価値があるのに残されないということ

急に休みがよっつ続いたので、そのままの足で夜行バスに乗り長崎県に来た。

目的は、軍艦島だ。

天気は晴れいざ出発!

有名だから一度はという軽い気持ちで来たものの、話を聞くとすごく面白かった。まず軍艦島は埋め立て地らしいそれだけならまだわかるが、元々島があって埋め立てて広くなったのではなく、元々は岩の塊だということだ。そこにたまたま石炭があったから人が集まった。岩の塊に住み、島としてしまうとは人間とはやはや。

外国人の参加率も増加しているらしい。最近では、毎日1組はいるようで特にフランスやイタリアの人は軍艦島の中で1番古い建物は何かが気になるらしく、日本のような壊して新築するのではなく、建物を保存していくヨーロッパならではだなと思う。

軍艦島の建築はドイツの建築家が建てたらしく、申請もろくにしていないらしいので、本当に2度と生まれない奇跡の島だと思う。

そしてこの島は保存されないというところも面白い。昔の建物や伝統的なものは、歴史を繋ごうと残そうとしていくものだが、軍艦島は崩壊していることに意味があるのであって、保存することはない。この不可逆な島がこれからどのような物語を作っていくのか楽しみだ。

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