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「おじさんのがに股問題」

平日は毎日電車で通勤しています。最寄り駅の地下通路を通るのですが、とても気になるのが、年齢が進んだ人、30代後半以降の人で年齢が進むほど、がに股で歩く人が明らかに多数派になることです。若い人でもいますが、比率は少ないと思います。
こないだの日曜日、自分もランニングをしていたところ、線路の向こうから走ってくる40代後半から50代中盤くらいだろうランニングおじさん4人組がいたのですが、残念ながら4人とも膝を外に出してがに股で走っていました。せっかくいい運動しているのに早晩股関節や膝を痛めてランニングをやめることになるんだろうなぁ〜と。もちろん、余計なお節介はしませんが、この記事読んでくれるといいなぁ〜とは思いましたね。

がに股歩き
私の言う、がに股歩きは、足を逆ハの字に開き、膝を進行方向の外側に向けて出していく歩き方

私自身はゴルフスイングに関する間違った認識によってがに股歩きが助長されましたが、実際には、ちょっと粋がりが入ってきた高校生くらいから、がに股歩きを始めたような記憶がありますし、腰痛を克服するために骨盤を立てるようにしてからも、歩く時の膝の向きは意識しませんでした。たぶん、まだ多少はがに股だったろうと思います。
私が膝の向き(足の向き含めて)の重要性に気付いたのは、鉛直に立つこと・歩くこととのセットで、その重要性に気付いた時で、ほんの一年半ちょっと前です。そこからしばらくはかなり意識して矯正しましたが、最終的には足裏の荷重移動にまで意識が及び、無意識下に収まりました。

一方、腰痛のみならず股関節痛や膝痛を訴える60代後半から70代の諸先輩が後を絶ちません。特に股関節については人工関節の手術をした話し、術後の不具合の話し、手術することになるかもという話しを聞きますが、ほぼ例外なくがに股です。そこまでいくと、痛いからがに股なのか、がに股だから痛くなったのかわからないレベルになってしまっていると思います。

先日、よく一緒にラウンドする先輩もそのあたりのことを意識し始めたようで、股関節のポジションを整えるためには、自転車を漕ぐといいという話しをしていました。
もちろん、よく日本映画に出てくるような、おっちゃんががに股で鼻歌歌いながら自転車漕ぐのは逆効果ですけどね。

痛くなってからでも、本当は遅くないと思っていますが、でも、加齢によって炎症自体がなかなか治まらなくなっているので、症状が出てしまう前、今すぐにでもがに股をやめて、真っ直ぐ足を揃え、膝を進行方向並行に出すように変えることをお薦めしたいです。

内股で歩いているように感じるのは最初だけです。

#より良い自分
#PPNK

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