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【事実発掘!FACT JAPAN 47 No.9 】佐賀県

前回の熊本に続き、九州は佐賀県の隠れた魅力に迫ります。
なんといっても佐賀は三寺の心の故郷。7年ほど通い詰めている大好きな場所です。そんな佐賀の人たちにオラが街の魅力を問うと、口を揃えて「なんもなか(何にもない)」と言います。
そんな様を逆手にとって、佐賀市への移住促進動画を作りました。(https://www.youtube.com/watch?v=oKEthUT0jag&t=1s)
本編は4話ありますので是非・・・と、話が脱線しましたが、僕にとっては、都会にはない美味しいものや美しい景色、贅沢に流れる時間などたくさんの魅力に溢れているのですが。なんで「なんもなか」なんて口走るのか!と思っていたのですが、今回、実は「なんもなか」というのが佐賀の一番の魅力であり、強みなのだと気づいたのです。


佐賀に行くたびに釘付けになる風景があります。それは、佐賀空港から佐賀市内へ向かう途中の畑の中の一本道。季節によって清々しい新緑や眩しい黄金色の麦畑がこれでもかと広がります。そして何より上空に広がる澄みきった大空。何度途中下車して写真を撮ったかわかりません。どこを撮ってもフォトジェニック。本当に美しい風景を遮るものが「なんもなか」なのです。
これぞ、佐賀県に広がる佐賀平野の恩恵。その面積は約700キロ平方メートルで、県の総面積の3分の1を占めます。この平野を活かした米や麦などの耕作が盛んで、日本一の耕地利用率を誇ります。実は佐賀県の面積は狭く、全国で下から6番目の小さな県なのですが、麦の作付面積は、あの北海道に続いて2位、大麦に関しては1位という肥沃で太陽の恵みたっぷりの場所なのです。この恩恵は農家だけではなく一般家庭にも。それは、佐賀県が住宅用の太陽光発電システムの普及率が日本一という事実からも窺えます。
佐賀人はどこまでも続く広い空を愛で、その力をたっぷり生活に取り入れていたのですね。
佐賀の空といえば、毎年秋に開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が有名です。アジア最大のバルーン競技の大会で期間中は80万人を超える観客たちが押し寄せ広い空に次々と上がっていくバルーンに想いを馳せます。ちなみに2018年にバルーンに乗せてもらった時に上空から撮った写真を載せてみました。すごくないですか?バルーンの美しさ空の広さ平野のスケール・・・正直膝ガクガクしながら命がけで撮ったんですけどねw
兎にも角にも大空を舞ったバルーン体験は人生観が変わるほどの感動的なものでした。

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そしてもう一つ。佐賀には白黒のカラスが飛んでいます。「カチガラス」黒いカラスに比べひと回り小ぶりで、胸とお腹が白く「カチカチ」と鳴きます。日本ではほとんどが佐賀平野に生息していて県鳥にもなっています。この鳥、中国語で「喜鵲」と書くそうで、喜びとよい兆しを表す幸運の鳥として人気だとか。僕は街中で数回目撃しましたが、佐賀人は毎日のように空を舞うカチガラスからパワーをもらっているんですね、羨ましい限りです。

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高層ビルも、タワーも、広い空を遮るものは、なんもなか。
下を向いてしまいそうな日、迷ったときは前と上しか見えない「なんもなか」な佐賀へ!
佐賀は広大な空のパワーを享受する最高の県であることを、ここに認定したいと思います!佐賀さいこう!


次回は芦屋が育んだタイガー、佐伯から衝撃の事実をお伝えします。お楽しみに。

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