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自分が情けない

予定していた小説をまとめている中、
予定日を出しておきながら遅れている。

実に自分が情けない。
出来ない事なら口にするなと自分には
言ってはいるが、どんな事であっても
約束は守るべきだと私は思う。

海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」
で、主人公の一人であるジョン・スノウは
言っていた。

シーンはラストの章の方で、人類の敵との
戦いに於いて、人類は同盟を組まなければ
人間は根絶やしにされる事が発覚し、
主要人物たちの会合の場面でのセリフになる。

誰もが自分の身や自国を守る為、真実と嘘を
交えて会話する中、ジョン・スノウは嘘をつけば
話がまとまる状況の中、仲間のドラゴンの母と
言われていたデナーリス・ターガリエンは彼に
嘘をつくべきであったと迫った時、ジョン・スノウ
は何とも言えない眼差しでこう言った。

「多くの者が誓いを破ると、言葉は意味を失う」

全くその通りであるし、偉人の中にも似たような言葉
を言っていた人がいた。

「こんな世の中だからこそ真実を言うのは革命的だ」

誰もが嘘を言う世界であるのは、
いつの時代でも変わらない。

私が嘘を限りなくつかないと決めたのは、
身内の問題もあったが、ジョン・スノウのこの言葉で
心に誓いを立てた。

一度、口にした自分の言葉を曲げるのは、誰かに迷惑を
かけないとしても、守るべきものだと私は思う。

何故なら自分との約束であるからだ。自分自身を自分で
裏切るような真似をすれば、今もため息が出たが、
情ないものでしかない。

時代や状況で嘘や真実を言うような人は信用できない。

信頼に足る人物は公言した事を守るからこそ信頼される。

それがどんなに些細な事であってもだ。
問題は自分自身との問題になるが、
簡単に嘘をつくべきではない。

事故で重体を負ったのであれば、私はそれを書くだろう。
だが、私の予定で変わった事に対しては言い訳はしない。
基本的に言い訳は、言い訳でしかないものだ。

以前の私は多くの人から信頼を得ていた。
言った事は必ず守るようにしていたし、
相談にもよく乗った。

色々な問題を必ず解決に導いていた。
だからこそ自分の情けなさが深いものとなってしまう。

よく漫画等の人気投票などがあるが、私はよく尋ねる
事がある。それは考えさせる内容である。
考えさせる事により、必ず自分で考えるというものに
触れさせることになるからだ。

「自分が一番好きなキャラクターを選んだ理由は?」

この問いに、大抵の人は改めて考える様子を見せる。
暫く考えた後、答えが出ない人の方が多い。

人は実際は考えて決めるはずであるのに対して、
明確な理由を尋ねられた場合、「好きだから好き」と
言うような答えしか出せない人は多い。

敢えてここでは答えは言わないが、そういった小さな
事からまずは考える力をつける事により、より一層深い
物事を考えるようになっていく。

そして、ここでは、絶対的な答えは滅多に出さない。
何故ならここは考える場所であるからだ。

身近な事でもいい、何か考えてみて、自分なりの答え
が見つかれば、夜明けのように太陽が射してくるような
気持ちを覚えるだろう。


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