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「足首複雑骨折からの復活」

左足首複雑骨折

2019年11月下旬、自宅前の道路で原付きバイクが左足に衝突し、左足の腓骨/外果(内側くるぶし、脛骨の先端部)/内果(アキレス腱の裏側にある脛骨の先端部)の3箇所を骨折して緊急入院。即ギプスで固定し、冷却装置で腫れがひくまで10日以上冷却し続けて、2枚のプレートと11本のボルトで固定する手術をしてリハビリを開始するまで約2週間ちょっと。
その間固定されていた足首はカチカチに固まってしまい、全く動かす事が出来ませんでした。医者からも、とにかく固定している時間が長ければ長いほど元に戻らないので如何に早く手術して早くリハビリを開始できるかが重要だという説明を受けていました。

まずは杖なしで歩く

指先はかろうじて動きますが、機能するとは言えない状態で、タオルを指先だけで引き寄せるところからリハビリを開始しながら松葉杖を借りて退院。家の中ではコロつき椅子に座って移動する生活をしながらリハビリに通い、両足にかなり性能差はあるものの、なんとか歩けるようになって松葉杖を返却するまでは年末までかかりました。周囲の人に言わせればとても早い回復だという事でしたが、右足に比べると上に約20度曲がらない左足首は平地を歩くのはなんとかなっても、走る事はできないし、階段を降りるのもギッコンバッタン随分慎重さが必要でした。

復活の鍵は左足首の柔軟性

柔軟性と言っても大きく左右と上下がありますが、とりわけ上下が重要で、正座する機会の少ない生活で最も重要なのは上に上げる柔軟性です。
リハビリ施設にあった通称お立ち台と言われるストレッチボードを購入して家でのリハビリにも励みました。

ストレッチボードの上に立って自重でじっくり負荷をかける

ただ、このストレッチボードに乗るのがほんとに辛く、固まった左足首が悲鳴をあげるわけです。それでも我慢していると、踵が付くようになるわけです。翌日には元に戻っているのですが、それでも毎日やっていると徐々に曲げられる角度が大きくなってきて、性能差がなくなる希望が持てました。

ゴルフ復帰は3ヶ月後

1日でもゴルフがしたいので、担当医に聞いたら、「折れたところは完全に固定してあるので、痛くないなら大丈夫ですよ」というので、2月下旬復帰を目指して素振りをしてみると上下左右の柔軟性もですが、右利きの私には左足首も回転も重要だという事を再認識してグリグリと回転させるストレッチを加えて、ラウンドに復帰したものの、空振りはしないという程度でとてもじゃないけどまともにゴルフはできませんでした。グリーン上でしゃがんでラインを読む時にも左足踵は接地できず不自然な格好でした。
それでもゴルフが出来た事が大きな喜びであり、あらためて左右の性能差を無くすという強い意志を維持することに繋がりました。

なかなか埋まらない性能差

それでも日々のリハビリによって左右の性能差は少しずつ埋まり、1年後には5度(左35度右40度)くらいまで近づきましたが、この5度の差は、しゃがんだり、階段を急いで1段飛ばして降りるなど、ちょっとした時にその違いの大きさを感じます。
担当医は、右40度がすごいし、この怪我で35度曲がるまで戻るなんて脅威的だと言いますが、重要なのは差なわけです。

なんとしても性能差を埋める。

如何にしてフィブリンによって固まってしまった筋繊維を解し溶かすか?を思案した結果、私なりに出した仮説は、衝撃を加えることでした。通常のランニングシューズでは着地の衝撃や路面の傾斜や凹凸を吸収してしまうから不十分ということです。
そこでベアフットシューズでのランニングを開始しました。

MARUGOHitoe

ソールの厚みが数ミリしかないシューズは地面の衝撃や傾斜をダイレクトに伝えてくれます。仮説通り、性能差を埋めることにどこまで寄与するかどうかはわかりませんが、なんらかの改善に繋がるだろうとの自信はありました。

そしてさらに約1年後

ほとんど違いを感じないレベルまで性能差はなくなり、やはりランニング時の衝撃が足首や周辺に根強く残ってるフィブリンを解す事になったことは間違いないと思います。

現在の課題

事故から2年と半年以上経過した現在、人間の体というのは、一筋縄ではいかないというか、色んなことが連関しているのだと思いますが、骨折以来、首から足にかけての左側が、右側より硬く、痛めやすくなっており、この問題解決が現在の課題です。
そのために体側のストレッチだけではなく懸垂を取り入れ、肩関節から下の上体をしっかり伸ばして縮めることで整え、鍛えています。
しかし、もうここまで来ると解決困難な課題なのかも知れませんね。
まあ、やるだけやってみます。

#PPNK
#より良い自分
#誇りを持って生きる

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