に見合った以上の財を得ようとすれば、
必ず落とし穴に落ちる事になる。

100万円は簡単に使えるが、1億ともなると
何に使うべきか考えるはずだ。
今の日本の将来に不安を覚えている人は多いので、
大抵の人は貯金というだろう。

お金も命と同じように、使ってこそ意味がある。
何にも使わなければ失われていくだけであって、
人間不信にもなりやすくなり、思い描いた人生を
得ることは難しい事になるだろう。

生きる意味を見出せてい無い人は、
まずはどう生きるかを決めておいた方が良い。
自分の人生をどう生きていくかを決めておけば、
それほど迷いはせずに生きて行けるはずだからだ。

お金は道具と同じでしかない。
使わなければ、その意味を失い、使ってこそ、
意味を見出す事ができるものである。

自分のやりたい事に使う為の道具がお金である。
お金に取り付かれると、それを忘れてしまう人は
大勢いる。

そういった人たちは、自分の人生を自分で
決めなかった人たちに多く見られる。
年齢以上に歳を取り、完全に守りの人生に
入ってしまったら、その人の人生はそこで
終わりと言えるだろう。

命と同じで活かしてこそ、その意味をもたらす。
既に億万長者であっても、既に守りの人生に
入っている人たちもいるが、そういう人は
自分の人生では無く、親等によって人生の道を
選ばれた人たちが多くいる。

自分の人生である限り、どう生きるかは
人それぞれではあるが、自分で選べる人生を
行きたいのであれば、偉人たちのように、

”記憶や後悔からは逃げられない
後悔してもしなくても愚かな行いは忘れない”

後悔や愚行を体験しなければ、その意味を
悟ることは出来ないので、苦難を避けない
道を選ぶしか無いと、彼等は我々に教えてくれている。

それを活かすにしても殺すにしても、
結局は体験しなければ、その真の意味を知る事は
不可能であると言う事だけは確かであると断言できる。