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ファブナードの水マガジン

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「安全でおいしい水」を飲むことは、健康的な暮らしの基本ですよね。 でも、ペットボトルの水を毎日買うのは、ちょっと気が引ける...。 ここでは、知っておきたい水の情報をわかりやす…
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#急速ろ過

#11 おいしい水と生物の力の関係

緩速ろ過法と急速ろ過法の本当のメリット・デメリット まず、日本の緩速ろ過法の第一人者で…

【TSMCが進出した熊本に学ぶ】お蔭で見えた、日本の水道水源の実情

まえがき この投稿は、TSMC進出を肯定/否定する意図で書いたものではありません。 進出によっ…

【天草の滝つぼ集団食中毒から学ぶ】水の安全と浄水技術の重要性

今年の夏、熊本県天草市の轟の滝で遊んだ人々が、発熱や嘔吐などの症状を訴え、大きなニュース…

#10 おいしい水道水は、原水と浄水場のタイプに左右される

おいしい水の大きな要素である臭いについて前の章まで書いて来ましたが、 一般的には、味とし…

#9 水道水の臭いは塩素が原因じゃない⁉

前の章では、水道水の実際の残留塩素は0.4㎎/L程度と見てきました。 実は、プールの塩素も0.…

【ワンちゃんの水中毒に注意⁉】夏の水分補給と健康管理のポイント

この夏の悲しい事件 某テレビ局のワンちゃん撮影中に倒れ、その後亡くなってしまった事故があ…

#8 上限値がなければ、水道の蛇口で塩素は残り放題なのか

それにしても、水道法では上限値が決められていないのであれば 実際、日本では残留塩素の濃度はどのくらいなのでしょうか。 全国の水質調査結果を纏めたものはないので、個別に見てみました。 すると、全ては確認できませんでしたが、 多くの県で、厚労省の「おいしい水の水質要件」をもとに 残留塩素の上限の目標値を定め管理をしていることがわかりました。 それによると要件値は0.4㎎/L以下となっています。 都道府県において実際の水質検査結果はどうなのかを見ます。 まず、東京都の蛇口の水

#7 日本の「水道水神話」は続くのか?安全な水を考える

日本では、蛇口をひねれば安全でおいしい水が飲めるのが当たり前、、、なのか? 「水道水は安…

#6 水道の水を飲まない日本人? ペットボトルブームと水道需要減少の背景

今ではすっかりおなじみになった、ペットボトル入りの水やお茶。 でも、昔はコーラやジュース…

#5 日本初のミネラルウォーターその背景にある物語

日本では、おいしくて安全な水を求めるようになるのと合わせ、 「ミネラルウォーター」の需要…

#4 冷たい水、温かい水、いつでも手軽に

「蛇口をひねれば安全な水が出る」 そういう日常が、当たり前だと思って過ごしてきました。 …

#3 清廉な水への挑戦、日本の歩み

こんな情勢の中、未来の水を守る、私たちの選択はなんでしょうか? 一般的に言われてているの…

#2 実は水輸入大国⁉ ニッポンの現実

世界では、今も昔も、水は争いの火種となっています。しかし、私たち日本に住んでいると、どこ…

#1 人類史を潤した「水」物語と争い

人類の文明は、大河とともにありました。 水は、文明を育む血液のようなもの。 しかし、現代の私たちは、蛇口をひねれば水が出るのが当たり前になりすぎて、そのありがたみを忘れがちです。 世界では、安全な水が手に入らない国々が今もなお、数多く存在します。 水は、私たち人間にとってそして地球環境にとって、かけがえのない存在。 今回から、水と文明の深い関わりから現代社会が直面する水問題まで、幅広く解説していきます。 人類は約1万年前に氷期を終え、温暖化とともに農耕・牧畜を中心とした生活