日向坂46選抜制の是非

「選抜制」について記事を書こうと思っていたのですが、出すタイミングを逸してしまっておりました。
今週ひなた坂46Liveもありますし、もうそろそろ12th Singleの選抜発表もあるでしょうから、このタイミングで書こうと思います。

ちなみに、私は↓のような人です。


本題に入る前に、おひさまの皆さまにはこのタイトルに違和感をもってほしいなと思っています。是非を語るのは、”制度”ではなく、”内容”だと思います。
選抜制であっても運用次第で日向坂46の良いところは十分に出ると思いますし、全員選抜であってもやり方によっては空中分解を招きます。
ただし、今の選抜制度、および日向坂46の活動にはやや疑問がある、というところです。

全員選抜がもたらしたもの

選抜制で起きた変化の前に、全員選抜(~2nd Albam)までを少し整理したいと思います。この間で得られたものは、

  • 全体の底上げ

  • メンバー同士が支えあう風土

だと感じています。これが日向坂46の「ハッピーオーラ」のイメージだと思います。

特に、2020年に加入した新3期生が一番この恩恵を受けたのかもしれません。全員選抜によってレベルの高い先輩達とパフォーマンスをしているのです。これは逆に言うと、足を引っ張れないことを意味します。
最初は参加曲がそれほど多くなかったですが、相当な努力をして先輩メンバーについていったのだと思います。その結果として、3人ともおひさまに認められるようになっており、ミーグリも完売できていると感じています。

ただし、この部分が日向坂46の大きな弊害となっているのかもしれません…。これは後述します。

一方で、「全員選抜だからメンバーに緊張感がなく努力を怠っている」という状態ではなかったと思います。3列目のメンバーは常に2列目に行けないことを悔しがってましたし、Liveでの成長も十分に感じ取れていました。
”慢心があった”と言われていますしそうなのかもしれませんが、個人的には”慢心”ではなく”想定違い”だと思います。

選抜制にとって重要なこと

選抜制について考察するためには、”選抜される”ことの意味を考える必要があります。
選抜されたメンバーは、グループの名を背負い、グループの代表としての活動をする責任が発生します。選抜されていないメンバーはそれを表現する場がないのですから。

すなわち、選抜メンバーは、非選抜メンバーとそのファンの想いに応えなければならないですし、その人たちに選抜にふさわしいと認められる必要があります。
そのためには、選抜の仕方に「納得感」があり、ある程度「公平性」が保たれていることが必要です。坂道グループはミーグリの売上が選抜基準に直結していると言われていますが、これはある意味「公平」なやり方であり、グループの売上に貢献している順番なのですから、好みはさておき「納得」せざるを得ないと思います。

「世代交代」という命題

日向坂46の選抜制は、”4期生を選抜メンバーに入れる”という意味合いが強くなっています。言い換えると、4期生を登用する方法、すなわち世代交代の象徴となる方策として「選抜制」がクローズアップされてしまっています。
日向坂46にとって世代交代は大きな課題です。そこが想定通りに進まないので、更に4期生を推して世代交代を加速させる、そのやり方に疑問を感じるおひさまがいて不満が出てくる、の構図に今はなってしまっている気がしています。

全員選抜が世代交代を遅らせている?

こういうタイトルをつけると、4期生の登用が遅れたから世代交代が遅くなった、と思われがちですが、そうではないと思います。
※個人的には10th Singleや2nd Albamから選抜制にしていていも、結果は大きく変わっていないと思います

全員選抜のところで書きましたが、全員選抜によってメンバーの底上げがなされていました。すなわち、新メンバーが先輩に追いつくのが大変なのです。それはパフォーマンスもそうですし、ファンの数も数年に渡り地道に活動して獲得したメンバーを追い抜くのが難しくなっています。
要は、「4期生が劣っている」のではなく「先輩が優秀」なのです。

日向坂46にとって必要だと個人的に思うこと

ここまで書いてきましたが、日向坂46にとって4期生は活躍してもらわないといけないメンバー達です。そのために必要なのは、「先輩メンバーとの活動を増やすこと」だと思います。
選抜制となり、選抜された4期生は選抜メンバーと、選抜されなかった4期生はひなた坂46のLiveの中で、先輩達と活動し追いつこうと成長する機会になっているのかもしれません。そういう意味では、選抜制は日向坂46にとって必要な制度であったといえるかもしれないですね。

日向坂46は落ち目だと言われています。その点において、ひなた坂46Liveで絶対的なパフォーマンスを魅せつける(メンバーの言葉を借りるのであれば”層の厚さをみせる”)必要がありますね。
座長がみくにんなのでその点は全く心配していないので、素晴らしいパフォーマンスを世に示すことを楽しみにしていますし、それに立ち会うチケットを手に入れられてとても幸せですね!

この先は有料記事とします。
選抜制というものに対してもう少しDeepに考察をしております。
ご興味ある方はぜひご購入ください。

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