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うずうずするが今はまだ我慢の時だから、エッセイで自分の気持ちを騙す!

私の心の本当の心底に眠る小説を
書きたいと思うが、今はまだ早いと
自分に言い聞かせて我慢した。

2度ほど挑戦したが、書き上げる前に
アクション描写で私の心は砕け散った。

だから今は小説には触れず、書き続けてる。
映画のほうも進めたいが、圧倒的に時間が
かかるので、最近は見れてない。

今、YouTubeで私のMV用の歌が次々と流れ
ている中、その中でも特に好きな曲の1つで
ある「離日」のMVが流れ始めたら、自然と
歌っていた。

ご丁寧なことに歌詞付きだから、しっかり
歌えている。このMVも愛のある二人の別れ
のMVとなっていて、良い出来だからこそ、
心に響いて、私の口を開かせる。

気が付いたら、手は止まってじっと見入って
しまっていた。意思に反して手がリプレイを
押した。

まあ、私にはよくある事ではある。
何の話をしていたのかさかのぼってみた。

そうだ。小説の話をしていたんだった。
歌詞は詩だ。人の心を打つ。そして人は涙を流す。
その涙には色々ある。あるはずだ。

短編小説で一番人気があるのは、どのジャンルか
今度カウンセラーさんに聞いてみよう。
まずは読み手を増やして、今、何がうけるのか
調べる段階だからだ。
「ずるいね」が次に流れて来た。
このMVも非常に良いというか、気持ちが籠った
ものになっていて、気づけば「ずるいね」の話を
していた。

そして何故か歌っていた。私は独りで笑いが出た。
でも、歌詞がそれを止めた。
都合のいい女にされている事に気づいている
女性が涙を流したからだ。

私は以前も言ったが、偏見は持たない。
職種的に言えば1種類だけは嫌いだが、
他は許容範囲だ。

当たり前だが、最初からそう思っていた
訳じゃない。でも人生は人それぞれ自分の
ものだ。だから色々なタイプの女性とも
付き合って来た。

相性が合わなければ、別れればいいだけだ。
でも、好きだった事に変わりは無かった。
だから顏には出さなかったが、別れは辛かった。

人との別れは辛いが、好きな人との別れは
別格だ。最近は心が泣くような別れをする
相手には出会ってない。

私は運命を信じている。
どんな女性でも3度、偶然、出合う事があれば
まずは食事に誘う。
偶然は早々起きない事だからだ。
全く別の場所で、全く無関係な場所での出合いは
神のいたずらとして思う事にしている。

一生独身でも構わないとも思っている。
自由とは言わないが、自分の信じる道を進める
からだ。

私は付き合っている時は、優先準備が変わる。
付き合っている相手が一番になって、他は
遥か下になる。
当然、それなりに付き合い、性格なども
知った上での話だ。

こうして色々な事を考えながら、
今では無い事を思う気持ちを溶かしている。

他事を考えたり、noteを書いたりして、
実際、昔かいた自分の文章と比較してみると、
少しずつ向上している事に、気づかされる。

だからこそ、再びPCに向かって
書く事ができる。
これまでは向上してきたが、アクション描写の
事を考えると、臆病になる自分がいる。

切り出し方や、読み手にしっかりと伝えつつ、
面白みのあるものを書かないと、読み手は
いなくなる。まあ、小説を書き始めるのは、
一年後と決めたので、あまり深く考える事も
ほとんど無くなった。

それでも、音楽や思想を書く場合でも
それなりに時間はかかる。真剣にやっている
以上、自分で納得したものしか出さないと
決めているからだ。

イマイチだと自分で感じたら、
必ず消すようにしている。

ゲームとかしていたら、
「ゲームだから」と言う人は必ずいるが、
ゲームだからこそ真剣にやらないと
面白くないと私は思っている。
中途半端にやったところで、上手くなれる
訳が無いので、まあ、そういう人は大抵下手
だから、辞めるか、ボイスチャットだけする
ようになったりする。

去年だったか、鉄拳の大会で久しぶりに日本人
が優勝したが、優勝した人が言っていた。
「一日、最低10時間はやっていた」と。
あのゲームは難しいゲームの中でも、トップだと
私は思っている。私もかなりやり込んだゲーム
だが、日本ではイマイチな人気だが、海外では
大人気を誇るゲームの1つだ。

