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3/3 まだ骨は折れていないからセーフ

いつも怪我をする指がある。右手の薬指だ。
幼稚園のときから、車の窓に挟まれ(小指も巻き添え)、アシナガバチに刺され(痛かった)、犬に噛まれ(その後、微妙に曲がらなくなった)、イボができ(液体窒素で焼いた)、突き指をしと、とにかくこの指ばかりに小さな災難が降りかかる。

そして三日前、また怪我をした。職場で段ボールを解体しているときに、縦にまっすぐ切ってしまったのだ。地味に痛いし、絶妙に絆創膏が貼りにくい。

これまでは、もしこの先の人生でカルシファー的な存在に「身体の一部をくれ」と言われたら、むしろ喜んで右手の薬指を差し出すつもりだった。

しかし最近、もしかして、この指がいろいろと引き受けてくれているおかげで、軽傷で収まっているのではないか、とか思いはじめた。それならば、大事にして労らねばならない。

寝る前にそういうくだらないことをあれこれ考えていたら、思考が「天使と悪魔の違いとは何か」まで飛躍した。もはや指まったく関係ない。

とにかく今後、ピンポイントで骨折とかしたら嫌だな、と思っている。指に限らず骨折は嫌だが。

それだけです。

「指」で画像検索したら、内容にぴったりの写真が出てきた。指輪が可愛い。使わせていただきます。


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