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共同マガジンvol2 byパト

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共同マガジン第二弾です。いいねの輪が広がれば嬉しいですね。
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2021年10月の記事一覧

「生成」パネルに新聞紙のコラージュ

「生成」パネルに新聞紙のコラージュ(A) 1989年 103 ×73cm この作品を創る時、自宅に有る新聞紙だけでは足りずに早朝から廃品回収するおじさんとの競争であった。 下記作品を創るのに3か月分の新聞紙が必要であった。 個展の時にこの作品群を見て気持ちが悪いという人物が多かった。 観る人によっては確かにそのように感じるのであろう。抽象表現は観客がどの様に観るかは自由である。 「作品」 183 ×40cm

石垣の造形美 写真

近所の公園を散策している時に見つけた石垣の見事な造形美。 全体が壊れぬように作成されて理にかなっている絶妙なバランス美である。 巷に溢れている下手な芸術抽象表現作品より余程優れている。

未完の完 顔四点

私は抽象、具象問わずこれ以上手を加えたら作品が駄目になると思うと一見未完に見えようとも筆を置く。 この作品はかなり手を加えたもの。これ以上描くと説明的になる。 これも未完のように見える。

「既知の浅薄な情報知に呪縛されし魂の群れ.....」

「既知の浅薄な情報知に呪縛されし魂の群れ.....」 昨今の自称識者と称する殆どの人物達は既知の情報知の洪水の中で溺れ、呪縛されている事すら無自覚である。 ......この様相は悲惨というより他ない....... その浅薄極まりない考え方、思想とも謂えぬ主観的自我の膨張、それらに捉えられ難破している事自体に無自覚の多くの若者達........ 如何ともし難い事だが、実社会の生々しい人間関係に於いて10年位揉まれれば衣食住のなかに取り込まれるであろう...... やが

「底なしの絶望」

「底なしの絶望」  個人の魂が底なしの絶望を味わって自滅せずに生きられるか? と。  かかる問い自体が「それは実際にその状況に為らなければ分からぬ」との返答が当然と思われる。  では、その底なしの絶望から希望や光を見出した魂も存在する、と言えばどうであろうか。 「そんなことは信じ難い、仮にそのような人物が居たとしてもその人物の思い込み、主観的体験にすぎぬであろう」と、殆どの人々は思うであろう。  人々の懐疑は尤もである。大体底なしという概念自体が疑わしく感じられるか

今日は阿部勉氏の命日である。

今は亡き故阿部勉氏と故天野哲夫氏。或る女流作家の受賞記念パーティー会場にて。 天野哲夫氏は「家畜人ヤプー」の実作者である。芥川賞の選考に落ちた中から三島由紀夫氏が「家畜人ヤプー」を見出した。 .....彼が家畜人ヤプーの最後の原稿を三島由紀夫氏の自宅に持参した当日に市ヶ谷の自衛隊駐屯地にて自決した.....。 ....会場を抜け出して阿部氏の自宅の近所にある居酒屋にて紹介される。世間の噂では変人扱いされているが深い悲哀を秘め、透明感があり、博識だが頗る真面目な人物であった。以

ヴァレリー著「テスト氏」(小林秀雄訳 創元社)

ヴァレリー著「テスト氏」(小林秀雄訳 創元社) ヤフオクで「ヴァレリー著テスト氏」小林秀雄訳の初版本(昭和14年)が500円で出品されていたので落札した。 私は清水徹訳の「テスト氏」は随分前に読んだことがある。 小林秀雄の翻訳はどのようなものであるか、興味があった。 さすがに難しい旧漢字が多くて辞書を引きつつ読んだ。 小林秀雄はこの創元社から出版する7年前に翻訳、二三訂正して出版した、と書いてある。 31歳と言えば彼が孤軍奮闘しつつ批評活動していた時期である。 「テス