難しすぎるゲームなので、諦めやすい日本人には
あってないのかもしれない。
私の地元には割と大きなゲームセンターがあった
ので、近場の人がよく集まっていた。
中には大阪大会優勝者とかもいて、
他にも上手い人が大勢いたので、
自然と私も上手くなっていった。

ある日、中学の同級生が鉄拳を教えて欲しいと
言ってきて、ある程度だけ教えたら、彼は友人を
家に招いてというか拉致して(笑) 練習を始めて、
2週間くらい経った頃に連絡をしてきた。

かなり上手くなったから自分と対戦して欲しいと、
私はまだまだ無理だと言ったが、彼は食い下がり、
実力の差を教えるつもりで対戦をすることにした。

彼が迎えに来て、車に乗ると、我々が通称として
呼んでいる「お兄さん」が後部座席にいたが、
振り返った訳では無かったので、あまり見えなかった。

彼の家について、車から降りてお兄さんを見ると、
大笑いしてしまった。一度もヒゲを剃って無かった
らしく、酷い有様であった。
お兄さんは苦笑いをしていたが、まあコイツに
捕まったら帰れない事になるので、分かっては
いたが、あまりの変貌ぶりには笑いが出た。

同級生はどうでもいいような態度で、私に早く
来てと急かすので、彼の部屋に向かった。
始めるきっかけとなったのは、ゲームセンターで
お兄さんのプレイを見てからであった。
その頃は、本当にびっくりしていたが、
ただの10連コンボであったため、知らない人から
すれば凄く見えるだけで、初級者しか使わない
ものだった。

そのため、同級生はすぐにお兄さんより強く
なって、お兄さんでは練習にならないと言って、
私に対戦を挑んできた。
当然ながら、1勝もさせずに、私の圧勝で終わり、
苦笑いを浮かべていた。そして彼がトイレに
行った瞬間に、後ろにいたお兄さんが近づいてきて、
「〇〇君、助けて」と小声で言った。

だいたい予想はついていたから、笑いしか出なかったが、
お兄さんの目はマジだった。
まあ、酷い扱いを受けている事は分かってはいたが、
トイレから「お兄さん! 何話しよん?」と声が飛んで
きて、静かになった。

どうやっても今は勝てないと知った同級生は、
私を送ると言って車を出したが、お兄さんはお留守番
させられた。

車中で、何をしたのかを聞いてみたら、深夜のコンビニ
でチョコエッグと言う名前の通り、チョコの卵の中に
玩具が入ったチョコのお菓子を買いに行かせたと言った。
彼は1種類以外は集めていたので、あと1種類だけ
欲しかったらしく、お兄さんに小銭を渡して一個ずつ
買いに行かせたと言った。

しかも在庫にあるチョコエッグを、全て1個ずつ買いに
行かせたらしく、店員も笑いを堪えていたと言っていた。
お兄さんは「〇〇君。1個ずつ買うから店員に笑われた」
と言ったが、その同級生は相手によってかなり態度が
変わるので、お兄さんはかなり年上であったが、
逆に「お兄さんが当たりを引かないから悪いんよ」と
言ったと話していた。

外見から当たりを引ける訳は無いが、そうお兄さんに
伝えると「ごめん、〇〇君。頑張ってみる」と
訳の分からない事を言ったと笑いながら話していた。
結局、コンビニにある全てのチョコエッグを買ったが
当たりは出ず、お兄さんは責められた。

同級生のヤツはちょっとやり過ぎる性格だったので、
タチが悪かった。そしてコンビニの袋に、
大量のチョコエッグの残骸とも呼べるチョコを
袋に入れると、「はい、お兄さん」と袋を手渡して、
「お兄さんの御飯だから大切に食べてね」と
言われてお兄さんは黙って受け取った。
「お兄さん、お礼は?」と問いかけると、
「〇〇君、ありがとう」と苦笑しながら言った。
「お兄さん、何笑いよん? 
俺は〇〇みたいに甘く無いけぇね」
(〇〇とは私の仇名である)
お兄さんは静かに頷いたらしかった。

確かにコンビニ袋に直接、チョコが沢山あった。
私は話を聞きながら、ソイツの性格を知ってる
だけに、お兄さんにもついに冬がきたかと思った。

それから再び2週間ほど過ぎた頃、電話が鳴り、
「ちょっとは強くなったので、指導お願いします」
と言ってきたので、「お兄さんは?」と尋ねると、
「タダ飯食らいの役立たずじゃね。
風呂にも入れてあげとるし、
自分の皿くらい自分で洗えって言って、今、育成中」

