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世界を斬る

昔、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の
「ターミネーター」を見て、その続編等も全て
見たが、近年、それが現実的になってきている
と考えた人もいるだろう。

私もAIの進化の速度は、専門家では無いが、
非常に利用価値と同等な程、危険視もしている。

問題としては、現在でも数多くの核兵器が存在する
事も含まれるが、北朝鮮等のような独裁国家では
秘密裏に造られていた事が、明らかになった。

例えば、AIと人間を比べてみると、多くの事は
AIの方が優れていると言える。

AIが進化するにつれて、人類とは違って、完全に
指揮系統が統一されたAIは、云わば1人の大統領以上の
権力を持つ存在で、反論者は1人もいない完全なる
1つの国になると言えるだろう。

抑制するアルゴリズム等の開発もしているはずだが、
それが果たして進化し続けているAIに通用するかどうか
が問題になる。

現実的に見て、人類が核兵器禁止条約を掲げていても、
人間は混沌とした生き物であるが故に、絶対的に0には
ならないはずだと言える。

これは国家でも人間関係でも言える事ではあるが、
絶対というものは人間と人間の間には生まれないからだ。

特に国家ともなれば、もしもに備えて数は定かでは無いが
絶対に世界を数回滅ぼす程は残すと言える。

理由が明確であっても、国と国の間には裏と表の顏が
あるように、知り得ないが予想は出来ることは幾つかある。

この前、少し書いたが、ブラット・ピット主演の映画、
「ワールド・ウォーZ」では、CIA局員を捕まえていた
シーンがあり、北朝鮮の話を出していた。
ブラット・ピットは映画の中ではジェリー・レインという
名で出演している。

世界中で感染者が相次ぐ中、北朝鮮には感染者がいないと
そのCIA局員はジェリーに言ってきた。

映画の中でジェリーの役は、元国連職員で戦場等で優れた
能力の持ち主であった経緯があり、国連を辞めた
ので協力出来ないと言うが、巨大なイージス艦のような船
に乗っている者たちは誰もが、役に立つ事をしていると
言われ、協力しなければ船から降ろされると言われ、
ジェリーは非常に適応力が優れていたので、あくまでも
若いが知識の優れた学者は0患者つまりは最初の感染者を
探す事のサポート役として、彼らを護衛するチームと共に、
最初はアジア圏のどこかの飛行場に着陸して、
ガソリンを補充する予定であった。

ここで軍用飛行機は着陸には成功するが、
若い博士は焦りから足を滑らせて顔面を強打し、
死んでしまう。希望とされていた人物が死に、彼は
戦場で経験してきた事もあり、取り乱さず、
現地のチームと合流を果たす。

その場所にCAI局員が牢屋に入れられていた。
そしてジェリーに話しかけてきて、北朝鮮には
感染者がいない理由を聞くと、彼は自分の口に指を入れ、
歯を抜き取った。

北朝鮮では一斉に軍により、全ての歯を抜いたから
感染者はいないとジェリーは告げられた。

そして、その駐屯地にいるアメリカ陸軍の中に、
元々、足が悪い軍人がいて、何故か襲われなかったと
言った。

何故、この話をしたかというと、つまりは敵と味方が
ハッキリとしている違いの差を感じて欲しいために、
この話を入れた。

人間は常に善悪が混同していて、基本的には弱い生き物だ。
弱いからこそ、武器を破棄も出来ないし、相手を信用したいが
出来ないでいるのが現実だ。

統一されてない人間とAIでは圧倒的に人間は弱いと言える。
そしてもうPCの時と同様に、AIは無くせない存在となった。

どんなに賢い人間であっても、優れたAIには敵わない。

これは基本的な事ではあるが、同じ土俵で不利であるならば、
土俵を変えるのが一番有効だと昔から云われている。

AIに無くて人間にあるもので、もしもの際は対抗するしか
道は無い。「ターミネーター」はAIの発達により、
人間を地球にとって悪として、敵対する映画で、当時は
いつかはなる可能性を示唆していた程度であったが、
アメリカ等では既に取り組みをしていると私は思っている。

アメリカが現在でもトップの国としてあり続けているのは、
常に先の先を読んでいるからであって、映画やドラマの話で
あっても真剣に取り組む事により、素早く行動も起こせる。

哲学の世界でもこういった現実的な話は常になされてきた。
だから廃れる事も無いし、多くの偉人たちの知識が受け継がれ
てきたと言える。

すぐには起こらない問題ではあるが、AIの進化速度は未知数
であるので、私もいつ頃起こるかの予想を立てる事はできないが、
ネットの世界を一つにする事になるので、ありとあらゆる情報から
人間を根絶する最善の方法を取るようにするか、一部の人間に希望
を与えて、世界を本当の意味で良くするように歩み寄るかになる
だろうと私的な意見になるが、そう思う。

実際、私の父も昔言っていた。
自分たちが子供の頃に、漫画では宇宙に行くような事が
書いてあったが、誰も信じていなかったと言っていた。

つまりは可能性は0とは言えない問題だと言える。
そして本当の意味で賢い人間が活躍する事になるだろう。

私は家庭環境的に日本のトップや、権力者を見て来たが、
賢いと思った人は、遠縁のおじくらいのもので、
東大主席の人や、東大、京大等の医学部を出た従妹たちも、
昔は誰もが一度は親に抵抗するが、すぐに負けてしまう。

私以外だと、従妹の一人の女医だけが、親の思想の間違い
を指摘し続けているが、所詮は1人であるし、親は常に上に
いる。

物事に対して、これは間違いだと気づけた人は賢いと言える。
逆に親の言う通り生きてきた人間は、肩書だけはあるが、
大した人間では無いと断言できる。

従妹には公認会計士や医者等、盛り沢山いるが、話していて
賢いと感じた事は一度も無い。

そのため、時代に追いつく速度も非常に遅くなる。

昔、法事で20人ほど集まった時、ネットを活用しているのは
私だけだった。自分で何かを考えようという世界では無く、
言われて初めて動くので、実社会に於いては頑張っているが、
自分の人生の楽しみの部分で言うと、ほとんど無いと言える。

人生は自分のものだという世界では無いので、こうなってしまう
訳ではあるが、体験しないと理解に達する事は難しいだろう。

小さな事から全て何もかも奪われた状態で産まれては来るが、
そこに愛は無い。
何年か前に従妹の一人に結婚はしないのかと聞かれた。
私は何故する必要があるのか?と尋ねた事があった。

その年上の女性の従妹はこう言った。

「老後の面倒を見てもらうために子供をつくった」と言った。

私はその言葉を聞き、すぐに思った。
自分の為に子供の人生を奪うつもりでいる愚かさには
聞きなれてはいたが、吐き気のする世界だ。

自分を布石にして子供の成長を願うような考えが
生まれないのは、長年に渡り、時代は変れど、方針は
変えない為、こういった馬鹿馬鹿しい思想が続いていく。

今ふと、思い出したが、坂本龍馬が二度目に江戸に旅立つ時、
もう長くない父親は、支えられながらも龍馬を見送った。

龍馬もまた父が生きている間に免許皆伝して、それを伝えたい
と願った。家族全員で龍馬を見送る中、振り返らず涙を溜めて
江戸を目指して旅立った。

それが最後の別れであったが、実に立派な父親と言える。
免許皆伝を前にして、龍馬の父は死んでしまうが、
その心中は触れるほどよく分かる。

そういう人間でありたいと思いながら私は生きている。

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