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ヘンリー・フォード

“失敗とは、よりよい方法で再挑戦するいい機会だ”


たまに誤解されるが、フォードは自動車を
発明したわけではないが、
アメリカの多くの中流の人々が
購入できる初の自動車を開発・生産した人物である。

世界で初めて実用的なガソリンを
動力とした車を開発したのは、
カール・ベイツである。

カールが自動車の産みの親であるならば、
ヘンリーは自動車の育ての親となる。

二人とも自動車の世界では活躍した人物たちである。

やはりここでも、経験する事への重要性を説いている。

例え、失敗せずに成功したとしても、それは数あるうちの

ひとつでしかなく、必ずどこかで失敗をする。

仮に仕事で成功したとしよう。

しかし人間関係や他お会社との取り組み等、

多くの事を経て、初めて成功と言える。

それを知るには失敗を経験するしかない。
そして自分が持つ知識だけでは
それらの多くに対応出来ない為、学ぶ必要があるのだ。

最初は手探りになるだろう。
そして時間もかかる。苦悩もする。

そして彼の言うように、
よりよい方法、つまりは改善された方法で、

再挑戦すればいい。
また失敗するかもと思っても、やってみるまでは
分からない。だから挑戦する事を諦めてはいけないのだ。

ヘンリー・フォードのこの言葉からも察する通り、
何度も失敗を繰り返して、成功まで成し遂げた事が
分かるだろう。

いずれの世界でも失敗から多くを学ぶものだ。
最初から上出来なものなど、世界に一つとして
無い。
しかし、その失敗から多くを学び、成功に導いて
きた。
元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン
も言っていた。
「私は失敗を恐れる事は無いが、
挑戦する事は諦めない」

このように、偉人と呼ばれる人々は、挑戦と
失敗を繰り返して、強い心で失敗に負けず、
成功へと導いてきたのだ。

多くの人が目にするのは、あくまでも結果に過ぎず、
その過程には血のにじむ苦労があったからこそ、
人の目に止まる人物になっていく。

彼等の多くは自分自身のためにしている。
人目を気にしていたら何も出来なくなる。
何度失敗しても、そのひたむきな姿に
人は心を打たれる。

そしてその人を応援したくなるのだ。

ヘンリー・フォードは実に良き人物であった事は
彼の誠実な心から受け取れる。

世界で累計1500万台以上も生産され、
産業と交通に革命をもたらした。
フォード・モーターの社主として、
世界有数の富豪となり、有名人となった。

安価な製品を大量生産しつつ、
労働者の高賃金を維持するという姿勢は、
誰もが出来る事で無い。

フォードはまた、消費者優先主義が
平和の鍵だというグローバルな
ビジョンを持っていた。

体系的なコスト削減を強力に推進し、
多くの技術革新やビジネス上の革新をもたらした。

例えば、北米全土および世界の主要都市に
今でこそ多いものではあるが、
フランチャイズシステムによる販売店を確立した。

このように、現代で生きる多くの実業家などは、
過去から学んで、それを活かしたに過ぎない。

しかし、│嘆《なげ》かわしい事に、その全てを
受け取った訳ではない。
都合のいい所だけしか、受け継いでないのが
多くの会社だと言える。

彼のように、先の先を見通して、世界初の車を
作った上に、それを安価な価格で多くの人に提供し、
労働者に対しても、高賃金を維持するという
立派な心を持っていたからこそ、大きな支持を得た。

目先を見てお金に取りつかれたように、小銭を稼ぐ
ような会社は伸びる事は滅多にない。
例え一時期は好調だったとしても、それは初期段階
だけである。

サービス精神を常に心に根付かせないと、
すぐに人間は余所見をして良い事をダメにしてしまう。

偉人たちが残した言葉の数々は、産まれた時代は
違っても、精神的な面では常に前向きに頑張り、
成功するまでの長い道のりを越えてきた事だけは、
同じだと言える。

だから私は自己哲学のエッセイ等では、何度も言うが、
頑張り続けるのは本当に大変な事なのだ。

ゴルゴ13の作者であった「さいとう・たかを氏」は、
絶対に大人が読む漫画を描いてやると、
ずっと思い続けていた。

有名な漫画家たちは、大人が読む漫画なんて書けるはず
はないと思っていたが、彼は見事に大人が読む漫画である
「ゴルゴ13」という漫画を211冊に及ぶ人気ぶりを見せ、
亡くなったが、誰もが知る漫画となった。

この事からも、どれだけ頑張ったかが見えてくる。
本当に辛いは永遠のように感じるほど、
長いものだったであろうと思う。

ヘンリー・フォードやその他の偉人たちは、
誰もが人目など気にせず、自分の信じる道を
時には迷子になりながらも成功までたどり着いた事は、
実に素晴らしいとしか言いようが無い。

実に見習うべき場所は近くにもあるものだ。

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