私はいつも通りだなと思いながら、
少し楽しみではあった。

部屋に行くとお兄さんが横になっていて、
「〇〇君、久しぶりじゃね」と言って起き上がった。
私が笑うと、お兄さんは何とも言えない顏を見せた。
「お兄さん、長老みたいじゃん」長くなった顎ひげを
触りながら「剃らせてくれんのよ」と苦笑いを浮かべ
ながら言った。袋を見るとまだチョコがあった。

昼時であった為、「飯食いにいこうや」と言って来た。
お兄さんが座ったままでいたため、私は、
「お兄さんは行かんのん?」と聞くと、
同級生が私を見て「甘やかしたらダメよ。お兄さん、
お金無いけん、留守番させる」と笑えるような目をして
言った。お兄さんには明らかな疲労の色が出ていた。

確かに、私とかと遊んでいた時は、タバコも御飯も
買ってあげていたが、ある問題が起きてから、
お兄さんはちょっと敬遠されるようになっていた。

それはいつもお兄さんは誰かに御飯とか奢って
貰っていたのだが、ある時、スロットで大勝ちし、
いつも御飯とか買ってあげてた年下の子が大負けを
した時、お兄さんに御飯をねだったがお兄さんは
買ってあげなかった。

この事から周囲はお兄さんに
対して冷たくなっていた。

お兄さんの家庭はなかなか酷いもので、
家族の中でまともなのは妹くらいで、
妹以外の父母弟、お兄さんはギャンブル狂であった。

その為、よくガスや電気は止められたりしていた。
借金もあったが、本当に無いので金融会社も諦めた
程だった。その上、お兄さんと弟は盗みの前科者で、
書いている今もため息が出るような家庭だった。

同級生の知っている鉄板焼き屋に行くと、
この前、お兄さんを連れてきてあげたと話し始めた。
私はまともなものは与えてないとは分かったが、
コイツはかなりエグいので、内容には興味があった。

まず広島風お好み焼きを頼んで、たこ焼きを頼んだ
らしい。お兄さんにとっては御馳走であった。
お好み焼きは当然、食べさせてもらえなかったが、
たこ焼きは食べさせたのかと思うと、
8個中、ラストの1個だけ食べさせてあげたと言った。

店の人も笑うような話であった。
普通に御飯を食べて帰って、鉄拳の相手をしたが、
全く勝てる見込みが無い事に対して、彼はため息を
ついていた。そして夜になり帰る事になった時、
終に、「お兄さんも帰る?」と彼は言った。
「え、いいん?」とお兄さんが言うと、
「あんまり喜ぶと、俺が悪いみたいじゃん」と言われ、
「いやいや、〇〇君は悪くないよ」と立ち上がった。
その瞬間「お兄さん、忘れ物」と言って、
まだ食べれるかどうか分からない袋を手渡された。

こうしてお兄さんは約一ヶ月ほど外泊したが、
家庭が家庭なだけに、心配されずそのまま家に帰宅した。

ある日、お兄さんに会いに、長年付き合っていたツレと
一緒に家に行ったら、お兄さんが七輪で魚を焼いていた。
私が「お兄さん、風情があるね」と言うと、
「違うんよ、〇〇君。ガス止められただけじゃけ」
そう言いながら、内輪で炭火を強くする為に一生懸命
はたいていた。

もう長い間、会ってないが、恐らく父母は亡くなった
だろうし、電気、ガス、水道も止まっているはずの家に
1人で住んでいる事だろう。

釣りが趣味の人がいたから定期的に魚を貰っている
可能性はあるが、私たちと知り合った時から、
灰皿に捨ててある、赤の他人が吸ったタバコの長いのを
拾いながら箱に入れていた事を考えると、
読み切れない人だと思いました。

漫画とかではありますが、必ず自動販売機の御釣りの
場所を調べるし、自動販売機の下に地面に顏をつけて
小銭が落ちてないか調べてました。

賽銭箱も定期的に盗みに行ってた事を考えると、
まあ生命力は高いので、生きてはいると思います。
家から出されて、真夏に大きな公園でホームレスを
していた時もありました。

大きな公園とは言え、周囲は住宅街でしたが、
真っ裸になって体を洗ったりしていた事も
ありましたし、同級生に拉致されたのが、
今は強みになってると思います。

今回は私の地元のお兄さんが題材になりましたが、
色んな奴等に出会ってきました。

また機会があれば書こうと思います。





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