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ヴァンパイア族 詳細

5大王———ヴァンパイア族には始祖の血を引く5人の王がいる。
彼等の中から順番に支配者としてヴァンパイアを統率する者が、
常に1人は起きている。
緊急事態には起きている王の判断にゆだねられるが、
残りの4人を起こす権利がある。
事の大小により、起こす者を決める事も、起きている王に
権限がある。多種族との争い程度では起こす事は無いが、
急を要する問題が持ち上がった時には、起こすと決められている。
王には常に2人の側近が許されており、王を起こすと同時に起こす
ようになっている。

セリオス侯爵———ヴァンパイアの始祖の血を引く5大王の1人。
現在の王として、ヴァンパイアの頂点として君臨している。
ファインが現れて、未知の能力で半ば強制的に他の王を起こす
要求をしてきたが、普段は冷静で的確な判断力を持つ。
セリオスも王を名乗る以上、並みの強さでは無いが、ファイン
の強さを目の当たりにしてからは警戒心が強くなった。

アルファ———セリオスの側近。男性。ピノアと同様に優れた
観察眼を持っている。戦闘能力も高く、ファインの能力を理解
してはいないが、必要以上にファインの動きを避けた事から見ても
ある程度はファインの能力を理解している。

ピノア———セリオスの側近。女性。彼女はアルファよりも前から
セリオスの側近として身の回りの事などしてきた。
当時、アルファの前に努めていた男性の側近はピノアの弟であったが、
セリオスの身代わりとなって死んだ。
当時はアンデッドとの争いで、彼は純血であったにも
関わらず、ファインに一瞬にして殺された。
この件によって、王たちはアンデッドと停戦する事になった。
不老不死のヴァンパイアの純血種でも、あっという間に殺された事により、
形勢が変わる前に停戦すべきだと決まった。

ブロッサム大公———王としては同格ではあるが、位では最高位に位置し、
発言力も一番強く、長年の闘いでも生還してきたヴァンパイア界では、
誰もが認めている存在である為、起こす時機を見誤らないようセリオスは
細心の注意を払っている。

アラン公爵———デヴィルの件で起こされた王の1人。身分的にはブロッサム大公の次に位置する。

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