「社会人1年生の私への手紙」
決して届くことはないし、届いても困る、急に大人の世界に迷い込んだ社会人1年生の私への手紙を書いてみました。
社会人1年生の私へ、
いままでの人生においてすべての判断が正しかったと思わないし、幸せに暮らしているし、強い後悔があるわけではなけど、いくつか伝えておきたいと思う。
タバコ
タバコやめたか?
これで3回目だけど、周りもぷかぷか当たり前のようにデスクで吸うし、やめてない気がするからもう1回言う。
「お前はニコチンに支配されている」
いい事は何一つなく、悪い事しかない。
なにしろ臭い。歯の裏が黒くなる。金がかかる。シミそばかす吹出物ができやすくなる。肺がんのリスクが跳ね上がる。アセチルコリンが分泌されなくなって吸わないと眠くなる。
結局、吸ってるんじゃなくて、ニコチンという薬物に支配されて、タバコを吸うように仕向けられているだけだと言うことを良く理解しなさい。
もう逡巡せず病気を治せ
それでも放置いていると思うので、もう一回言う。痔は治ることはなく、ジワジワと悪化して生活を蝕むだけだ。もうすでにかなり悪化していると思うが、
試用期間が終われば有休取れるから、新宿にある社会保険庁中央病院か都南病院がいいらしいから、早く診てもらえ。
学生のうちに治しておけば良かったのに。
鉛直姿勢を意識して、ゴルフは絶対ケツプリするな
足裏全体で重力を分散させて立っていると面積の大きい母指球重心になるのは、わかるだろう?でも、脛骨腓骨はどこについている?そう、踝だ。本来、踝重心で鉛直に膝、股関節、正面に向けた骨盤、肩、首の付け根、頭頂部を並べて立ち、その重心感覚をキープしたまま、踵からしっかり着地させて歩くのが基本だということを、誰も教えないが、身に付けるようにしろ。将来起こりうる整形外科的トラブルを未然に防いでくれる。
それと、できれば、懸垂のできるところを探して、週一くらいでもいいから懸垂を前面と背面の両方やると肩が前に来ることがなくなり、鉛直姿勢を作るのが簡単になるし、スタイルも良くなるぞ。
それに関連するが、ゴルフは西洋発祥のスポーツだから、外人(白人)ゴルファーの見よう見まねから始まった。
外人の骨盤は前傾してるが、日本人のは立って正面を向いてるから、誰がなんと言おうと股関節から身体を折り曲げ、ケツを突き出してスイングするのだけはやめろ。骨盤を正面に向け、踝重心で動作するようにしろ。どんなに上手い人のアドバイスでもケツプリだけは絶対信用するな。
ハイブランドの商品
巷ではハイブランドのバッグや財布、アクセサリーなどを当たり前のように所持した人たちを沢山みるだろうが、これみよがしにハイブランドですってマークの付いたものは、ほとんどの場合、正直言って下品で恰好悪いのと、大事に使っても決して長持ちしないものが多いので、買えるようになったからと言って、ものとしてもおすすめできないケースが多い。
それだけのお金を払うのであれば、特に革製品については職人自らが良い素材を選び、作った本物を探し、オーダーして作ってもらうのもいいし、そういうのを愛用するといい。
それと革製のビジネスバッグは、運転手付きの車で移動する人向けを想定しているものが多く、若いサラリーマンにとっては合理的選択ではないので、軽く丈夫なナイロン製のものを選ぶといいだろう。
まあ、おなごはそういうのが好きだから余計なことは言わないように。
おなごは外見じゃないぞ
そろそろ、これから知り合うような相手は結婚相手として意識するような事もあるだろう。これだけは言っておく。顔や職業など外形的な事には一切影響を受けないようにしろ。大切なことを書いておく。
しっかりした父親と優しい家庭的な母親の下にたっぷり愛情を受けて育った子。
家族関係が複雑でない子。
家族間の相互依存性が低い家庭で育った精神的に自立した子。
滅多に風邪を引かない元気で丈夫な子。
常識があって賢くおおらかで行動力がある子。
質素で堅実な子。
少なくとも鳥居をくぐれる子。
この条件に合う子と知り合い、かつ発展する確率は低いかもしれない。これに外見などを加えたらもう無理筋になる。
よく心に留めておくように。
では、また、いずれ。
おっさんになったあなたより。
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