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自己紹介❷ 〜運命〜

さてはて、前回の最後で語った『運命的な出会い』に触れたいと思います。

引っ越し先の小学校で、放送室から私の東北訛りを学童のみんなに“披露”をしてい時の事です。先生から呼び出しをされました。『あ〜訛りを注意されるんだろうな〜』と心の中で思いながら職員室のドアをガラガラと開けると、ブラジルから来た外国人の転校生がちょこんと座っていました。もちろん当時の彼は日本語を話せる訳もなく。

『ファブリシオ君!明日から転校をしてくるグスタボ君だ!同じ学年だ!日本語が分からないから、ちょっと通訳を頼む!』と先生。彼に日本の学校のルールやクラブ活動、体操着の説明もろもろを通訳した。私が初めて家族以外の人に通訳をした瞬間でした。

『ファブリシオ君、ありがとう』と先生。

『OBRIGADO!FABRICIO!』とグスタボ君。(ありがとう!ファブリシオ君!)

ペコリと頭を下げながら職員室のドアを開け、廊下に出た。

子供なので 人の役に立つ事が出来た。とか、そんなムズカシイ事を感じる事はなかったが、間違いなくグスタボ君の人生に参加をしたと思う。

何?グスタボ君のその後が気になるって?

彼は今‥‥‥


あのグスタボ君は、私同様Jリーグで通訳をしている。




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